コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

千葉ニュータウン中央駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千葉ニュータウン駅から転送)
千葉ニュータウン中央駅
北口(2020年1月)
ちばにゅーたうんちゅうおう
Chiba Newtown Chūō
地図
所在地 千葉県印西市中央南一丁目1390-1
北緯35度48分0.7秒 東経140度6分58.9秒 / 北緯35.800194度 東経140.116361度 / 35.800194; 140.116361座標: 北緯35度48分0.7秒 東経140度6分58.9秒 / 北緯35.800194度 東経140.116361度 / 35.800194; 140.116361
駅番号 HS12
所属事業者 北総鉄道千葉ニュータウン鉄道
京成電鉄
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
(北総鉄道)-2019年-
23,899人/日
(京成電鉄)-2023年-
4,939人/日
開業年月日 1984年昭和59年)3月19日
乗入路線 2 路線
所属路線 北総鉄道北総線 *
キロ程 23.8 km(京成高砂起点)
HS11 小室 (4.0 km)
(4.7 km) 印西牧の原 HS13
所属路線 京成電鉄成田空港線
(成田スカイアクセス線)
*
キロ程 23.8 km(京成高砂起点)
(HS08) 新鎌ヶ谷 (11.1 km)
(8.5 km) 印旛日本医大 (HS14)
備考 共同使用駅(北総鉄道の管轄駅)
* 京成高砂 - 印旛日本医大間は両線の共用区間
テンプレートを表示
南口(2022年7月)
駅出入口(2022年7月)

千葉ニュータウン中央駅(ちばニュータウンちゅうおうえき)は、千葉県印西市中央南一丁目にある、北総鉄道京成電鉄である。

本項では、成田新幹線未成駅である千葉ニュータウン駅(仮称)についても記述する。

概要

[編集]
北口側の商業施設と高層ビル群(2012年11月)

北総鉄道の北総線と、京成電鉄の成田空港線(成田スカイアクセス線)が乗り入れているが、当駅を含む区間では両線が施設を共有し、成田スカイアクセス線列車としてスカイライナー(当駅は通過)とアクセス特急が、北総線列車として特急・急行・普通がそれぞれ運行され、実用上は同一の路線のような形で運用されている。

ただし当駅を含む区間においては、北総・京成とも線路や施設を保有しない第二種鉄道事業者となっており、施設を保有している第三種鉄道事業者千葉ニュータウン鉄道である。なおこの駅は北総鉄道・京成電鉄の共同使用駅であるが、駅の運営は北総鉄道が行う。駅番号は北総鉄道に対してのみ付与されており、HS12である[1]

当駅での京成電鉄の株主優待乗車証の利用は不可である。京成電鉄最北端の駅である(京成の管轄駅としては成田湯川駅が最北端)。

歴史

[編集]

当初は、併設して成田新幹線東京 - 成田空港間)の千葉ニュータウン駅が設置される予定であったが、同線が建設中止(未成線)となったため、実現しなかった。駅北側に隣接する形態で設置される計画であり、北総線および国道464号に並行して伸びる広大な開削スペースは、この成田新幹線の用地として用意されたものだった。現在は国道464号の平行高規格道路である北千葉道路専用部に転用されて使われている[2]

当駅と小室駅の中間に谷田駅(仮称)の設置計画があったが、千葉ニュータウンの開発計画の変更により、設置は見送られている。なお、駅予定地のスペースは現在も確保されており、線路脇の柵が路線の外側に広がっている。

2000年(平成12年)7月22日の印旛日本医大延伸前までは当駅始発・終着電車が存在していたため、一部の駅の発車標には「NT中央」「ニュータウン中央」と表示されていたほか、車両側も開業から数年間「ニュータウン中央」の行先表示を使用していた。なお、後に折り返し設備は撤去された。

年表

[編集]

駅構造

[編集]

島式ホーム1面2線の地上駅で、橋上駅舎を有している。ホームとコンコースを連絡する上りエスカレーターエレベーターが設置されている。ホーム上には待合室売店が設置されている。

駅構内は広く、イベント開催時にはイベントスペースとして使用される。なお、コンコースには定期券売り場、ファミリーマートドラッグストアがあり、改札内には多目的トイレおよびらーばんねっとのモニターが設置されている。

NTTBPの公衆無線LAN設備が設置されており、docomo Wi-Fiが利用できる。またUQコミュニケーションズの公衆無線LAN設備が設置されており、Wi2の公衆無線LANサービスが利用できる。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先
1 HS 北総線
KS 成田スカイアクセス線
上り 新鎌ヶ谷東松戸京成高砂日本橋西馬込 羽田空港横浜方面
2 下り 印西牧の原印旛日本医大 成田空港方面

利用状況

[編集]
  • 北総鉄道 - 2019年度の1日平均乗降人員は23,899人で、[4] 北総線の駅では京成高砂駅に次ぎ第2位であり、乗り換え駅である新鎌ヶ谷駅東松戸駅よりも多い。
  • 京成電鉄 - 2023年度の1日平均乗降人員は4,939人で、京成線内69駅中第57位である。ただし、これはアクセス特急のみの乗降人員である[5]

