利用者:Lxylxy123456/SHIROBAKO
登場人物
[編集]人数が多いことと、アニメならではの専門職も多数登場するため、第6話まで最初の登場時に毎回、役職と名前がテロップで表示されるようになっていた。以降、特記がない限り、出典は公式サイトのキャラクター紹介による[1]。一部、名前や容姿、経歴等が実在の人物に似ているキャラクターも存在するが、関係性については公式に明示はされていない。
主要人物(元・上山高校アニメーション同好会)
[編集]- 山形県[注 1]にある、県立上山高校(かみのやまこうこう)のアニメーション同好会元メンバー。同好会の発起人は宮森あおい。在学時には、文化祭で『神仏混淆 七福陣』を完成させ、上映している。再び同じメンバーで、アニメーション作品を作ることを目指している。
- 宮森 あおい(みやもり あおい)
- 声 - 木村珠莉
- 本作の主人公。武蔵野アニメーションに所属。1993年生まれ(2014年の時点で21歳)。高校時代の愛称は「おいちゃん」「おいちゃん先輩」、職場では「みゃーもり」。ドーナツが大好物。運転技術はかなり高く、鼻歌混じりにドリフト走行も難なくこなしている。再放送されていた『山はりねずみアンデスチャッキー』が好きで、この作品をきっかけにアニメーション制作を意識するようになる。
- あおいの髪の色について、キャラクターデザイン原案であるぽんかん⑧は、「まだまだ半人前感を出したくて、髪がどちらにも染まっていないプリンちゃんにしました。」と言及している[2]。
- 入社1年目の新人で肩書きは制作進行。『えくそだすっ!』が入社後初めて関わる作品である。『第三飛行少女隊』制作時には、他のスタッフの離脱などの状況から、社内上層部で協議の上制作デスクに抜擢された。
- 服装においてジャケットや靴下などに青色のものを多く着用する傾向がある。
- 安原 絵麻(やすはら えま)
- 声 - 佳村はるか
- 武蔵野アニメーション所属のアニメーター。キャリア1年半で原画担当へ昇格した。あおいと同じ学年。日常芝居を得意とするなにわアニメーションの堀内に憧れている。自身の技術的な問題や、新しい作画技法の台頭による将来性等に悩みながらも、描いたことの無かった題材に挑戦し、意欲的に仕事に対し取り組んでいる。
- 真面目さ、几帳面さの見える仕事ぶりを、作画監督である瀬川には買われている反面、その先の工程である動画の作業を意識した原画にはなっておらず、「悪くはないが、良くもない」という評価を受けている。その内向的で真面目な性格ゆえの思い込みから一人で黙々と試行錯誤していたが、杉江からの助言の取り違いによって一時的にスランプに陥る。その後、杉江から差し向けられた井口の手助けなどにより、人を頼ったり、仕事を参考にするなどの手段によって技術を獲得してもいいのだということを学んだ。
- 『第三飛行少女隊』制作時には動画から原画マンに昇格した久乃木の教育係となり、コミュニケーションが苦手な久乃木のフォローをしたり、技術的な指導を行っている。前述の指導以外にも、3Dモーションの作成に悩む美沙の相談に乗るなど、技術的な成長が描かれている。工数が多くなった『第三飛行少女隊』の最終話では、井口の推薦と杉江の後押しを受けて作画監督補佐に抜擢されている。
- 坂木 しずか(さかき しずか)
- 声 - 千菅春香
- 新人声優。愛称は「ずかちゃん」。あおいと同じ学年。赤鬼プロダクションに所属するが、まだ声優業だけで生活できるほどの収入は得られておらず、居酒屋「松亭」でアルバイトをしながらオーディションに挑戦している。バラエティー番組のボイスオーバーなどの仕事はしたことがあるものの、アニメーションの仕事をしたことは無かったが、ガヤの仕事が来るなど、徐々に目的に向かって進んでいる。『第三飛行少女隊』のオーディション時には、関係者からある程度の評価は受けているものの、役を獲得するには至らなかった。しかし、そのオーディションの内容から、監督の木下と原作者の野亀の話し合いによって生まれたキャラクターであるキャサリンの妹・ルーシー役を獲得している。
- 藤堂 美沙(とうどう みさ)
- 声 - 髙野麻美
- 3Dクリエイター。3DCGの専門学校を経て、CG制作会社スーパーメディア・クリエイションズに入社、翌年にスタジオカナブンへ移籍している。愛称は「みーちゃん」。あおいの1学年後輩。あおいと映画館で出会ったことを切っ掛けに、上山高校アニメーション同好会に入ることとなった。アニメーションを作成する仕事を志していたが、絵麻の描いた絵を見て彼女のほうが上手だと感じ、アニメーターではなく将来性を感じた3DCGの世界を目指すようになる。3Dの世界でも、最終的には絵を描くセンスが必要であることは実感しつつも、試行錯誤を繰り返している。スーパーメディア・クリエイションズ在籍時、自動車のホイールのモデリングを任されており、上司である土橋からも成長を認められていた。しかし、予定されている仕事やその先に見える制作の対象が自動車のみという状況と、自分が作りたいと思うもののギャップに思い悩み、退職。年明けに、あおいを通じて紹介されたスタジオカナブンに移籍し、武蔵野アニメーションから受注した『第三飛行少女隊』の制作に関わっている。
- 今井 みどり(いまい みどり)
- 声 - 大和田仁美
