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呉載元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
呉 載元(オ・ジェウォン)
2012年10月3日の呉載元
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 ソウル特別市
生年月日 (1985-02-09) 1985年2月9日(39歳)
身長
体重
185 cm
75 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手 一塁手
プロ入り 2007年 2次ドラフト9巡目
初出場 2007年6月13日
最終出場 2022年10月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗大韓民国
WBC 2017年
プレミア12 2015年
獲得メダル
大韓民国の旗 韓国
WBSCプレミア12
2015 野球
オ・ジェウォン
各種表記
ハングル 오 재원
漢字 呉 載元
発音: オ・ジェウォン
日本語読み: ご ざいげん
英語表記: Oh Jae-Won
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呉 載元(オ・ジェウォン、: 오재원1985年2月9日 - )は、大韓民国ソウル特別市出身の元プロ野球選手(内野手)。

経歴

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プロ入り後、1年目は代走や途中出場が主だったが、2年目は100試合に出場しチームの中心選手へ昇格。

その後も徐々に存在感を増していき2011年には2番打者に定着し盗塁王も受賞した。

2014年5月23日、ハンファ戦で韓国プロ野球史上16人目となるサイクル安打を達成した。同年9月に開催された仁川アジア競技大会野球韓国代表に選出された。同大会では、韓国の優勝により兵役免除の恩典を受けることとなった。

2015年はオフの10月7日に第1回WBSCプレミア12韓国代表に選出された[1]。準決勝では日本投手の前に抑えこまれていた許敬民の代打として出場し、則本昂大から反撃の口火を切るレフト前ヒットを打った[2]。同年に初めてフリーエージェント(FA)となったが、4年契約で斗山と再契約した。

2017年はシーズン開幕前の3月に開催された第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表に選出された。

2018年まではセカンドのレギュラーとして出場を続けたが、若手との競争が激化している。

2019年はキャプテンを務めるも打撃が1割台と低迷。7年ぶりに規定打席に到達しなかった。

同年オフシーズンに2度目のFAを申請し、3年最大19億ウォンの大型契約で再契約、2020年も斗山の主将を務める[3]

2020年7月1日のキウム・ヒーローズ戦では2回表に韓賢熙から走者一掃のタイムリー二塁打を放った。これにより史上96人目の通算500打点を達成。

しかしその後は極度の成績不振に陥り、8月にはその責任を取って主将職を辞任。臨時主将には呉在一が抜擢された。

2022年は自己最少となる18試合の出場に終わり現役引退を表明、10月8日に蚕室野球場で引退セレモニーを行った。

2024年3月19日、麻薬類管理法違反などの嫌疑によりソウル江南警察署に逮捕された[4]

プレースタイル・人物

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勝負欲がとても強く、感情表現豊かな選手である[5][6]。その一方で、「フェアプレイ精神・スポーツマンシップに反する」と批判される危険なプレーをすることも多く、2013年5月23日の試合ではランナー1・3塁の場面で二盗を試みた時に、二塁手が捕球できずこぼしたボールを遠くに転がして三塁走者である李鍾旭の進塁を狙ったり、2014年8月7日の試合では遅いゴロをさばいた時に、普通に送球すれば余裕でアウトだったタイミングにもかかわらず、わざと走者の文ウラムに駆け寄って守備妨害をとろうとしたり、さらにその翌日には併殺を避けるため二塁手の足元を狙った悪質なスライディングをかけたりし、極め付けは2015年6月7日には折れて先が尖ったバットを持ったまま一塁に走り、これで相手の守備陣を突こうとしたため激しく非難された。これらは全てネクセン・ヒーローズ戦で起こったことである。

また、相手の士気を挫くためか飛球を打ち上げた時に派手にバットを投げるパフォーマンス(所謂「バットフリップ」)を行う場面が凡打・単打・長打・本塁打を問わず目撃される。2015年プレミア12準決勝でも、9回表2死満塁からセンターフライを打ち上げた時にこのパフォーマンスを見せた[7][8]

ソウルのお洒落エリアとして有名な狎鴎亭で、カフェTRYST(トリスト)という店を経営している。芸能人なども度々彼の店を訪れている。

詳細情報

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年度別打撃成績

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年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 2塁打 3塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2007 斗山 0.259 49 58 10 15 4 0 0 19 5 3 2 4 1 17 1 1
2008 0.248 117 282 45 70 10 3 0 86 28 28 7 17 7 62 3 9
2009 0.230 106 209 36 48 3 0 0 51 12 12 3 20 6 44 5 2
2010 0.276 123 384 59 106 17 3 0 129 37 35 10 29 4 76 5 14
2011 0.277 129 466 73 129 18 4 6 173 46 46 7 39 9 62 6 11
2012 0.282 77 188 29 53 7 3 0 66 17 14 2 17 0 43 4 2
2013 0.260 113 308 54 80 14 7 7 129 44 33 11 49 6 62 6 7
2014 0.318 110 359 60 114 21 6 5 162 40 33 7 50 2 61 7 7
2015 0.280 120 411 60 115 20 2 11 172 59 31 8 47 4 94 9 8
2016 0.272 122 416 68 113 18 1 5 148 58 13 10 54 5 82 10 16
2017 0.237 127 334 43 79 16 1 7 118 40 7 7 47 2 85 5 6
2018 0.313 132 473 78 148 24 1 15 219 81 15 6 41 2 119 13 17
2019 0.164 98 177 30 29 8 1 3 48 18 6 2 25 0 50 3 7
2020 0.232 85 155 25 36 7 1 5 60 27 10 5 16 0 49 3 5
2021 0.167 45 72 6 12 3 0 0 15 5 2 0 6 0 18 3 2
2022 0.172 18 31 29 5 2 0 0 7 4 1 2 1 0 9 1 0
通算 16シーズン 0.267 1571 4321 678 1152 192 33 64 1602 521 289 89 462 48 933 84 114

背番号

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  • 48 (2007年)
  • 7 (2008年 - 2009年)
  • 53 (2010年 - 2012年)
  • 97 (2013年)
  • 17 (2014年 - 2015年)
  • 24 (2016年 - 2022年)

タイトル

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  • 最多盗塁:1回(2011年)

代表歴

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脚注

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外部リンク

[編集]
  • 選手の各国通算成績 KBO