年度別1日平均乗降・乗車人員(北総鉄道)

[編集]

開業年(1988年)以降の北総鉄道の1日平均乗降・乗車人員は以下の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[6][注釈 1]
年度 乗降人員 乗車人員
総数 普通 定期
1988年(昭和63年) 2,394 712 1,682
1989年(平成元年) 3,208 916 2,292
1990年(平成02年) 4,818 1,190 3,628
1991年(平成03年) 6,743 1,912 4,831
1992年(平成04年) 7,927 2,266 5,661
1993年(平成05年) 9,049 2,628 6,421
1994年(平成06年) 11,027 3,280 7,747
1995年(平成07年) 11,371 3,414 7,957
1996年(平成08年) 11,783 3,647 8,136
1997年(平成09年) 12,540 3,760 8,780
1998年(平成10年) 13,367 4,030 9,337
1999年(平成11年) 13,225 4,141 9,084
2000年(平成12年) 25,596 12,942 3,861 9,081
2001年(平成13年) 12,926 4,038 8,888
2002年(平成14年) 12,880 3,973 8,907
2003年(平成15年) 12,841 3,943 8,898
2004年(平成16年) 25,373 12,822 3,841 8,981
2005年(平成17年) 26,320 13,143 3,984 9,159
2006年(平成18年) 27,166 13,753 4,320 9,433
2007年(平成19年) 28,394 14,304 4,602 9,702
2008年(平成20年) 29,628 14,870 4,672 10,198
2009年(平成21年) 30,028 15,057 4,590 10,467
2010年(平成22年) 30,792 15,455 4,740 10,715
2011年(平成23年) 31,911 16,025 5,071 10,954
2012年(平成24年) 33,361 16,571 5,135 11,436
2013年(平成25年) 25,551 12,819 4,813 8,636
2014年(平成26年) 24,278 12,139 3,853 8,286
2015年(平成27年) 24,543 12,304 3,996 8,308
2016年(平成28年) 24,879 12,472 3,979 8,493
2017年(平成29年) 24,587 12,309 3,991 8,319
2018年(平成30年) 24,117 12,069 3,957 8,112
2019年(令和元年) 23,899 11,951 3,914 8,037

年度別1日平均乗降人員(京成電鉄)

[編集]

2010年の成田スカイアクセス開業以降の京成側の1日平均乗降人員は以下の通りである。

年度別1日平均乗降人員[6]
年度 乗降人員 乗車人員 降車人員
総数 普通 定期 総数 普通 定期
2010年(平成22年) 4,142 2,071 712 1,359 2,071 712 1,359
2011年(平成23年) 4,332 2,142 753 1,389 2,190 801 1,389
2012年(平成24年) 4,617 2,283 812 1,471 2,334 863 1,471
2013年(平成25年) 4,823 2,387 836 1,551 2,436 885 1,551
2014年(平成26年) 4,540 2,254 755 1,499 2,286 787 1,499
2015年(平成27年) 4,659 2,313 810 1,503 2,346 843 1,503
2016年(平成28年) 4,859 2,413 843 1,570 2,446 876 1,570
2017年(平成29年) 4,977 2,471 873 1,598 2,506 908 1,598
2018年(平成30年) 4,915 2,439 879 1,560 2,476 916 1,560
2019年(令和元年) 4,999 2,483 881 1,602 2,516 914 1,602
2020年(令和02年) 4,049 2,010 641 1,369 2,039 670 1,369
2021年(令和03年) 4,087 2,024 757 1,267 2,063 796 1,267
2022年(令和04年) 4,591 2,279 893 1,386 2,312 926 1,386
2023年(令和05年) 4,939 2,457 969 1,488 2,482 994 1,488

駅周辺

[編集]
三井住友海上千葉ニュータウンセンター

当駅は文字通り千葉ニュータウンの中心部に位置し、周辺には商業施設や企業が多く、印西市の経済・産業の中心地となっている。なお、印西市役所や印西警察署などの行政機関は、木下駅周辺に立地している。また、当駅は白井市東部の桜台地区に近接しているため、同市民の利用も見受けられる。

1990年代初頭までは商業施設があまりなかったが、1991年平成3年)11月27日には南口にダイエー千葉ニュータウン店(2002年5月31日閉店、跡地に5588 ENTERTAINMENT CHIBA-NEWTOWNが出店)、1995年(平成7年)には北口にアルカサールが開業。その後、2000年(平成12年)には北口にジャスコ(現:イオン)、2006年(平成18年)には隣接してイオンモール千葉ニュータウンが開業するなど大型商業施設が集約している。また、1980年代後半からは、東京電機大学東京基督教大学などの教育機関も立地するようになった。イオンモールが立地する付近は、1995年(平成7年)頃まで広大なコスモス畑となっており、毎年になると「コスモス祭」が開催されていた。

