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吉村昭の歴史小説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉村昭の歴史小説(よしむらあきらのれきししょうせつ)では、歴史上の事件を題材にした、あるいはノンフィクションに近い吉村昭の作品をあげる。

主人公や主筋はフィクションであっても背景がほぼノンフィクションの作品を含めた。ただし吉村周辺の個人的なできごとを主とするものは原則として除いた。

一覧

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  • 短編集に書籍化された短編は、短編集名を併記した。
  • 「事件年」のうち、中心となる事件の時期を特定しにくい場合は、吉村の取材年で代用した[注 1]
作品名 書籍化年 事件年 原稿用紙概数 場所 主人公 内容 吉村による解説文
戦艦武蔵 1966 1942 420 長崎~レイテ沖 三菱重工業 太平洋戦争・兵器・戦艦武蔵

戦艦武蔵ノート[1]

水の葬列 1967 1967[注 2] 220 富山県・黒部 主人公と主筋は創作 建設・黒部第四ダム

黒部に挑んだ男たち[2]

高熱隧道 1967 1940 350 富山県・黒部 佐藤組(佐藤工業、小説内では佐川組) 建設・黒部川第三発電所

「高熱隧道」の取材[3][4]

殉国 陸軍二等兵 比嘉真一 1967 1945 330 沖縄 真一(モデルは国吉真一 ) 太平洋戦争・沖縄戦

「殉国」ノートから[5][4]

零式戦闘機 1968 1939 510 名古屋 堀越二郎 太平洋戦争・兵器・いわゆるゼロ戦

「零式戦闘機」取材ノート[3][4]

大本営が震えた日 1968 1941 560 中国・広東 杉坂共之少佐 太平洋戦争・機密文書紛失・上海号不時着事件

戦記と手紙[5][4]

神々の沈黙 1969 1968 500 北海道札幌、ケープタウン 和田寿郎 医学・心臓移植

消えた鼓動[6]

陸奥爆沈 1970 1943 390 山口県柱島 Q二等兵曹 太平洋戦争・事故・陸奥 (戦艦)

戦艦を爆沈させた水兵[7]

海の壁 (後改題『三陸海岸大津波』) 1970 1896 230 岩手県・宮城県 県民 災害・地震・三陸津波

高さ50メートル 三陸大津波[8]

空白の戦記 / 艦首切断 1970 1935 90 岩手県沖 初雪・夕霧船員 太平洋戦争以前・事故・第四艦隊事件
空白の戦記 / 顛覆 1970 1934 60 長崎・平戸 植野宜好二等水兵 太平洋戦争以前・事故・友鶴 (水雷艇)の転覆

水雷艇「友鶴」謎の転覆[9]

空白の戦記 / 敵前逃亡 1970 1945 40 沖縄・渡嘉敷島 主人公と主筋は創作 太平洋戦争・沖縄戦
空白の戦記 / 最後の特攻機 1970 1945 30 鹿児島県・鹿屋 宇垣纒 太平洋戦争・8月15日夕方の特攻
空白の戦記 / 太陽を見たい 1970 1945 40 沖縄・伊江島 大城シゲ 太平洋戦争・沖縄戦

忘れられない眼[10]

空白の戦記 / 軍艦と少年 1970 1938 50 長崎 早瀬(仮名) 太平洋戦争・兵器・戦艦武蔵設計図紛失
細菌 (後改題『蚤と爆弾』) 1970 1940 330 満州・ハルピン モデルは石井四郎 太平洋戦争・兵器・細菌兵器・731部隊

細菌戦兵器と医師[11]

羆 / ハタハタ 1971 1952 100 秋田県能代[注 3] 俊一 事故・ハタハタ漁
日本医家伝[注 4] / 山脇東洋 1971 1759 30 京都 山脇東洋 医学・日本最初の人体解剖図 『日本医家伝』と岩本さん[12]
日本医家伝 / 前野良沢 1971 1774 30 江戸 前野良沢 医学・『解体新書』翻訳
日本医家伝 / 伊東玄朴 1971 1858 30 江戸 伊東玄朴 医学・種痘・お玉が池種痘所

聴衆[13]

