北秩父別駅
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(北秩父別仮乗降場から転送)
北秩父別駅 | |
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駅全景(2024年8月) | |
きたちっぷべつ Kita-Chippubetsu | |
◄秩父別 (2.4 km) (3.2 km) 石狩沼田► | |
所在地 | 北海道雨竜郡秩父別町六条 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 留萌本線 |
キロ程 | 11.2 km(深川起点) |
電報略号 | キヘ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
4人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1956年(昭和31年)7月1日 |
備考 | 無人駅 |
北秩父別駅(きたちっぷべつえき)は、北海道(空知総合振興局)雨竜郡秩父別町六条にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅である。電報略号はキヘ。
一部の普通列車は通過する(1日に上り4本、下り2本のみの停車)。そのため石狩沼田方面の始発は16時21分と、片方向の始発の時刻としては日本で最も遅い。
歴史
[編集]- 1956年(昭和31年)7月1日:日本国有鉄道留萠本線の秩父別駅 - 石狩沼田駅間に北秩父別仮乗降場(局設定)として新設開業[1]。旅客のみ取扱い。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。同時に駅に昇格。北秩父別駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 1997年(平成9年)4月1日:路線名を留萌本線に改称[1]。
- 2022年(令和4年)
駅名の由来
[編集]「秩父別」の北方に位置するため「北」を冠した[3]。
駅構造
[編集]線路の南西側(石狩沼田方面に向かって左手側)に木製の単式ホーム1面1線を有する地上駅であり[4]、転轍機を持たない棒線駅となっている[4]。ホーム深川方はスロープとなって駅の外へ通じている[5]。
開業時からの無人駅で駅舎は無いが、ホーム中央部分に秩父別町が管理する待合所(老朽化のため2022年〔令和4年〕6月から閉鎖)を有する[4][2]。
待合所は高さ約2.9メートル、広さ約11.2平方メートルの木造平屋の建物であり[2]、壁面に手書きの駅名標が掲示されている[5]。町の管理とはなっているが、2022年(令和4年)時点でJR北海道・秩父別町どちらの財産でもないことが判明しており、開業時に近隣住民が建てたとみられている[2]。
木造待合所撤去後、スロープ下にプレハブの待合所が新設された。
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旧待合所があったころの全景(2004年6月)
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ホーム(2017年8月)
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駅名標(2021年9月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1992年(平成 | 4年)(1) | [4] | 乗降人員2人 | ||
2011年(平成23年) | (4) | [6] | 乗降人員8人 | ||
2012年(平成24年) | (2) | 乗降人員4人 | |||
2013年(平成25年) | (3) | 乗降人員6人 | |||
2014年(平成26年) | (2) | 乗降人員4人 | |||
2015年(平成27年) | 10名以下 | [JR北 1] | |||
2016年(平成28年) | 2.8 | [JR北 2] | 同年度中に留萌駅 - 増毛駅間廃止 | ||
2017年(平成29年) | 1.6 | [JR北 3] | |||
2018年(平成30年) | 1.0 | [JR北 4] | |||
2019年(令和元年) | 0.4 | [JR北 5] | |||
2020年(令和 | 2年)0.2 | [JR北 6] | |||
2021年(令和 | 3年)0.0 | [JR北 7] | |||
2022年(令和4年) | (0.5) | 0.0 | [JR北 8][2] | 同年度末で石狩沼田駅 - 留萌駅間廃止。
待合所封鎖前に秩父別町が2022年(令和4年)6月22日から7月1日までの10日間の利用を調査。期間中の乗降者は計9人。 | |
2023年(令和 | 5年)0.0 | [JR北 9] |
駅周辺
[編集]周辺には数軒の農家と田畑しかない。附近の水田には、4月下旬頃に多くの白鳥が飛来する[5]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)44ページより。
- ^ a b c d e f 斎藤, 雅史 (2022年7月26日). “「秘境」北秩父別駅、待合室傾き閉鎖 26年に廃止提案…修理悩む町 JR留萌線”. 北海道新聞. 2022‐07-28時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月27日閲覧。
- ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)105ページより。
- ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)154ページより。
- ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)167ページより。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月24日閲覧
- ^ “6条3丁目 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月8日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
- ^ 「駅別乗車人員(2016)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2017年12月8日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブ 。2018年8月17日閲覧。
- ^ 「留萌線(深川・留萌間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブ 。2018年8月18日閲覧。
- ^ “留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 北秩父別|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company