- 脚本家志望の大学生。愛称は「りーちゃん」。あおいの2学年後輩。あおいと同じ建物で上階の301号室に住んでいる。時間にはルーズな傾向があり、本人曰く「ギリギリ体質」。語尾に「っす」とつけたり、「ドスト祭り」などの独特の表現が特徴的。好奇心が旺盛で、資料を纏める能力に長けている。アニメーションを作る理由について「自分には物語が必要だから」と語っている。
- 脚本家になるにはどうしたらいいかわからないと語る反面、創作の糧にと多くの作品に触れる努力をしている描写が見られる。あおいのディーゼル車についての調べ物を手伝いメールで提出した資料が監督などの手に渡り、社内で便宜上「ディーゼルさん」の呼称が付けられるといったインパクトを残している。『第三飛行少女隊』制作時、作品に必要な資料をうまく纏められず苦心しているあおいに手伝いを申し出て、「戦闘機について」という曖昧な範囲で資料の作成を個人的に請け負ったレポートを評価され、アルバイト待遇で『第三飛行少女隊』の設定制作として採用された。
- 社内での呼び名は「ディーゼル」。舞茸に弟子にしてもらうことは断られているものの、定期的にシナリオライターとしての課題を出してもらっている。
武蔵野アニメーション
[編集]- 丸川 正人
- 声 - 高木渉、小林裕介(回想)
- 武蔵野アニメーションの社長。丸刈り頭にメガネをかけ、前歯が無い初老の男性。前身である武蔵野動画の時代からアニメーション制作に関わっていた。アニメーションに関わる前は演劇に携わっており、アニメーション制作では『BUMIN』や『アマゾン白べこ』などの作品に、設定制作などとして関わっていた。現在は現場に直接関わっていない。
- 興津 由佳
- 声 - 中原麻衣
- 黒髪、ショートカットで左目に髪がかかった容姿の総務。残業はしない主義。社内の事務や管理を一手に引き受ける、クールビューティ。過去に制作進行を担当した経験を持っており、現場の状況によってはそれを活かして助け舟を出すこともある。
- 宙を飛ぶタップを物差しで弾き飛ばす反射神経の持ち主。最終回では赤いジュリエッタ[注 2]でパトカーに追われながらも無事に放送局に納品する活躍を見せた。
- 高梨 太郎
- 声 - 吉野裕行
- 金髪にモヒカンといった風貌の制作進行。あおいのほぼ同期だが、1ヶ月ほど高梨のほうが早く入社している。愛称は「タロー」。
- 根拠の無い自信を持ち若干責任感を欠くことから、無自覚に周囲に迷惑をかけるタイプだが、その短所は周囲からの評価は気にせず自分のペースを常に保てるメンタルの強さにも繋がっている。デスクにはフィギュアを並べ、声優に関心を示すなどミーハーなところがある。ネットスラングなど砕けた口調を相手によらず用いる。
- 将来の目標は監督、プロデューサーなど。理由は「頭を下げたくないから」[注 3]本作監督の水島努がモチーフになっている[3]。
- 『えくそだすっ!』制作時は進捗管理の不備により周囲のスタッフに負荷を掛けたり、指示伝達の不備からセクション間を対立させる事態も発生させるなど、トラブルメーカーとしての側面が強かったが、『第三飛行少女隊』制作時には制作進行頭を任され、新入社員の安藤、佐藤に対して指導を行う姿が描かれている。平岡のことを「大ちゃん」と愛称で呼び、一緒に飲みに行き意気投合したのをきっかけに、バディ(相棒)と一方的に決め付けて懐いている。
- 矢野 エリカ
- 声 - 山岡ゆり
- 金髪でツインテールの制作進行。あおい、太郎の先輩であり、時として後輩に仕事のアドバイス、手助けなどをしている。歯に衣着せぬタイプで、上司が相手でも物怖じせずに主張する。父子家庭で、栃木県宇都宮市に実家がある。アニメーションを作る理由について「面白いから」を理由に挙げ、業界には世間的にはずれた人が多く居るが、基本的に善人が多いと認識している。サークル活動もしている様子で、同人誌即売会に参加している。平岡・磯川とは専門学校の同期。
- 『えくそだすっ!』制作途中、入院していた父親の病状が悪化しており、看病に専念するために休暇の形で戦線を一時離脱。一度復帰したものの、改めて休職。父の病状が安定したことから、『第三飛行少女隊』第5話から制作進行として再復帰。グロス制作を請け負っているタイタニックにヘルプとして入り制作の体制を立て直す一方、降板した演出の代わりに池谷を説得した。その後、逃亡癖持ちで遅筆な池谷をコントロールし、池谷自身が最速ではないかという、ペースで仕事をさせることに成功している。
- 落合 達也
- 声 - 松岡禎丞
- 『えくそだすっ!』制作進行。黙々と仕事をこなすタイプだが、仕事ぶりから周囲の信頼は厚い。スタジオカナンの北条から勧誘を受け、『えくそだすっ!』の終了後に移籍する予定だった。しかし、『俺の手作りロボットが思春期で大変です』のスケジュール状況から北条に請われて予定を繰り上げ、『えくそだすっ!』の完成を待たずにスタジオカナンにデスク待遇で移籍した。その影響で、『えくそだすっ!』の最終話があおいの担当となった。アニメーションを作り続ける理由として「最終的に自分が見たいものを作りたい」と語っている。
- 平岡 大輔
- 声 - 小林裕介