日本医家伝 / 土生玄碩 1971 1828 30 江戸 土生玄碩 医学・ベラドンナによる眼手術
日本医家伝 / 楠本いね 1971 1827 30 長崎 楠本いね 医学・日本最初の女医
日本医家伝 / 中川五郎治 1971 1824 30 北海道・松前 中川五郎治 医学・種痘伝来
日本医家伝 / 笠原良策 1971 1849 30 越前(福井県) 笠原良策 医学・種痘の普及
日本医家伝 / 松本良順 1971 1864 30 江戸 松本良順 医学・幕末の西洋医学
日本医家伝 / 相良知安 1971 1869 30 東京 相良知安 医学・ドイツ医学導入
日本医家伝 / 荻野ぎん 1971 1885 30 東京 荻野ぎん 医学・日本最初の国家試験合格女医
日本医家伝 / 高木兼寛 1971 1884 30 東京 高木兼寛 医学・脚気
日本医家伝 / 秦佐八郎 1971 1911 30 ドイツ・フランクフルト 秦佐八郎 医学・梅毒治療薬発見
逃亡 1971 1944 340 霞ケ浦~北海道 幸四郎(本名 賀沢昇) 太平洋戦争・日本軍・逃亡

闇の中からの声[7][14]

めっちゃ医者伝 (後改題『雪の花』) 1971 1849 210 越前(福井県) 笠原良策 医学・種痘の普及
背中の勲章 1971 1942 310 太平洋~アメリカ 中村末吉一等水兵 太平洋戦争・捕虜

空襲のこと[15]

総員起シ[注 5] / 総員起シ 1972 1944 190 愛媛県松山沖 小西愛明少尉 太平洋戦争・事故・潜水艦

伊号第三十三潜水艦の沈没と浮揚[16]

総員起シ / 海の棺 1972 1945 70 北海道日高沖 中尉 太平洋戦争・輸送船大誠丸の撃沈

手のない遺体[17][4]

総員起シ / 烏の浜 1972 1945 80 北海道増毛町沖 小笠原丸乗員 太平洋戦争・避難船小笠原丸撃沈

小笠原丸の沈没[17] [4][18]

海の史劇 1972 1905 1010 対馬海峡 ジノヴィー・ロジェストヴェンスキー中将 日露戦争・日本海海戦

「海の史劇」ノートから[5][4]

下弦の月 / 下弦の月 1973 1926 90 千葉県 岩淵熊次郎 鬼熊事件
下弦の月 / 手首の記憶[注 6] 1973 1945 70 サハリン 看護師ら 太平洋戦争・避難・従軍看護師集団自決
下弦の月 / 剃刀[注 6] 1973 1945 40 沖縄 理容師比嘉仁才 太平洋戦争・沖縄戦

那覇市の理髪師[10]

下弦の月 / 動物園 1973 1943 50 東京 飼育係長福永 太平洋戦争・戦時猛獣処分
深海の使者 1973 1942 630 マレー~フランス 遠藤忍内野信二艦長 太平洋戦争・潜水艦

キ-77第二号機(A-26)[19]

海の鼠 / 魚影の群れ 1973 1972[注 2] 80 青森県大間 モデルは泉徳実 動物・マグロ釣り

小説の映画化[7]

魚影の群れ[注 7] / 海の鼠 1973 1950 210 愛媛県宇和島市沖 久保田豊(作品中では久保) 動物・鼠大量発生

庭の鼠[2]

関東大震災 1973 1923 490 東京 東京市民 災害・地震・関東大震災

「関東大震災」ノート[5][4]

冬の鷹 1974 1774 580 江戸 前野良沢 医学・『解体新書』翻訳

「冬の鷹」ノート[5][4]

磔 / 磔 1975 1597 90 長崎 パウロ三木 キリシタン・日本二十六聖人殉教
磔 / 三色旗 1975 1808 90 長崎 ズーフ 江戸時代後期・フェートン号事件

フェートン号事件[20]

磔 / コロリ 1975 1877 50 千葉県小湊 沼野玄昌 医学・コレラ

安政コロリ大流行[21]

磔 / 動く牙 1975 1865 90 越前(福井県) 武田伊賀守 幕末・天狗党が越前に入る

越前の水戸浪士勢[19]

磔 / 洋船建造 [注 8] 1975 1855 140 静岡県・伊豆 川路聖謨 幕末・ロシア

歴史の村[22]

北天の星 1975 1824 1050 北海道・松前 中川五郎治 医学・種痘伝来

中川五郎治について[17][4]

漂流 1976 1785 710 伊豆鳥島 野村長平 漂流

無人島野村長平[19]

