向井酒造
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒626-0423 京都府与謝郡伊根町字平田67 北緯35度40分29.1秒 東経135度17分11秒 / 北緯35.674750度 東経135.28639度座標: 北緯35度40分29.1秒 東経135度17分11秒 / 北緯35.674750度 東経135.28639度 |
設立 | 1754年(宝暦4年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 1130001040774 |
事業内容 | 日本酒の製造・販売 |
代表者 | 向井義昶 |
外部リンク | http://kuramoto-mukai.jp/ |
向井酒造株式会社(むかいしゅぞう)は、京都府与謝郡伊根町にある蔵元。1754年(宝暦4年)創業。海に面して舟屋群の一角に蔵が建ってる[1]。
概要
[編集]1754年(宝暦4年)創業。交通網が未発達の頃は、酒蔵のそばの船着き場から、宮津まで船で酒を運んでいた[2]。現杜氏は向井久仁子氏[1][3]。向井酒造は当主夫妻どちらも東京農業大学の卒業生であり、新しい日本酒の製造を意欲的に行っている[4]。伊根町においては、代表銘柄の「京の春」の看板を掲げた蔵は町のシンボルともされている[5]。伊根町で有名な舟屋を仕込み蔵として使用している[6]。日本で海からいちばん近い蔵、そして日本でいちばん狭い蔵として紹介もされている[7]。
商品
[編集]- 京の春:代表銘柄。純米大吟醸の他、山廃仕込みやにごり酒など、さまざまなバリエーションがある。
- 伊根満開:古代米である赤米を用いたため、透明感のある赤い色をしている。杜氏の向井久仁子が恩師の勧めで東京農業大学醸造科学科在学時から温めていたアイデアを実現させた[8]。2007年(平成19年)10月末日に、皇太子に献上。駐日大使時代のキャロライン・ケネディは「レッド、ライスワイン、プリーズ」と言って買い求めたこともある[9]。ほかにも世界的レストランであるノーマでは東京のホテルで期間限定営業の日本店オープンの際、伊根満開を採用している[9]。
- 美穂久仁:蔵の杜氏の大学の同窓生が茨城県で有機栽培した美山錦で醸された酒[10]
- ええにょぼ
- 益荒猛男(ますらたけお):伊根の漁師をイメージして名付けられた山廃仕込みの辛口原酒。
- あかちゃびん:古代米の米粉と赤い酒粕で作った純米ロールケーキ(ノンアルコール)
- 酒粕アイス:夏限定商品(ノンアルコール)
- 紅白の甘酒:赤い甘酒は赤米を用いる。(ノンアルコール)
脚注
[編集]- ^ a b 『らくたび文庫 京都の地酒蔵』コトコト、2011年
- ^ 京都新聞1998年9月18日朝刊 22面「のれん(47)向井酒造(伊根町平⽥)245年の家訓を次世代へ」
- ^ 公式サイト
- ^ 吉田元著『京の酒学』臨川書店、2016年、p.233
- ^ 中野恵利著『ちいさな酒蔵33の物語 -美しのしずくを醸す 時・人・地』人文書院、2015年、p.129
- ^ 中野恵利著『ちいさな酒蔵33の物語 -美しのしずくを醸す 時・人・地』人文書院、2015年、p.127
- ^ 増田晶文著『うまい日本酒をつくる人たち』草思社、2017年、p.225
- ^ 「向井酒造 伊根満開 古代米の「赤」、日本酒に(技のある風景)」朝日新聞2004年12月4日東京夕刊 6面
- ^ a b 増田晶文著『うまい日本酒をつくる人たち』草思社、2017年、p.228
- ^ らくたび文庫『京都の地酒蔵』株式会社コトコト、2011年11月15日、78頁。
参考文献
[編集]書籍
- 『京都の地酒蔵』コトコト、2011年。
- 吉田元/著『京の酒学』臨川書店、2016年。
- 中野恵利/著『ちいさな酒蔵33の物語 -美しのしずくを醸す 時・人・地』人文書院、2015年。
- 増田晶文/著『うまい日本酒をつくる人たち』草思社、2017年。