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古照遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移設展示された古墳時代遺構松山市考古館展示室)。
出土した部材を基に復元された高床建物松山市考古館屋外展示)。
古照遺跡の位置(愛媛県内)
古照遺跡
古照遺跡
位置図

古照遺跡(こでらいせき)は、愛媛県松山市南江戸町に所在する古墳時代遺跡。建築廃材を利用して造られた取水が検出された。

概要

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1972年(昭和47年)に松山市が下水処理場(現:松山市下水道中央浄化センター)の建設工事中をしていた際に発見された。出土した遺跡は木組み遺構であり、4世紀から5世紀にかけて埋没した竪穴建物の跡だと考えられていたが、後に建築廃材を利用して作られた大規模な農業用取水施設の一部、3基の取水堰の跡であることが判明した[1]。当時の水稲栽培を支えた農業工学のレベルを窺える貴重な遺跡となっている[2]

展示

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松山市考古館にて、屋内で堰の常設展示が行われているほか、屋外には部材から再現された高床建物が展示されている。

脚注

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  1. ^ 常設展示室>古照遺跡”. 松山市考古館. 2018年10月26日閲覧。
  2. ^ 全国遺跡報告総覧 古照遺跡”. 奈良文化財研究所. 2018年10月26日閲覧。

関連項目

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座標: 北緯33度50分09.8秒 東経132度44分32.3秒 / 北緯33.836056度 東経132.742306度 / 33.836056; 132.742306