海軍乙事件 / 海軍乙事件 1976 1944 380 フィリピン 福留繁中将 太平洋戦争・機密文書紛失・海軍乙事件

福留参謀長の遭難と救出[16]

海軍乙事件 / 海軍甲事件 1976 1943 240 パプアニューギニア 山本五十六 太平洋戦争・山本五十六戦死

山本連合艦隊司令長官の死[16]

海軍乙事件 / 8人の戦犯 [注 9] 1976 1945 60 東京・巣鴨 8人の戦犯 太平洋戦争・戦犯
海軍乙事件 / シンデモラッパヲ 1976 1894 40 朝鮮・牙山 白神源次郎木口小平 日清戦争

木口小平とイエス・キリスト[11]

羆嵐 1977 1915 350 北海道・苫前 銀四郎のモデルは山本兵吉 災害・動物・三毛別羆事件

羆について[17][4]

赤い人 1977 1881 420 北海道・樺戸 月形潔西川寅吉 建設・囚人による北海道開拓

五寸釘寅吉/偽造紙幣と観音像[17][4]

ふぉん・しいほるとの娘 1978 1827 2100 長崎 楠本イネ 医学・日本最初の女医

洋方女医楠本イネと娘高子[19]

海の絵巻 (後改題『鯨の絵巻』) 1978 1930 100 和歌山県太地 刃刺・君太夫 動物・古式捕鯨
遠い日の戦争 1978 1945 390 福岡市など 琢也(仮名) 太平洋戦争・戦犯・油山事件

創作雑話[23]

熊撃ち 1979 1971[注 2] 310 北海道と富山 7人の猟師 動物・熊を撃つ

七人の猟師と七人の物語[24]

ポーツマスの旗 1979 1905 600 アメリカ・ポーツマス 小村寿太郎 日露戦争・ポーツマス講和条約

小村寿太郎の椅子[19]

海も暮れきる 1980 1926 450 瀬戸内海・小豆島 尾崎放哉 伝記・自由律俳人

尾崎放哉と小豆島[12]

虹の翼 1980 1891 810 長崎 二宮忠八 発明・飛行器

二宮忠八と飛行器[19]

光る壁画 1981 1952 500 東京 モデルは深海正治宇治達郎 医学・発明・胃カメラ

胃カメラ[25]

脱出 / 脱出 1982 1945 60 サハリン 光雄(架空人物) 太平洋戦争・避難・サハリンから

終戦直後の悲話[7]

脱出 / 焰髪 1982 1945 40 奈良東大寺 玄照住職 太平洋戦争・避難・仏像の疎開
脱出 / 鯛の島 1982 1945 100 山口県情島 清作(架空人物) 太平洋戦争・戦後・戦災孤児
脱出 / 他人の城 1982 1945 110 沖縄 儀一(架空人物) 太平洋戦争・避難・輸送船対馬丸撃沈

沖縄への船旅・船上の旅情[26]

脱出 / 珊瑚礁 1982 1944 70 サイパン 義明(架空人物) 太平洋戦争・避難・サイパン
間宮林蔵 1982 1811 790 サハリン 間宮林蔵 江戸時代後期・北方探検

間宮林蔵にいきつくまで[7]

月下美人 1983 1979 100 東京 菊川(本名 賀沢昇) 太平洋戦争・戦後・『逃亡』の主人公の後日談 [注 10]
破獄 1983 1944 600 青森~網走 モデルは白鳥由栄 囚人・脱獄王

「破獄」の史実調査[23]

長英逃亡 1984 1844 1300 江戸など 高野長英 医者・逃亡・蛮社の獄

逃亡者の跡をたどって[7]

秋の街 / 船長泣く 1984 1926 70 太平洋 船長と捨次 漂流・良栄丸

幽霊船に残っていた航海日誌[4]

花渡る海 1985 1813 570 ロシア、安芸(広島県) 久蔵 漂流・医学・種痘伝来

種痘伝来記[19]

海の祭礼 1986 1848 760 長崎 ラナルド・マクドナルド 江戸時代後期・森山栄之助の英語習得

鯨が日本を開国させた/マクドナルドの上陸地/マクドナルドの顕彰碑[7]

蜜蜂乱舞 1987 1973[注 2] 360 鹿児島県鹿屋市~北海道上川郡 モデルは石踊利男 動物・蜜蜂

フェリーでの出会い[7]

闇を裂く道 1987 1934 820 静岡県・伊豆 鉄道工業鹿島組 建設・丹那トンネル

水を吸い尽くした魔のトンネル[7]

