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加西インターカントリークラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
加西インターカントリークラブ
Kasai Inter Country Club
加西インターカントリークラブ
加西インターカントリークラブの空中写真。
2009年5月9日撮影の6枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
兵庫県加西市中富町1668番地
座標: 北緯34度56分10.08秒 東経134度52分17.81秒 / 北緯34.9361333度 東経134.8716139度 / 34.9361333; 134.8716139
概要
開業 1968年昭和43年)9月21日
運営 メンバーシップコース
設計 藤井 邦彦、上田 治
運営者 東進 株式会社
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 411 1 5 523
2 4 389 2 4 178
3 5 527 3 4 467
4 4 417 4 4 420
5 3 190 5 5 507
6 4 409 6 4 360
7 4 375 7 3 176
8 5 570 8 4 350
9 3 197 9 4 376
36 3485 37 3357

その他
公式サイト 加西インターカントリークラブ
テンプレートを表示

加西インターカントリークラブ(かさいインターカントリークラブ)は、 兵庫県加西市中富町にあるゴルフ場である。

概要

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1967年昭和42年)、兵庫県河西郡泉町には、法道仙人ゆかりの一乗寺五百羅漢羅漢寺などの名所旧跡はあるが、これといった産業がなかった[1]。泉町長・内藤節治は、町営ゴルフ場の計画を提案し、ゴルフ場用地に標高180メートルの愛宕山を中心にした37万坪の買収を進めた[1]。ところが、1967年(昭和42年)、北條、泉、加西の3町合併の市政昇格が決まり加西市となり、町営ゴルフ場の計画は停止されてしまった[1]

この町営ゴルフ場を引き継いだのが、兵庫県の「有馬カンツリー倶楽部」(1960年(昭和35年)開場、設計・保田与天)の支配人・藤井邦彦だった[1]。コース設計は、原設計を藤井邦彦が作成し、その仕上げを西の巨匠といわれ始めた上田治に依頼した[1]。上田は戦前から「廣野ゴルフ倶楽部」(1932年(昭和7年)開場、設計・C・H・アリソン)で育ち、廣野ゴルフ倶楽部の分家といわれた「小野ゴルフ倶楽部」(1961年(昭和36年)開場、設計・上田治)を設計して評判だった[1]

1968年(昭和43年)9月21日、18ホール、6,589ヤード、パー72規模のゴルフ場「山陽カンツリー倶楽部」が完成し、開場された[1]。アウトコースはフラットでフェアウェイの広い伸び伸びとしたコースで、インコースは愛宕山を中心に裾野を廻る戦略性を伴うコースで、アウトとインは対照的な設計になっている[1]。山陽カンツリー倶楽部は、小野ゴルフ倶楽部と幾つかの共通点があり、距離的にも近く地形も似ている[1]

1995年平成7年)、阪神淡路大震災後、民事再生法を申請し、その後、経営母体「鶴栄リゾートグループ」に継承された[1]。その後、2001年(平成13年)12月、所有会社が民事再生法を申請し、経営譲渡に伴って、山陽カンツリー倶楽部から「加西インターカントリークラブ」に名称変更された[1]2003年(平成15年)7月、グリーンメンバーズの今本陽三と会員有志が出資してクラブが継承された[2]

所在地

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〒675-2442 兵庫県加西市中富町1668番地

コース情報

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  • 開場日 - 1968年9月21日
  • 設計者 - 藤井 邦彦、上田 治
  • 面積 - 1,250,000m2(約37.8万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、6,842ヤード、コースレート74.0
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 1グリーン、ベント
  • ハザード - キャディ・セルフ選択可、乗用カート使用、1組4人が原則、状況によりツーサム可
  • 練習場 - 20打席150ヤード
  • 休場日 - 第1火曜日、12月31日、1月1日[3][4]

クラブ情報

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ギャラリー

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交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「町営ゴルフ場として計画されたが3町合併で民間企業へ継承」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年4月14日閲覧
  2. ^ 「加西インターカントリークラブ」、ゴルフホットライン、2021年4月14日閲覧
  3. ^ a b 「加西インターカントリークラブ」、ゴルフダイジェスト、2021年4月14日閲覧
  4. ^ a b 「加西インターカントリークラブ」、ゴルフホットライン、2021年4月14日閲覧
  5. ^ 「加西インターカントリークラブ」、アクセス、2021年4月14日閲覧

関連文献

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  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「加西インターカントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年4月14日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「町営ゴルフ場として計画されたが3町合併で民間企業へ継承」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年4月14日閲覧

関連項目

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外部リンク

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