- アンダーリムのメガネをかけた制作進行。『第三飛行少女隊』の製作開始に伴い、社内戦力の補充のため、二月から中途採用で入社した。業界歴5年の間にいくつかの制作会社を転々としており、武蔵野アニメーションは5社目となる。長所は顔の広さ、短所は強引なところと自己評価している。
- 大学卒業後、アニメの専門学校に入り、専門学校では矢野・磯川と同期だった。専門学校時代は真面目な学生で同期のリーダー的存在だった。しかし、就職した会社では恵まれた環境の中で働くことが出来ず、仕事への情熱を失い、徐々に仕事に対する態度は擦れたものとなっていく。武蔵野アニメーション入社後も周囲に悪態をつくなどしてスタッフとトラブルを起こす事もあったが、丸川やあおいが彼を見捨てなかった事、酒の席で高梨に心境を吐露しその夢を容認されてからは徐々に前向きな仕事をするようになってきている。
- 元々の夢は「アニメ作品で初めてカンヌ国際映画祭の『ある視点』部門賞と国際批評家連盟賞を獲ること」だった。かつて野亀武蔵の作品「セーラー服とF3」の原作の愛読者であり、グロス請けの制作進行として同作のアニメに関わった。
- 佐藤 沙羅
- 声 - 米澤円
- 四角い黒縁のメガネをかけた新人の制作進行。『第三飛行少女隊』制作の年に入社。アニメーション業界外からの転職者であり、幕張のショッピングモールで3年間接客と事務を経験していたが、通勤に時間がかかり、無駄な時間を減らすために自宅に近い場所を選択したと志望動機を語っている。道を覚えることが非常に苦手。
- 安藤 つばき
- 声 - 葉山いくみ
- 髪に黄色のメッシュが入った新人の制作進行。『第三飛行少女隊』制作の年に入社。趣味は同人誌の作成で、30冊程発行している。自分の絵の実力ではアニメーターは無理であると判断し、制作進行の道を選んだと志望動機である。アニメーションを作る理由については「好きだから」と語っている。
- 本田 豊
- 声 - 西地修哉
- 『えくそだすっ!』担当の制作デスク。恰幅のいい外見の男性。肩からカーディガンやセーターなどを羽織っている姿が良く見られる。人柄は穏やかで優秀だが、極度に心配性なきらいがある。口癖は「万策尽きたー!」で、スケジュールが遅れてピンチになる度に発せられる。なおこのセリフはアニメ流行語大賞2014の第13位になった[4]。
- ケーキ屋になることが将来の夢で、武蔵野アニメーション在籍時には、休日に自宅で作った物を社内に差し入れたりもしていた。
- 『えくそだすっ!』制作時、渡辺が納期を理由に最終話の絵コンテの変更を提案したときに強硬に反対するなど、作品に対して強い思い入れを見せている。『えくそだすっ!』完成後に退職。会社近くのケーキ屋「Ourrin(ウルリン)」で働いている。
- 渡辺 隼
- 声 - 松風雅也
- ラインプロデューサー。通称「ナベP」。麻雀好き。職務時間の多くを雀荘で過ごしており、打ち合わせや接待の場として利用している。また、『えくそだすっ!』最終話の絵コンテについて状況を鑑みて、妥協するように提案している。『えくそだすっ!』制作途中から次の作品の原作を求めて動いており、葛城と共に『第三飛行少女隊』の受注に成功。『第三飛行少女隊』ではラインプロデューサーとなっている。
- 小笠原 綸子
- 声 - 茅野愛衣
- 武蔵野アニメーションの看板アニメーター。常にゴスロリ服で過ごしているため、社内では「ゴスロリ様」とも呼ばれており、本人もそれを認識している。口数は少なく、無駄の無い所作を見せる。以前はメガネをかけ、TシャツにGパンという装いだったが、初めてキャラクターデザインを任された際に周囲の声に振り回され、全てにいい返事をしていれば良いわけではないと気がつき、自らを守るための「武装」として、現在のような服装となった。「ゴスロリ服」を選択した理由は、その時のキャラクターの服装を真似たため。井口が入社した頃は既に現在のスタイルだった。
- 『えくそだすっ!』キャラクターデザイン兼総作画監督。杉江の『えくそだすっ!』への参加については杉江を後押しし、第二原画としてその作業のサポートに名乗りをあげている。『第三飛行少女隊』制作時で、 当初、『えくそだすっ!』と同じメンバーで通った企画であるため、キャラクターデザインとしての打診が行われるが、それを辞退。代役として井口を推薦し、戸惑う彼女を説得している。辞退の理由は、『えくそだすっ!』最終話の作業において、原画としての自らの課題が見えたため、改めて自らの原画としてのスキルを磨きたいという希望から。原作者からのリテイクを受け悩む井口には助言を与えている。
- バッティングセンターを自分のオアシスとしている。
- 井口 祐未
- 声 - 沼倉愛美
- 黒髪のショートカットで、青いふちの丸いメガネをかけたアニメーター。『第三飛行少女隊』で原画6年目。仕事は早く、小笠原と並び、武蔵野アニメーションの看板アニメーターとされる腕前。あるぴんの表情修正の会議では監督にきつい語調であたったり、語彙の選択はアバウトであったりと、比較的砕けた口調で明るく話す。また、絵麻を「安原っち」、小笠原を「綸子はん」などと独特の呼び名で呼んでいる。仕事で初めて描いた動物は「モグラ」。新人のころはウェーブの掛かったセミロングで、服装もフリルのついたワンピースなどガーリィな装いで、小笠原につき研鑽を積んだ。『えくそだすっ!』制作時は総作画監督補。『第三飛行少女隊』制作時はキャラクターデザインに抜擢される。