帰艦セズ / 帰艦セズ 1988 1944 70 北海道・小樽 成瀬(仮名) 太平洋戦争・日本軍・逃亡

小樽の丘に立って[7]

帰艦セズ / 飛行機雲 1988 1968 40 東京 君塚(本名杉坂共之)夫人 太平洋戦争・戦後・『大本営が震えた日』の後日談

時間[27]

帰艦セズ / 霰ふる 1988 1984[注 2] 40 石川県輪島市・鹿磯 岩海苔採り 事故・岩海苔採取

能登の女たち[28]

海馬 / 海馬 1989 1988[注 2] 60 北海道・羅臼 モデルは鈴木泰夫 動物・トド撃ち

トド撃ちの名人たち[7]

海馬 / 銃を置く 1989 1977 30 北海道・苫前 大川春義 災害・動物・三毛別羆事件の後日談

苫前へ五度目の旅[7]

桜田門外ノ変 1990 1860 1030 江戸 関鉄之介 幕末・桜田門外の変

「桜田門外ノ変」余話/原稿用紙を焼く[23]

幕府軍艦「回天」始末 1990 1869 230 岩手県宮古湾~函館 榎本武揚 幕末・戊辰戦争宮古湾海戦

幕府軍艦とフランス人[7]

幕府軍艦「回天」始末 / 牛 1990 1824 40 鹿児島県宝島 宝島島民 江戸時代後期・外国捕鯨船員との戦闘
白い航跡 1991 1884 840 東京 高木兼寛 医学・脚気

脚気と高木兼寛[10]

黒船 1991 1853 650 神奈川県・浦賀 堀達之助 幕末・ペリー来航・通訳

雪国の墓[2]

平家物語 1992 1185 690 西日本 平家 平家物語

動かなくなった万年筆[29]

ニコライ遭難 1993 1891 610 滋賀県大津市 津田三蔵 日露関係・大津事件

ロシア皇太子と刺青[23]

天狗争乱 1994 1864 890 水戸~越前 武田伊賀守 幕末・天狗党の乱

読者からの手紙[23]

プリズンの満月 1995 1950 340 東京・巣鴨 鶴岡(モデルは森田石蔵) 太平洋戦争・戦犯・東京裁判

『プリズンの満月』をめぐって[30]

彦九郎山河 1995 1793 660 本州、九州 高山彦九郎 江戸時代後期・尊号一件

反権論者高山彦九郎[19]

落日の宴 1996 1854 810 長崎、伊豆下田 川路聖謨 幕末・ロシア・日露和親条約

日本人にとっての"鏡"[31]

朱の丸御用船 1997 1830 320 三重県志摩半島波切村 波切村民 江戸時代後期・波切騒動

地方の史家[22]

遠い幻影 / 遠い幻影 1998 1943 30 静岡県・藤枝駅 従兄 太平洋戦争・事故・鉄道事故

家系というもの[2]

遠い幻影 / 梅の蕾 1998 1982 30 岩手県田野畑村 早瀬仙平村長 医者・無医村

すがすがしい読後感[32]

生麦事件 1998 1862 870 神奈川県・生麦村(現横浜市) 薩摩藩 幕末・生麦事件

生麦事件の調査[23]

アメリカ彦蔵 1999 1859 830 アメリカ 浜田彦蔵 漂流民が通訳に

一人の漂流民のこと/13歳船乗りの数奇な運命 [12]

夜明けの雷鳴 2000 1868 520 北海道函館 高松凌雲 幕末・医学・戊辰戦争函館戦争

幕末[33]

島抜け / 島抜け 2000 1844 230 鹿児島県・種子島など 講談師瑞龍 漂流・遠島刑からの脱出

秀れた研究者[2]

島抜け / 梅の刺青 2000 1869 80 東京 遊女みき 医学・献体

解剖[25]

敵討 / 敵討 2001 1846 150 江戸 熊倉伝十郎 敵討・天保の改革・護持院原の敵討

歴史小説としての敵討[2]

敵討 / 最後の仇討 2001 1880 150 福岡、東京 臼井六郎 敵討・仇討禁止令

行倒れ、そして仇討[33]

東京の戦争 2001 1945 230 東京 作者本人[注 11] 太平洋戦争・東京

オレンジ色のマフラー[33]

大黒屋光太夫 2003 1782 800 ロシア 大黒屋光太夫 漂流・神昌丸

小説「大黒屋光太夫」の執筆[2]

