2008年北京オリンピックの陸上競技
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2008年北京オリンピックの陸上競技 | |
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日程 | 2008年8月15日 - 8月24日 |
競技場 | 北京国家体育場 |
参加国 | 200カ国・地域 |
参加選手 | 2056人 (男子 : 1082人 / 女子 : 974人) |
種目数 | 47 (男子 : 24 / 女子 : 23) |
新記録 |
世界新 : 5 五輪新 : 17 |
サイト | IAAF |
← 2004 2012 → |
2008年北京オリンピックの陸上競技(2008ねんペキンオリンピックのりくじょうきょうぎ)は、北京国家体育場をメインスタジアムとして2008年8月15日から8月24日までの競技日程で実施された。男女計47種目が行われ、200カ国・地域から2056人の選手が参加した[1]。この大会で5種目の世界新記録と17種目のオリンピック新記録が誕生した。
概要
[編集]女子3000m障害が正式種目として採用され、男子は24種目、女子は1種目増え23種目で行われた。
標準記録
[編集]標準記録Aを突破した選手は1ヶ国につき最大3選手までエントリーが可能、標準記録Bもしくは標準記録以下でも1ヶ国につき1選手のエントリーが可能。実施競技と標準記録は以下の通り。
種目 | 男子標準記録A | 男子標準記録B | 女子標準記録A | 女子標準記録B |
---|---|---|---|---|
100m | 10秒21 | 10秒28 | 11秒32 | 11秒42 |
200m | 20秒59 | 20秒75 | 23秒00 | 23秒20 |
400m | 45秒55 | 45秒95 | 51秒55 | 52秒35 |
800m | 1分46秒00 | 1分47秒60 | 2分00秒00 | 2分01秒30 |
1500m | 3分36秒60 | 3分39秒00 | 4分07秒00 | 4分08秒00 |
5000m | 13分21秒50 | 13分28秒00 | 15分09秒00 | 15分24秒00 |
10000m | 27分50秒00 | 28分10秒00 | 31分45秒00 | 32分20秒00 |
マラソン | 2時間15分00秒 | 2時間18分00秒 | 2時間37分00秒 | 2時間42分00秒 |
20km競歩 | 1時間23分00秒 | 1時間24分30秒 | 1時間33分30秒 | 1時間38分00秒 |
50km競歩 | 4時間00分00秒 | 4時間07分00秒 | - | - |
100mハードル | - | - | 12秒96 | 13秒11 |
110mハードル | 13秒55 | 13秒72 | - | - |
400mハードル | 49秒20 | 49秒50 | 55秒60 | 56秒50 |
3000m障害 | 8分24秒60 | 8分32秒00 | 9分46秒00 | 9分55秒00 |
走高跳 | 2m30cm | 2m27cm | 1m95cm | 1m91cm |
棒高跳 | 5m70cm | 5m55cm | 4m45cm | 4m30cm |
走幅跳 | 8m20cm | 8m05cm | 6m72cm | 6m60cm |
三段跳 | 17m10cm | 16m80cm | 14m20cm | 14m00cm |
砲丸投 | 20m30cm | 19m80cm | 18m35cm | 17m20cm |
円盤投 | 64m50cm | 62m50cm | 61m00cm | 59m00cm |
ハンマー投 | 78m50cm | 74m00cm | 69m50cm | 67m00cm |
やり投 | 81m80cm | 77m80cm | 60m50cm | 56m00cm |
七種競技 | - | - | 6,000 点 | 5,800 点 |
十種競技 | 8,000 点 | 7,700 点 | - | - |
競技結果
[編集]男子
[編集]女子
[編集]国・地域別のメダル獲得数
[編集]順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | アメリカ合衆国 (USA) | 7 | 10 | 8 | 25 |
2 | ケニア (KEN) | 6 | 4 | 6 | 16 |
3 | ジャマイカ (JAM) | 5 | 4 | 2 | 11 |
4 | ロシア (RUS) | 5 | 1 | 4 | 10 |
5 | エチオピア (ETH) | 4 | 2 | 1 | 7 |
6 | キューバ (CUB) | 2 | 1 | 3 | 6 |
7 | ベルギー (BEL) | 2 | 0 | 0 | 2 |
8 | イギリス (GBR) | 1 | 2 | 5 | 8 |
9 | オーストラリア (AUS) | 1 | 2 | 1 | 4 |
ウクライナ (UKR) | 1 | 2 | 1 | 4 | |
11 | ニュージーランド (NZL) | 1 | 1 | 0 | 2 |
ノルウェー (NOR) | 1 | 1 | 0 | 2 | |
