千厩駅
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千厩駅 | |
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駅舎(2023年10月) | |
せんまや Semmaya | |
◄摺沢 (9.2 km) (3.6 km) 小梨► | |
岩手県一関市千厩町千厩字上駒場15[1] | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■大船渡線 |
キロ程 | 39.8 km(一ノ関起点) |
電報略号 | セマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
156人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)7月15日[1] |
備考 | 無人駅[1] |
千厩駅(せんまやえき)は、岩手県一関市千厩町千厩字上駒場[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大船渡線の駅である[2]。
歴史
[編集]開業から1928年(昭和3年)9月1日までは終着駅であった。開業当時は駅舎側から順に、貨物積卸用の「貨物一番線」、発送整備車や留置車を収容する「貨物二番線」、上り列車ならびに待避貨車用の「表一番線」、下り列車用の「裏一番線」、解放車や整備車を留置する「裏二番線」のあわせて5線を設けていた[3]。また、駅構内には売店が設けられ、酒や雑貨のほか、和洋紙や当時千厩町の主産業だった煙草などが販売されていた[4]。
年表
[編集]- 1927年(昭和2年)7月15日:終着駅として開業[5]。
- 1970年(昭和45年)9月:駅舎を改築[6]。
- 1972年(昭和47年)1月1日:貨物の取り扱いを廃止[5]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の扱いを廃止[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[5]。
- 1999年(平成11年):業務委託化。[要出典]
- 2019年(令和元年)9月5日:簡易自動券売機を撤去。[要出典]
- 2024年(令和6年)
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅である[2]。駅舎とホームは構内踏切で連絡している。駅舎の事務室部分の大半は保線休憩室に改造され、その際に出札窓口を現在の場所に新設し、出改札業務を兼掌化した。[要出典]
気仙沼駅管理の無人駅である。[要出典]無人化される前までは、JR東日本東北総合サービスが委託する業務委託駅で[9]、みどりの窓口が設置されていた[7][2]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■大船渡線 | 上り | 一ノ関方面[10] |
2 | 下り | 気仙沼方面[10] |
-
改札口(2023年10月)
-
ホーム(2023年10月)
-
構内踏切(2023年10月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、1928年度(昭和3年度)- 2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。なお、乗車人員のピークは1967年度(昭和42年度)に記録した1,700人で、乗客総数も62万9114人で最多であった[12]。
1日平均乗車人員推移 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
1928年(昭和 | 3年)193 | [4] | ||
1952年(昭和27年) | 862 | [13] | ||
1953年(昭和28年) | 900 | |||
1954年(昭和29年) | 961 | |||
1955年(昭和30年) | 932 | |||
1956年(昭和31年) | 948 | |||
1957年(昭和32年) | 958 | |||
1958年(昭和33年) | 1,029 | |||
1959年(昭和34年) | 1,018 | |||
1960年(昭和35年) | 1,094 | |||
1961年(昭和36年) | 1,095 | |||
1962年(昭和37年) | 1,153 | |||
1963年(昭和38年) | 1,345 | |||
1964年(昭和39年) | 1,509 | |||
1965年(昭和40年) | 1,603 | [14] | ||
1966年(昭和41年) | 1,678 | |||
1967年(昭和42年) | 1,700 | |||
1968年(昭和43年) | 1,634 | |||
1969年(昭和44年) | 1,582 | |||
1970年(昭和45年) | 1,530 | |||
1971年(昭和46年) | 1,402 | |||
1972年(昭和47年) | 1,294 | |||
1973年(昭和48年) | 1,216 | |||
1974年(昭和49年) | 1,165 | |||
1975年(昭和50年) | 1,130 | |||
1976年(昭和51年) | 1,093 | |||
1977年(昭和52年) | 1,018 | |||
1978年(昭和53年) | 955 | |||
1979年(昭和54年) | 897 | |||
1980年(昭和55年) | 874 | |||
1981年(昭和56年) | 790 | |||
1982年(昭和57年) | 724 | [13] | ||
1983年(昭和58年) | 630 | |||
1984年(昭和59年) | 608 | |||
1985年(昭和60年) | 569 | |||
1986年(昭和61年) | 556 | |||
1987年(昭和62年) | 495 | |||
1988年(昭和63年) | 474 | |||
