コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

北秩父別駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北秩父別仮乗降場から転送)
北秩父別駅
駅全景(2024年8月)
きたちっぷべつ
Kita-Chippubetsu
秩父別 (2.4 km)
(3.2 km) 石狩沼田
地図
所在地 北海道雨竜郡秩父別町六条
北緯43度47分21.47秒 東経141度57分39.61秒 / 北緯43.7892972度 東経141.9610028度 / 43.7892972; 141.9610028座標: 北緯43度47分21.47秒 東経141度57分39.61秒 / 北緯43.7892972度 東経141.9610028度 / 43.7892972; 141.9610028
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 留萌本線
キロ程 11.2 km(深川起点)
電報略号 キヘ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2014年-
開業年月日 1956年昭和31年)7月1日
備考 無人駅
テンプレートを表示

北秩父別駅(きたちっぷべつえき)は、北海道空知総合振興局雨竜郡秩父別町六条にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線である。電報略号キヘ

一部の普通列車は通過する(1日に上り4本、下り2本のみの停車)。そのため石狩沼田方面の始発は16時21分と、片方向の始発の時刻としては日本で最も遅い。

歴史

[編集]
1977年の北秩父別仮乗降場と周囲約500m範囲。左上が留萌方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

[編集]

「秩父別」の北方に位置するため「北」を冠した[3]

駅構造

[編集]

線路の南西側(石狩沼田方面に向かって左手側)に木製の単式ホーム1面1線を有する地上駅であり[4]転轍機を持たない棒線駅となっている[4]。ホーム深川方はスロープとなって駅の外へ通じている[5]

開業時からの無人駅で駅舎は無いが、ホーム中央部分に秩父別町が管理する待合所(老朽化のため2022年〔令和4年〕6月から閉鎖)を有する[4][2]

待合所は高さ約2.9メートル、広さ約11.2平方メートルの木造平屋の建物であり[2]、壁面に手書きの駅名標が掲示されている[5]。町の管理とはなっているが、2022年(令和4年)時点でJR北海道・秩父別町どちらの財産でもないことが判明しており、開業時に近隣住民が建てたとみられている[2]

木造待合所撤去後、スロープ下にプレハブの待合所が新設された。

利用状況

[編集]

乗車人員の推移は以下のとおり。「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1992年(平成04年) (1) [4] 乗降人員2人
2011年(平成23年) (4) [6] 乗降人員8人
2012年(平成24年) (2) 乗降人員4人
2013年(平成25年) (3) 乗降人員6人
2014年(平成26年) (2) 乗降人員4人
2015年(平成27年) 10名以下 [JR北 1]
2016年(平成28年) 2.8 [JR北 2] 同年度中に留萌駅 - 増毛駅間廃止
2017年(平成29年) 1.6 [JR北 3]
2018年(平成30年) 1.0 [JR北 4]
2019年(令和元年) 0.4 [JR北 5]
2020年(令和02年) 0.2 [JR北 6]
2021年(令和03年) 0.0 [JR北 7]
2022年(令和4年) (0.5) 0.0 [JR北 8][2] 同年度末で石狩沼田駅 - 留萌駅間廃止。

待合所封鎖前に秩父別町が2022年(令和4年)6月22日から7月1日までの10日間の利用を調査。期間中の乗降者は計9人。

2023年(令和05年) 0.0 [JR北 9]

駅周辺

[編集]

周辺には数軒の農家と田畑しかない。附近の水田には、4月下旬頃に多くの白鳥が飛来する[5]

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道(JR北海道)
留萌本線(一部列車は当駅通過)
秩父別駅 - 北秩父別駅 - 石狩沼田駅

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)44ページより。
  2. ^ a b c d e f 斎藤, 雅史 (2022年7月26日). “「秘境」北秩父別駅、待合室傾き閉鎖 26年に廃止提案…修理悩む町 JR留萌線”. 北海道新聞. 2022‐07-28時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月27日閲覧。
  3. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)105ページより。
  4. ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)154ページより。
  5. ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)167ページより。
  6. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月24日閲覧
  7. ^ 6条3丁目 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月8日閲覧。

JR北海道

[編集]
  1. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
  2. ^ 駅別乗車人員(2016)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2017年12月8日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180817124109/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/koumoku/03.pdf2018年8月17日閲覧 
  3. ^ 留萌線(深川・留萌間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818074206/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/03.pdf2018年8月18日閲覧 
  4. ^ 留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  5. ^ 留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]