ポーランド (POL) | 1 | 1 | 0 | 2 | |
トリニダード・トバゴ (TTO) | 1 | 1 | 0 | 2 | |
15 | ブラジル (BRA) | 1 | 0 | 2 | 3 |
16 | イタリア (ITA) | 1 | 0 | 1 | 2 |
17 | カメルーン (CMR) | 1 | 0 | 0 | 1 |
チェコ (CZE) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
エストニア (EST) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
パナマ (PAN) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
ポルトガル (POR) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
ルーマニア (ROU) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
スロベニア (SLO) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
24 | ベラルーシ (BLR) | 0 | 2 | 1 | 3 |
25 | ナイジェリア (NGR) | 0 | 2 | 0 | 2 |
26 | 中国 (CHN) (開催国) | 0 | 1 | 3 | 4 |
27 | フランス (FRA) | 0 | 1 | 2 | 3 |
28 | バハマ (BAH) | 0 | 1 | 1 | 2 |
モロッコ (MAR) | 0 | 1 | 1 | 2 | |
30 | クロアチア (CRO) | 0 | 1 | 0 | 1 |
エクアドル (ECU) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
ドイツ (GER) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
日本 (JPN) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
カザフスタン (KAZ) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
ラトビア (LAT) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
南アフリカ (RSA) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
スーダン (SUD) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
38 | カナダ (CAN) | 0 | 0 | 2 | 2 |
39 | フィンランド (FIN) | 0 | 0 | 1 | 1 |
リトアニア (LTU) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
合計 | 47 | 48 | 46 | 141 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 当初、優勝がラシド・ラムジ(バーレーン)2位はキプロプ、3位はウィリスであったが、オリンピック後のドーピング再検査で、オリンピック後に検査法が確立されたエリスロポエチンの陽性反応が出たため、IOCは2009年11月18日(現地時間)、ラムジは失格・メダル剥奪と発表。キプロプ以下の順位が繰り上がった[2]。
- ^ 当初、優勝はジャマイカチームであったが、オリンピック後のドーピング再検査でネスタ・カーターに禁止薬物の陽性反応が出たため、IOCは2017年1月、ジャマイカチームを失格処分とした。その後、ネスタ・カーターがスポーツ仲裁裁判所に提訴したが棄却されたため2018年12月、正式に繰り上げが決まった[3]。
- ^ 当初、3位はロシアであったが、オリンピック後のドーピング再検査でデニス・アレクセエフに禁止薬物の陽性反応が出たため、IOCは2016年9月、ロシアの失格とメダル剥奪を発表した。その結果、4位のイギリスが3位に繰り上がった[4]。
- ^ 当初はデニス・ユルチェンコが3位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、デレク・マイルズ以下が繰り上がりとなった[5]。
- ^ 当初はアンドレイ・ミフネビッチが3位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、ディラン・アームストロング以下が繰り上がりとなった[6]。
- ^ a b 競技後のドーピング検査で、使用が禁止されているテストステロンの陽性反応が出たため、IOCの協議の結果、2位デフヤトフスキー、3位チホンの両者は失格とメダル剥奪が決定。4位以下の選手の順位が繰り上がったが、両者がスポーツ仲裁裁判所に不服を申し立て、2010年6月10日に処分が撤回されたためメダルの獲得が認められた。