- 喫煙者。
- 堂本 知恵美
- 声 - 伊藤静
- 柔和な笑顔が印象的な動画検査。動画部のチーフとして、動きのチェックを行っており、動画マンの新人育成も担っている。中学生になる息子を持つ母親だが、息子がアニメ業界に入りたがることにはあまり良い顔をしていない。今の仕事を続ける理由について「好きな事を続けているだけ」と語っている。
- 内田 茜
- 声 - 高橋李依
- ショートカットで、アンダーリムのメガネをかけた原画マン。
- 杉江 茂
- 声 - 小柳基、高橋伸也(回想)
- 年配のベテランアニメーター。武蔵野アニメーション内では最古参にあたる大ベテランで、前身の武蔵野動画時代から在籍している。社外の子供向けアニメーション『ニャンとワンたろー』の作画を担当している。『えくそだすっ!』の制作には参加しておらず、社内の他のスタッフからは、画風が近年の萌え系作品には合わないと評され、戦力としては期待されていなかった。アニメーターとしての評価は、菅野曰く「天才」、小笠原も一緒に作業することに対し、「勉強させていただきます。」と述べるなどその実力を高く評価している。製作班の会議で「社内で期日までに完成させることは不可能」という結論になりかけた『えくそだすっ!』第13話の作画に、あおいからの依頼により参加することになる。その結果、杉江は社内でワークショップを開くようになった。また、自ら壁を作っていた自分に仕事を振り分け、再び社内で活躍する機会を与えてくれたとして、あおいに感謝にと自らの態度の反省を吐露している。
- 久乃木 愛
- 声 - 井澤詩織
- こげ茶でパーマのかかったショートカットのアニメーター。『えくそだすっ!』では動画を担当していたが、『第三飛行少女隊』では原画マンに昇格した。人と話すことが極端に苦手で、話し掛けられるとパニックに陥り会話の最初の一文字しか喋れず、新人指導役になった絵麻が第三者との対話の際には間に入る形になっている。カット袋のコメントなどでは普通に文章を書いていることを確認できる。物語の進行に伴い徐々に自立する姿勢を見せ、終盤ではたどたどしい口調ながらも絵麻以外のスタッフと会話を行っている。アニメーションを作る理由を「さが」であると答えている。
- 堀田 光[5]
- 声 - 北沢力
- アニメーター。原画マン。再放送されていた『超飛空要艦マジダス』に憧れ、アニメーターを目指すようになった。3Dによる作画を、「味も情緒も無い」「絵を描く楽しみが無い」と評価しており、自分は生涯手書きアニメーターである、と決意を語っている。
- 新川 奈緒[5]
- 声 - 日野まり
- 茶髪で、オーバルフレームのメガネをかけた色指定・検査。
- 『えくそだすっ!』第3話の完成のために4話の作業を止めてスタッフを割り当てたことについてあおいを呼び出し、後ろの工程ではそれ以上の負担や遅延が発生する以上、断るべきときは断る判断も必要だと叱るなど、時として厳しい姿を見せるが、当人に仕事への理解を促すためである。反面、不測の事態に余裕をなくしているあおいに大丈夫だから落ち着いて作業すれば大丈夫だと声を掛けるなど、面倒見のいい様子も見られる。この職業に就いたきっかけを「子供のころから塗り絵が好きだったから」と語っている。
- 下柳 雄一郎
- 声 - 間島淳司
- 3D監督。温厚な性格で、人当たりもよい。
- 『えくそだすっ!』第8話の最終シーンの作業時に、本来の作業に加え、作画監督の遠藤の負担を考えて作画の参考資料として爆発エフェクトを加えた参考映像を作ったことから遠藤とトラブルになるも、『伝説巨大ロボットイデポン』展で意気投合したことをきっかけに蟠りも解消され、仕事の話を含めて交流するようになった。
- その他のスタッフ
- 向井 優地[注 4]
- 声 - 石川賢利
- 3Dクリエーター
- 佐倉 良樹
- 声 - 高梨謙吾
- 撮影監督
- 橋本 雄也[注 4]
- 声 - 村田太志
- 原画マン
- 清野 守[注 4]
- 声 - 浜添伸也
- 原画マン
社外スタッフ
[編集]- 木下 誠一
- 声 - 檜山修之
- 『えくそだすっ!』および『第三飛行少女隊』監督。メガネをかけている。
- 初監督作品は『裸の催眠術師』。『ハニーとクローバー』『望遠機動隊』などの原作つき作品で評価され、表彰を受けたこともあった。恰幅が良い体型もあって暑がり。唐揚げが大好物。
- こだわりや優柔不断さから製作中に設定を変えてしまうなどの言動により、全体のスケジュールに影響を及ぼすことがある。口下手な監督を自称しているが、気持ちが高ぶると熱弁を振るう。離婚歴あり。
- 夢で締め切りにうなされる程気が小さく、子供じみた言い訳や、ごまかしをすることがある。
- 初のオリジナル作品『ぷるんぷるん天国』においてスケジュールの破綻から極めて低い品質のものを世に出して酷評され、『えくそだすっ!』までの6年間、OVAやwebアニメの仕事だけでテレビシリーズのアニメーションを作ることができなかった。以来、インターネットの論評などは見ないようにしている。
- 山田 昌志
- 声 - 浜田賢二
- フリーランスで作画上がりの演出家。