1989年(平成元年) | 480 | |||
1990年(平成 | 2年)456 | |||
1991年(平成 | 3年)503 | |||
1992年(平成 | 4年)444 | |||
1993年(平成 | 5年)427 | |||
1994年(平成 | 6年)399 | |||
1995年(平成 | 7年)380 | |||
1996年(平成 | 8年)406 | |||
1997年(平成 | 9年)370 | |||
1998年(平成10年) | 321 | |||
1999年(平成11年) | 322 | |||
2000年(平成12年) | 318 | [利用客数 1] | ||
2001年(平成13年) | 326 | [利用客数 2] | ||
2002年(平成14年) | 314 | [利用客数 3] | ||
2003年(平成15年) | 307 | [利用客数 4] | ||
2004年(平成16年) | 297 | [利用客数 5] | ||
2005年(平成17年) | 295 | [利用客数 6] | ||
2006年(平成18年) | 309 | [利用客数 7] | ||
2007年(平成19年) | 292 | [利用客数 8] | ||
2008年(平成20年) | 305 | [利用客数 9] | ||
2009年(平成21年) | 292 | [利用客数 10] | ||
2010年(平成22年) | 288 | [利用客数 11] | ||
2011年(平成23年) | 非公表 | |||
2012年(平成24年) | 52 | 219 | 272 | [利用客数 12] |
2013年(平成25年) | 51 | 227 | 279 | [利用客数 13] |
2014年(平成26年) | 50 | 207 | 257 | [利用客数 14] |
2015年(平成27年) | 47 | 206 | 254 | [利用客数 15] |
2016年(平成28年) | 40 | 174 | 214 | [利用客数 16] |
2017年(平成29年) | 40 | 167 | 208 | [利用客数 17] |
2018年(平成30年) | 35 | 163 | 199 | [利用客数 18] |
2019年(令和元年) | 29 | 152 | 181 | [利用客数 19] |
2020年(令和 | 2年)16 | 147 | 163 | [利用客数 20] |
2021年(令和 | 3年)16 | 146 | 163 | [利用客数 21] |
2022年(令和 | 4年)16 | 140 | 156 | [利用客数 22] |
駅周辺
[編集]- 一関市立千厩小学校
- 岩手県立千厩病院
- 千厩警察署
- 岩手県立千厩高等学校
- 国道284号(千厩バイパス)
- 国道456号
隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線
- 臨時快速「ポケモントレイン気仙沼号」停車駅
脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d e “駅の情報(千厩駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月31日閲覧。
- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 56号 新庄駅・気仙沼駅・鳴子温泉駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年9月15日、25頁。
- ^ 千厩町史編纂委員会 2000, p. 689.
- ^ a b 千厩町史編纂委員会 2000, p. 690.
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、485頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「シリーズ駅大船渡線「Local Station」vol.5」『I-style』第159巻、一関市、2012年5月1日、2面。オリジナルの2012年11月2日時点におけるアーカイブ。2021年11月3日閲覧。
- ^ a b c “駅の情報(千厩駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月29日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
- ^ “JR東日本東北総合サービス株式会社が運営する単独受託駅一覧(2023年7月1日現在)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2024年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月29日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(千厩駅)”. 東日本旅客鉄道. 2023年12月22日閲覧。
- ^ 『2022年3月ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2021年12月17日 。2024年8月11日閲覧。
- ^ 千厩町史編纂委員会 2000, p. 503.
- ^ a b 千厩町史編纂委員会 2005, p. 504.
- ^ 千厩町企画商工課(編)「緊急レポート大船渡線のゆくえ」『広報せんまや』第299号、1982年6月15日、3頁。
利用状況
[編集]- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 千厩町史編纂委員会 編『千厩町史 第4巻 近代編』千厩町、2000年7月31日。
- 千厩町史編纂委員会 編『千厩町史 第5巻 現代編』千厩町、2005年9月12日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(千厩駅):JR東日本