- ^ 当初はトルコのエルバン・アベイレゲッセが2位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、メセレト・デファー以下が繰り上がりとなった[7]。
- ^ 当初はトルコのエルバン・アベイレゲッセが2位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、シャレーン・フラナガン以下が繰り上がりとなった[7]。
- ^ 当初はエカテリーナ・ヴォルコワが3位だったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、タチアナ・アルヒポワ以下が繰り上がりとなった[8]。
- ^ 当初はロシアチームが1位となったが、後日ユリア・チェルモシャンスカヤのドーピング違反が発覚し失格、ベルギーチーム以下が繰り上がりとなった[9]。
- ^ 当初、ロシアチームが2位だったがドーピング違反したため剥奪、ジャマイカ以下繰り上がり。
- ^ 当初はアンナ・チチェロワが3位だったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、チャウント・ロー以下が繰り上がりとなった[10]。
- ^ 当初はタチアナ・レベデワが2位だったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、ブレッシング・オカグバレ以下が繰り上がりとなった[11]。
- ^ 当初は2位タチアナ・レベデワ、3位クリソピギ・デベツィだったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、オルガ・リパコワ以下が繰り上がりとなった[12]。
- ^ 当初は2位ナタリア・ミフネビッチ、3位ナドゼヤ・オスタプチュクだったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、ミスレイディス・ゴンザレス以下繰り上がりとなった[13]。
- ^ 当初はヤレリス・バリオスが2位だったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、オレナ・アントノワ以下が繰り上がりとなった[14]。
- ^ 当初はマリア・アバクモワが2位だったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、クリスティーナ・オーバークフォル以下が繰り上がりとなった[11]。
- ^ 当初は アクサナ・ミアンコワが1位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、イプシ・モレノ以下繰上げとなった[15]。
- ^ 当初、2位はリュドミラ・ブロンスカ(ウクライナ)であったが、競技後のドーピング検査で陽性反応が出たため、ハイレアス・ファウンテン以下の選手の順位が繰り上がった。その後、繰り上がり3位となったタチアナ・チェルノワもドーピング違反が発覚し、ケリー・サザートン以下繰り上がりとなった[16]。
出典
[編集]- ^ Athletics at the 2008 Beijing Summer Games[リンク切れ]Archived 2020年4月17日, at the Wayback Machine. Sports-Refernce. 2012年6月24日閲覧.
- ^ ラムジの金メダルはく奪へ IOC、薬物違反で - 47NEWS
- ^ 男子400リレーのジャマイカ失格=日本は銀に繰り上がり-北京五輪ドーピング再検 - 時事通信、北京五輪400mリレー金のカーターがCASに提訴 - 日刊スポーツ
- ^ IOC sanctions four athletes for failing anti-doping tests at Beijing 2008 and London 2012 - IOC
- ^ 北京五輪、16選手が薬物陽性 レスリングや陸上、9人のメダル剥奪
- ^ ハンマーのチホンら6人検体再検査で違反
- ^ a b トルコ選手の「銀」剥奪へ ドーピングで成績抹消
- ^ 重量挙げ選手ら6人、ドーピングで北京五輪のメダル剥奪
- ^ 北京のロシア400mリレー金メダル剥奪 - 東洋経済オンライン (2016-08-17).
- ^ ロシアのチチェロワ、ドーピングで北京の銅メダル剥奪 女子走り高跳び
- ^ a b 陸上=ロシア人2選手、ドーピングで世界選手権のメダル失う
- ^ TRIPLE JUMP WOMEN
- ^ SHOT PUT WOMEN
- ^ DISCUS THROW WOMEN
- ^ IOC Beijing2008 Athletics Hammer throw women
- ^ HEPTATHLON WOMEN
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 国際オリンピック委員会 - 2008 陸上競技公式結果
- olympic.org
- 日本オリンピック委員会 - 北京2008
- 2008年北京オリンピックの陸上競技 Profile:sports-reference.com[リンク切れ]Archived 2020年4月17日, at the Wayback Machine.
- 2008年北京オリンピックの陸上競技 - Olympedia(英語)