- 『えくそだすっ!』と同じく木下誠一が監督だった『ぷるんぷるん天国』の第9話が演出家デビュー作であり、インターネット上では伝説の作画崩壊回として「ぷるキュー」とネットスラング化されて一緒に名前が広まってしまったことを、現在でも木下に対して根に持っている。普段は穏やかだが、頑固さや、感情を露にすることも少なくない。日本映画が好きで、絵コンテなどにその片鱗が見られる。『えくそだすっ!』では、主要キャラクターの「あや」をひそかに「あやちん」と呼んでおり、力の入れ方が違うことを他のスタッフからも指摘されている。タイムシートを作成する際、実際に台詞を口に出し、タイミングを計測している。
- アニメーションを作る理由については「自分の存在を確認するため」としている。
- 円 宏則
- 声 - 斎藤寛仁
- フリーランスで撮影出身の演出家。長身で縁の細い丸いメガネをかけた風貌。デジタル方面に強く、デジタルコンテを描くことが出来るため、社内で重宝される。仕事は淡々とカットをさばいていくタイプ。過去の出来事から苦手意識がある木下や、山田とは異なり、インターネット上の感想や、実況なども楽しんでみている。
- アニメーションを作る理由として「次の作品が作りたいから」と述べている。
- 遠藤 亮介
- 声 - 松本忍
- フリーランスのアニメーター。原画マン。既婚者。『えくそだすっ!』第3話、第8話作監。エフェクトの作画で認められており、アニメーションにおける作画にはこだわりを持っている。比較的好みを露にし、円曰く「感覚最優先の暴走列車」。3D処理による作画には敵愾心と偏見を持っていたが、北野との対話や、『伝説巨大ロボットイデポン』の展示会で鉢合わせした下柳と意気投合したことなどを経て、再び『えくそだすっ!』の製作に取り組むと共に、他の作画技法に対する態度も軟化させている。
- 瀬川 美里
- 声 - 山川琴美
- フリーランスの胸の大きな女性在宅アニメーター。『ビューティードリーマー』をきっかけにこの職業を目指すようになった。遠藤曰く「理詰めで作画をする」タイプである。仕事には手厳しいが酒には弱い。
- 『えくそだすっ!』第4話、第9話作監。遠藤からはその作画の方向性を巡って折り合いが悪いことを認識しているが、よく知っている間柄で、気にかけている様子が見られる。
- 木佐 光秀
- 声 - 菅原雅芳
- 在宅アニメーター。原画マン。無責任に仕事を放棄することはしないものの作業は早いほうではなく、関係者の間では「木佐の『やってます』『あとちょっとです』は信用してはいけない」と有名。趣味はロードバイク。アニメーションを作る理由を「自己表現」と語っている。
- 葛城 剛太郎
- 声 - こぶしのぶゆき
- ウエスタンエンタテイメントのメーカープロデューサー。心配性で、木下監督の納期が遅れかねない発言に毎度心を乱していた。『えくそだすっ!』二期の話題になったときには、苦い顔をしていた反面、『えくそだすっ!』最終話の編集シーンでは「プロデューサーでよかった」と感動を口にしている。渡辺と共に、『第三飛行少女隊』の映像化の仕事を武蔵野アニメーションで受注できるように動いていた。
- アニメーションを作り続ける理由として、「刺激」を挙げ、「見る人に刺激を与えたいし、刺激を受けたい」からとしている。
- 稲浪 良和
- 声 - 岩田光央
- 音響監督。『第三飛行少女隊』オーディション会議では、スポンサーの利害や思惑を優先した選出に対し、「政治的なキャスティングは必ず露呈し、作品にプラスになることは無い」と苦言を呈し、「経験が少なくても、何かを持っている人は育てればいい」と語る。
- 百瀬 勇
- 声 - 井上文彦、興津和幸(回想)
- 長野県にある小諸スタジオの社長。元々は武蔵野動画で働いていた。
- 舞茸 しめじ
- 声 - 興津和幸
- シナリオライター。絵コンテが仕上がらない監督が、最終話の内容を変えたいと言い出したため、本田が呼び出し、ストーリーと脚本の調整を行った。筆記用具にポメラ[6]を使用している。過去に、監督やメインライターが降板した作品をピンチヒッターとして立て直した実績がある。
- 今井に師匠と呼びかけられるたびに、「師匠じゃねぇよ」とやんわり否定している。しかし、武蔵野アニメーション訪問時に課題を出す形でシナリオライターの先輩として面倒を見ている。
- 渥美 裕治
- 声 - 濱野大輝
- 美術担当。『第三飛行少女隊』の背景美術を担当することに決まった。空や雲の表現にこだわりがあり、どんなに描いても頭の中にある理想が完全に再現できない奥深さを魅力と語る。また、理想を再現できないながらも、作中で狙った効果が出ることに喜びを感じているとも語る。
その他スタッフ
- 山渕 篤
- 声 - 野瀬育二
- ミキサー
- 大山 匠
- 声 - 高橋伸也
- 音響効果
- 藤 明日香
- 声 - 高橋李依
- ミキサー助手
- 中田 恵理
- 声 - 伊藤静
- 音響制作
- 浜崎 五郎
- 声 - 濱野大輝
- 作曲家
- 中林 渉
- 声 - 興津和幸
- 編集
『第三飛行少女隊』関係者
[編集]企画が『えくそだすっ!』と同じメンバーであるという条件で通っているため、基本的に制作陣は『えくそだすっ!』と同じメンバーで構成される。変更された肩書きなどは各キャラクターの項目を参照のこと。
夜鷹書房
[編集]- 半藤 達也
- 声 - 斉藤次郎
- 『第三飛行少女隊』の版元、夜鷹書房の編集長。
- 尾之上 将人