2008年(平成20年)1月15日の「印西市歩行喫煙、ポイ捨て等防止条例」施行に伴い、千葉ニュータウン中央駅周辺は重点区域に指定され、指定喫煙場所以外の喫煙・空き缶などのごみのポイ捨ての違反者に対し、同年4月1日から過料徴収を実施している[7]

周辺交通

[編集]

行政・公共施設

[編集]

教育施設

[編集]
東京基督教大学

郵便局・金融機関

[編集]
印西郵便局

企業

[編集]
三菱UFJ銀行千葉センタービル
みずほ銀行千葉事務センター

主な商業施設

[編集]
イオンモール千葉ニュータウン

その他

[編集]
北総花の丘公園

バス路線

[編集]
のりば 系統 主要経由地 行先 運行事業者 備考
千葉ニュータウン中央駅北口 北口循環線(外回り) 桜台センター・木刈四丁目・ビジネスモール中央 千葉ニュータウン中央駅北口 ちばレインボーバス
北口循環線(内回り) ビジネスモール中央・木刈四丁目・桜台センター
西の原外循環線 ビジネスモール中央・印西牧の原駅北口
深夜急行バス 京成成田駅 成田空港 成田空港交通
西ルート 木刈四丁目・松山下公園・木下駅前 市役所 印西市ふれあいバス
小倉・松山下公園・木下駅前
布佐ルート 木刈四丁目・松山下公園・布佐駅東口・木下駅南口
南ルート 武西・船尾坂上・松崎 印西牧の原駅南口
木刈フレンドリープラザ前・ビジネスモール中央・高花団地入口
東ルート 谷田・白井 白井市役所 白井市循環バス(ナッシー号)
桜台センター・白井車庫・白井・白井駅東口
直行便 新鎌ヶ谷駅 鎌ヶ谷観光バス
(生活バスちばにう)
月曜日 - 金曜日(祝祭日含む)のみ運行
北環状線周り 白井駅北口・白井市役所
牧の原循環 印西牧の原駅北口 千葉ニュータウン中央駅北口
千葉ニュータウン中央駅 神崎線 原山小学校・鹿黒 木下駅 ちばレインボーバス
西の原線 原山小学校・高花二丁目・西の原公園・印西牧の原駅 日医大千葉北総病院
高花線 給食センター・高花二丁目 高花
給食センター・高花団地入口
新鎌ヶ谷駅 土曜・休日のみ運行
神崎線 原山小学校・船尾車庫・船岡坂上・秀明大学八千代緑が丘駅 津田沼駅 平日朝のみ八千代緑が丘駅までの運行。また、休日朝のみ八千代緑が丘駅経由津田沼駅行きが運行される。全日、船尾車庫まで運行。船尾車庫にて乗り継ぎ割引あり。
東京電機大学スクールバス 木下ルート 東京電機大学

深夜急行バス(京成成田駅成田空港第2ターミナルまで乗車可能)

深夜急行バスの到着便(降車扱いのみ)

  • 銀座駅(数寄屋橋)・東京駅八重洲口・兜町 → 千葉ニュータウン中央駅・印旛日本医大駅(平和交通)

イベント

[編集]

ロケーション撮影

[編集]

トヨタ自動車トヨタ・カリーナ』テレビCM (1996年放映) 千葉ニュータウン中央駅改札での撮影。

隣の駅

[編集]

西隣の小室駅は船橋市にあるが、途中白井市を経由しており、当駅のある印西市と船橋市は一切隣接はしていない。

北総鉄道・京成電鉄
HS 北総線・KS 成田スカイアクセス線(成田空港線)
アクセス特急
新鎌ヶ谷駅 (HS08) - 千葉ニュータウン中央駅 (HS12) - 印旛日本医大駅 (HS14)
特急・普通
小室駅 (HS11) - 千葉ニュータウン中央駅 (HS12) - 印西牧の原駅 (HS13)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2010年度から2012年度までは、北総鉄道の数値に成田スカイアクセス(京成電鉄)の乗降人員が含まれているので注意が必要である(参考:印西市の統計

出典

[編集]
  1. ^ 京成時刻表Vol.25 2010年7月9日
  2. ^ 北千葉道路(千葉ニュータウン地区内)の一部開通について” (PDF). 千葉県 (2012年5月11日). 2012年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月2日閲覧。
  3. ^ 京成電鉄成田空港線の運賃認可申請について”. 京成電鉄 (2009年12月16日). 2011年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月2日閲覧。
  4. ^ 2021年度版 KEISEI MEDIA GUIDE”. 京成エージェンシー. 2022年5月2日閲覧。
  5. ^ 2023年度 駅別1日平均乗降人員”. 京成電鉄. 2024年5月21日閲覧。
  6. ^ a b 1日平均乗車人員は 千葉県統計年鑑 による(2022年を除く)。
  7. ^ 印西市歩行喫煙、ポイ捨て等防止条例制定”. 印西市 (2008年12月3日). 2008年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月2日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]