漂流記の魅力 2003 1793 210 ロシア 津太夫 漂流・若宮丸

独自の海洋文学[33]

暁の旅人 2005 1864 450 江戸 松本良順 医学・幕末の西洋医学

『暁の旅人』創作ノート[20]

彰義隊 2005 1868 660 江戸など 輪王寺宮 幕末・戊辰戦争

多彩な人間ドラマ/濁水の中を行く輪王寺宮[8]

死顔 / クレイスロック号遭難 2006 1889 20 サハリン沖 日本政府 日露関係・ロシアのクレイスロック号遭難。未完成原稿

外部リンク

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脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 取材年を吉村が記載していない場合は、作品の発表開始の半年前とした。
  2. ^ a b c d e f 吉村の取材年
  3. ^ 吉村昭『わが心の小説家たち』7章による
  4. ^ この12作のうち6作を吉村は後年長編にした。
  5. ^ 文庫版短編集『総員起シ』には他に「手首の記憶」「剃刀」を含む。
  6. ^ a b 文庫版では『総員起シ』に収録
  7. ^ 新潮社は文庫化にあたり短編集名を変更した。
  8. ^ この作品は単行本にはなく、文庫版『磔』のみに収録
  9. ^ この作品は単行本にはなく、文庫版『海軍乙事件』のみに収録
  10. ^ 主人公の出版記念会の本とは、小池喜孝・賀沢昇『雪の墓標』朝日新聞社 1979
  11. ^ これは随筆だが、ノンフィクション小説に近いと見なして、例外的にこのリストに含めた。

出典

[編集]
  1. ^ 吉村昭 『戦艦武蔵ノート』図書出版社 1970
  2. ^ a b c d e f g 吉村昭『わたしの普段着』新潮社 2005
  3. ^ a b 吉村昭『精神的季節』講談社 1972
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m 吉村昭『万年筆の旅』文春文庫 1986
  5. ^ a b c d e 吉村昭『白い遠景』講談社 1979
  6. ^ 吉村昭『消えた鼓動』筑摩書房 1971
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m 吉村昭『史実を追う旅』文春文庫 1991
  8. ^ a b 吉村昭『ひとり旅』文藝春秋 2007
  9. ^ 『歴史への招待23 昭和編』 日本放送出版協会 1982
  10. ^ a b c 吉村昭『私の引出し』文藝春秋 1993
  11. ^ a b 吉村昭『お医者さん・患者さん』中公文庫 1985
  12. ^ a b c 吉村昭『私の好きな悪い癖』講談社 2000
  13. ^ 吉村昭『蟹の縦ばい』毎日新聞社 1979
  14. ^ 吉村昭『昭和の戦争 4』新潮社 2015
  15. ^ 吉村昭『東京の戦争』筑摩書房 2001
  16. ^ a b c 吉村昭『戦史の証言者たち』毎日新聞社 1981
  17. ^ a b c d e 吉村昭『冬の海』筑摩書房 1980
  18. ^ 吉村昭『昭和の戦争 5』新潮社 2015
  19. ^ a b c d e f g h 吉村昭『歴史の影絵』中央公論社 1981(のち文春文庫)
  20. ^ a b 吉村昭『白い道』岩波書店 2010
  21. ^ 『歴史への招待 16』日本放送出版協会 1981 (新コンパクト・シリーズでは『NHK歴史への招待 18 江戸大地獄』 1990)
  22. ^ a b 吉村昭『わたしの流儀』新潮社 1998
  23. ^ a b c d e f 吉村昭『史実を歩く』文春新書 1998
  24. ^ 『吉村昭 歴史の記録者』河出書房新社 2008
  25. ^ a b 吉村昭『事物はじまりの物語』ちくまプリマー新書 2005
  26. ^ 吉村昭『75度目の長崎行き』河出書房新社 2009
  27. ^ 吉村昭『見えない橋』文藝春秋 2002
  28. ^ 吉村昭『旅行鞄のなか』毎日新聞社 1989
  29. ^ 吉村昭『履歴書代わりに』河出書房新社 2011
  30. ^ 吉村昭『昭和の戦争 6』新潮社 2016
  31. ^ 吉村昭『歴史小説集成 4』岩波書店 2009
  32. ^ 将基面誠『無医村に花は微笑む』ごま書房 2006 の序文
  33. ^ a b c d 吉村昭『縁起のいい客』文藝春秋 2003