- 声 - 山本格
- 夜鷹書房編成局長。渡辺の麻雀仲間。原画マンのつてを求めて渡辺を訪ねてきたあおいに菅野光明を紹介し、実際に菅野宅に向かったあおいを見て、相手をするよう菅野に口添えをしている。
- 茶沢 信輔
- 声 - 福島潤
- 夜鷹書房の『第三飛行少女隊』担当編集者。
- 頭に「変な話」と付けて話すのが口癖で、メールの文面にも見られる。『第三飛行少女隊』のアニメ化については非協力的で、ミーティング後にも予定を入れるなど、自分のプライベートを優先している。原作者の野亀と武蔵野アニメーションとの間に立つ身でありながら、報告・連絡・相談を「面倒臭いから」怠り、或いは握り潰していたため、双方の要望・意向がまるで通じ合わず、製作スケジュールを逼迫させる要因となった。木下が直接野亀と面会したことで、彼のそれまでの所業が上司や野亀に明らかとなった。
原作者
[編集]- 野亀 武蔵
- 声 - 櫻井孝宏
- 『第三飛行少女隊』の原作者。
- 多忙を理由に製作スタッフとは制作方針の話し合いはおろか、顔合わせや電話での会話すらできず、さらに間を取り持つ茶沢の連絡がいい加減なため、結果的に様々なトラブルを生んだ。木下から直接メールが送られたことをきっかけに、木下と直接話し合う機会を得ることができた。最終話のラストシーンに関しては、主人公が立ち直るきっかけとなる新たなキャラクターを登場させることで木下と合意した。また、木下との会話でこれまでの茶沢のいい加減な仕事ぶりを知り、茶沢を一喝している。
- かつて『セーラー服とF3』という作品をアニメ化されたことがあるが、設定やストーリーをアニメ製作者に大幅に改変された上に、アニメの質も低かったために野亀自身もバッシングされた過去を持つ。
スポンサー関係者
[編集]- 水山 康宏
- 声 - 高木渉
- 遠城 営助
- 声 - 飛田展男
- 屋良瀬 匠
- 声 - 真殿光昭
- 枕田 強
- 声 - 子安武人
- 『第三飛行少女隊』の声優オーディション会議に立ち会った各関係のプロデューサー、遠城・屋良瀬・枕田が各々で利害関係や個人的な好みに基準を置いて選んだ声優ばかりを推薦し、会議を引っ掻き回し長引かせた。
外注先
[編集]- 三村 健一
- 声 - 興津和幸
- スタジオタイタニックの制作デスク。質より量で仕事をこなす姿勢で、クオリティにおけるこだわりや責任意識は薄い。
- 薬師寺 笊良
- 声 - 濱野大輝
- スタジオタイタニックが『第三飛行少女隊』の第5話にアサインした演出家。5本以上掛け持ちしているという状況ではあるものの、指定と人物が違うカット、緊迫したシーンでの台詞の間延びした時間指定など、普段温厚な木下が声を荒らげるぼどに杜撰な仕事をしていた。
- 人物のレイアウトミスなどについてはミスを認めて謝罪したものの、多忙を言い訳とした捨て台詞を木下に残し、帰った直後にそのまま降板している。
- 中垣内 伸昭
- 声 - 菅原雅芳
- スタジオカナブンの社長。下柳の大学時代の2年後輩にあたり、下柳と一緒に仕事をしたいと思っていた。
- 大倉 正弘
- 声 - 武虎
- 大倉工房の社長。気難しい背景画の巨匠。木下の推薦で『第三飛行少女隊』の背景を担当。渥美が業界を目指す切っ掛けを作った人物。若い頃は映画看板を描く職人を目指していたこともあり、描画は徹底したアナログ主義。日本各地を放浪していた経験もあって背景画の描写力とこだわりは業界でも高い評価を得ているが、アニメ製作現場のデジタル化について行けなくなって酒浸りの生活に陥っていた。丸川とは武蔵野動画時代からの旧知の仲。
- 池谷 ひろし
- 声 - 菅原雅芳
- 演出家。職場復帰した矢野が居場所を探し出し、当初の演出家が降りて不在になった『第三飛行少女隊』5話の演出を依頼し、引き受けさせた。仕事の進行が非常に遅く業務管理が難しいことで知られており、「人は、仕事のために生きてるんじゃない」云々というような消極的発言をする、矢野曰く「何時も仕事から逃げてる大人」のような人物で、関係者の間では、髭仙人というあだ名でも認知されている。前述の性格故に金には困っている。仕事を請けた後も度々逃亡しようとしては矢野に抑えられている。
- 磯川 久光
- 声 - 川田紳司
- ACツチノコ社長。矢野、平岡とは専門学校時代の同級生。
声優
[編集]- 中春 鳴(なかはる めい)
- 声 - 中原麻衣
- 『えくそだすっ!』あかね役。『えくそだすっ!』作中のアイドルユニットと同名の声優ユニット『トレイシー』のメンバー。『トレイシー』として、『えくそだすっ!』のオープニング曲を歌いラジオ番組へも出演する。ソロで『えくそだすっ!』のエンディング曲も歌う。
- 伊藤 鈴鹿(いとう すずか)
- 声 - 伊藤静
- 『えくそだすっ!』あや役。『第三飛行少女隊』キャサリン役。『トレイシー』のメンバー。
- 茅菜 夢衣(かやな むい)
- 声 - 茅野愛衣
- 『えくそだすっ!』あるぴん役。『トレイシー』のメンバー。
- 鈴木 京子(すずき きょうこ)
- 声 - 金元寿子
- 『第三飛行少女隊』主人公のありあ役。代表作を持っていない新人声優。
- 相馬 れな
- 声 - 田村ゆかり
