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叫ぶ骨 -札幌・大沼・羊蹄山殺人行-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
叫ぶ骨
-札幌・大沼・羊蹄山殺人行-
ジャンル テレビドラマ
脚本 金子成人
演出 松田耕二
金沢健次
出演者 世良公則
斉藤慶子
白木美貴子
茅野佐智恵
神保美喜
長門裕之
音楽 長谷部徹
製作
プロデューサー 松田耕二
川村靖
制作 北海道放送TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1997年8月18日
放送時間21:00 - 22:54
放送枠月曜ドラマスペシャル
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『叫ぶ骨 -札幌・大沼・羊蹄山殺人行-』(さけぶほね さっぽろ・おおぬま・ようていざん さつじんぎょう)は、1997年8月18日TBS系列の月曜ドラマスペシャル枠(21時 - 22時54分)にて放映されたテレビドラマ北海道放送(HBC)が製作する『北海道旅情サスペンス』シリーズ第2弾。

あらすじ

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北海道札幌オートバイショップを営む今野岩男が家族で美瑛へとオートキャンプに出掛けた。その行楽の途中、エゾヘビイチゴを見つけると、その下の土に白骨化した人の手が浮き出ているのを発見してしまった。岩男は道南の植物であるエゾヘビイチゴが北側の美瑛に存在していたことに違和感を覚える。被害者は長野市養蜂業者・蒔田と判明。死亡時期は7年前の1990年7月であるとされた。死の真相を確かめたい蒔田の妹・なおみと、岩男と陽子の3人は失踪当時の蒔田の足取りをたどり始める。
 なおみの記憶を手掛かりに、蒔田が7年前最後にハチミツを発送した地である大沼公園から、積丹半島余市と新たな情報を探す中、羊蹄山のふもと・喜茂別にある「北村牧場」に蒔田がミツバチの箱を設置するため毎年訪れていた事実を掴み、その北村牧場のオーナー・北村が10年前(1987年7月18日)に不審な転落事故で死亡していたことを知る。その転落死を他殺と立証できずに定年退職した元刑事・藤川と岩男達は、10年前の北村の死と、7年前の蒔田の死は関連があるのではないかと気付き始める。カギとなるのは北村・蒔田のどちらとも面識がある北村の妻と考えられ、北村の死後に保険金を入手し行方知れずとなっていた妻・寿子(としこ)が、函館洞爺湖温泉大沼と転々と居所を移しては各地で男とトラブルを起こし、現在はすすきので会員制高級クラブママとして勤務していることを藤川が調べ上げた。その高級クラブママの写った写真を見た陽子は「どこかで見覚えがある」と言う・・・馴染みのはるこママの後輩ホステス「みゆきママ」が姿をくらましていた寿子の現在の姿だった。寿子は街中で「鈴の音」がすると異様な関心を示す特徴があり、白骨が発見された場所から同時に出てきた遺留品である鈴に対しては特に極端な反応を示した。その鈴は、寿子が5歳の時に事故死した父の形見の鈴であり、寿子が美瑛で蒔田を埋めている最中に落としてしまった物的証拠でもあった。美瑛の地でエゾヘビイチゴが部分的に群生したのは、蒔田が道南の大沼で殺害された時の服にエゾヘビイチゴの種子が付いた状態で殺害され、400km以上北に離れた美瑛に運ばれ埋められたことを示すものであり、「ここに居る」という蒔田の叫びだったのだ。

オープニング・エンディング映像をはじめ、本編の随所に制作局であるHBC特選の北海道の雄大な自然や生物の映像が織り込まれている[1]

キャスト

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スタッフ

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協力

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脚注

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TBS系列 月曜ドラマスペシャル
前番組 番組名 次番組
向田邦子終戦特別企画
蛍の宿
(1997.8.11)
叫ぶ骨
-札幌・大沼・羊蹄山殺人行-
(1997.8.18)
冠婚葬祭殺人事件
(原作:赤川次郎)
(1997.8.25)