- 『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』オーディションに来た声優。『背徳ロボ サドカマゾカ』『もんもんびより』などのレギュラー作品10本を抱える売れっ子声優。
- 永井 つかさ
- 声 - 山岡ゆり
- 『野球のプリンス様』主演声優の一人。『第三飛行少女隊』のオーディションにも参加。
- 森 しのぶ
- 声 - 高橋李依
- 24プロデュース所属。『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』オーディションに来た声優。
- 佐久間 ひろみ
- 声 - 高橋李依
- 赤鬼プロダクションに所属する声優。しずかと共に『野球のプリンス様』のガヤを担当。
- 縦尾まり
- 声 - 横尾まり
- 声優。しずかが通っていた声優養成所の講師でもあり、居酒屋「松亭」に様子を見に来た。オーディションをうまくこなせなかったと悩むしずかに、来るかわからない結果の連絡を待つ辛さに理解を示しつつ、関わっている演劇の稽古の見学に誘い、声優としての姿勢を諭す。
その他のアニメーション関係者
[編集]- 富ヶ谷
- 声 - 岩田光央
- G.I.STAFF制作進行。『SDDR II』の担当。瀬川宅の1台分しかない駐車スペースをあおいと奪い合っている。仕事の目標を「ペクサーの様な会社を興し、独立すること」と掲げている。
- 北野 三郎
- 声 - 野中秀哲
- 『超飛空要艦マジダス』で「北野サーカス」と呼ばれる技法を産み出した伝説のアニメーター。手書き主体のアニメーターだが、現在は3Dでのアニメーションを目指す人々に「ジャパニメーションのコツ」を教えている。遠藤に飲みに誘われ、堀田を加えた3人で語らううちに現場での3D班との対立の話題になり、3D処理による作画手法を頑なに否定し、「そっちの人間」と線引きをしようとする遠藤を一喝し、3D側との融和や向き合い方について語った。
- 北条 弘明
- 声 - 手塚ヒロミチ
- スタジオカナンのラインプロデューサー。『俺の手作りロボットが思春期で大変です』のスケジュールが破綻寸前の状況で、元々声をかけてあった大学の後輩でもある落合に、予定を繰り上げ移籍するように頼み込んだ。
- 河野 幸泰
- 声 - 青山穣
- サワラスタジオに音の資料としてドンブラを届けたあおいを入り口で呼び止めた音響効果。30年前に映画の仕事を志し、知り合いのつてで、音響効果の世界に入った。「続けないと仕事って面白くならないからさ。」と継続することで仕事のモチベーション、面白みが見えるという立場の話をあおいにしている。
- 菅野 光明
- 声 - 樫井笙人
- 第11話の最後で話題に上り、第12話に登場したアニメーション監督で、現役のアニメーターでもある。代表作は『新世代アヴァンギャルドン』。一人称は「ワシ」。あおいからの原画の依頼は断るが、武蔵野アニメーションに所属している杉江がその絵コンテの映像化を可能にする人物であるという事実を、いくつかのエピソードと共にあおいに伝える。また、「アニメーターは派手さよりも動きの基本を学ぶべきだ」、「アニメーターも人間だから『お前にしか出来ない』と言われたい」という持論とヒントをあおいに話している。
- 森宮 三郎
- 声 - 家中宏
- 佐賀森 幸次
- 声 - 野瀬育二
- 篠田 俊樹
- 声 - 山岸治雄
- 辻田 光良
- 声 - 斎藤寛仁
- 中山田 信雄
- 声 - 松本忍
- 若柱 博一
- 声 - 斧アツシ
- 岸谷 宏
- 声 - 江越彬紀
- 立石 孝一
- 声 - 早志勇紀
- 土橋
- 声 - 野瀬育二
- なつき
- 声 - 日野まり
- 三浦
- 声 - 粟津貴嗣
- 伊波 政彦
- 声 - 高木渉
- 竹倉 圭司
- 声 - 保村真
- 小野寺
- 声 - 村田太志
その他
[編集]- ミムジー&ロロ
- 声 - 木村珠莉[7]
- ファッションドールがミムジーで、熊の縫いぐるみがロロ。あおいの私物で、彼女が悩みや葛藤を抱えているときに操演し、代弁させている。第三者からの視点が描かれたときには、画面上に存在せず、あおいの口が動いている描写や、その内容を耳にして声をかけられている。第三者からは、独り言をつぶやいているように見えるように表現されている。ミムジーが疑問や不満を投げかけ、ロロが諌めたり諭したりすることが多い。
- 宮森 かおり
- 声 - 森谷里美
- あおいの姉。あおいには「ねいちゃん」と呼ばれており、あおいの携帯電話の着信名も「ねいちゃん」で登録されている。地元の信用金庫に勤務しており、有給休暇をとってあおいの元へ遊びに来て、あおいの留守中に、あおいのとっておきの雲丹の缶詰を無断で開けて食べたり、シャンプーや服などを借りて使うなど、奔放な性格。
- あおいの母
- 声 - 慶長佑香
- 地元にあおいの父と住んでいる。地元の地上波では見られない『えくそだすっ!』をケーブルテレビで視聴している。あおいへの電話では「へそくだす」とタイトルを間違えたり、内容はよくわからなかったとしているものの、エンドテロップに表示されたあおいの名前を何度も見たと話したり、差し入れをするなど、あおいの仕事を影ながら応援している。
劇中劇
[編集]下記の他、本作の背景に描かれるポスターや台詞などには、実在の作品などのオマージュやパロディと思われるものが多数登場している。 えくそだすっ!
- あかね
- 声 - 中原麻衣
- 中春 鳴(なかはる めい)
- あや
- 声 - 伊藤静
- 伊藤 鈴鹿(いとう すずか)
- あるぴん
- 声 - 茅野愛衣
- 茅菜 夢衣(かやな むい)
第三飛行少女隊 『月刊トップス』に連載中[注 5]の累計100万部突破の人気コミックス。原作者は野亀武蔵。第13話時点で単行本の既刊は4巻[注 6]。略称は「サンジョ」。人気作品であるため複数のアニメ制作会社からも映像化の申し出がきており、作者の野亀はギブリによる映像化を希望していたが、葛城、渡辺の働きにより、武蔵野アニメーションが映像化権を獲得した。本編後半はこの作品の制作過程が物語の主軸となる。武蔵野アニメーションは10月からの放映を条件に1クール(全13話)の構成を予定したスケジュールで受注した。 原作者は「死と再生の物語」として、木下は「チームワークの物語」として作品を捉えていた。 本作のDVD / BDの第7巻には第1話が特典として収録され、付録のブックレットでキャラクターのフルネームや基本設定が明かされた。以下はブックレット及び前述の1話内での設定に基づく。 作品の概要 世界中で巨大な建築物を造り上げる謎の敵「ビルダー」の侵攻で高度な電子機器が使えなくなった世界で、人類は1970年代以前の戦闘機で立ち向かっていた。調布基地第307部隊(通称ヘル・アリス)の少女達の戦いを描く。 キャスト
- 春夏秋冬 ありあ(ひととせ ありあ)
- 声 - 金元寿子
- 鈴木 京子(すずき きょうこ)
- クールな態度のエースパイロットで、三菱F-1に搭乗。冷徹な戦闘ぶりから「アイスドール」の異名を持つが、辛い過去があったことを示唆するシーンがある。
- キャサリン・ウェラー
- 声 - 伊藤静
- 伊藤 鈴鹿
- 1話でありあ達に救出され、第307部隊に後に配属されたアメリカ出身の少女。救出直後は記憶喪失であった。「SHIROBAKO」本編の方では終盤に死亡することが示唆されている。
- クリスティーネ・ワルデガルド
- 声 - 米澤円
- 牧瀬 彩乃
- スウェーデン出身の少女。大らかで優しい。
- タチアナ・ヤコブレフ
- 声 - 山岡ゆり
- 常磐 ひろ子
- 三つ編みでメイド服のような装いの小柄なロシア出身の少女。MiG-23に搭乗。
- ノア・アシュケナージ
- 声 - 沼倉愛美
- 浅上 エリ
- イスラエル出身のロングヘアの少女。IAIクフィルC2に搭乗。
- エカテリーナ・ヴァロア
- 声 - 葉山いくみ
- 第307部隊の司令官を務める隻眼の女性。右手は義手。
- セーラー服とF3
- 野亀武蔵原作の漫画で、かつて武蔵野アニメーション以外の会社によりアニメ化されていた。しかしアニメ版は主人公のキャラも変えられ、運転シーンを水着で描写していたりとお色気重視に改変し原作を無視した無茶苦茶なストーリーかつ低品質な仕上げだったため不評で、野亀もとばっちりでバッシングを受ける羽目になっていた。
- 山はりねずみアンデスチャッキー
- あおいが好きな動物アニメ。杉江がメインで原画を描いていた頃の古い作品なので、あおいは再放送で見ており彼女は何かにつけて話題に出すものの、若い世代の登場人物からの反応は鈍い。
- 武蔵野アニメーションの前身である武蔵野動画が手がけた作品[注 7]であり、第19話では、制作当時の回想がキャラクターを交え描かれた。同話の特殊EDとしてフルバージョンのOPが披露された。
- 神仏混淆 七福陣(しんぶつこんこう しちふくじん)
- 上山高校アニメーション同好会の5人が活動として文化祭用に自主制作したオリジナルアニメ。作業は声優、作画も含め、全員で取り組んでおり、キャラクターに対し、足りない分は兼ね役で演じていることが劇中で表現されている。また、しずかにとっては完成したこの作品がモチベーションとなっており、落ち込んだときに鑑賞する姿が描かれている。
- ぷるんぷるん天国
- 木下が以前に監督として製作した低予算アニメ。木下にとっては、初のオリジナル監督作品。略称は「ぷる天」。
- 制作開始前から予算もスケジュールもタイトな条件であったが、木下のコンテ、並びにコンテチェックの遅延を引き金にスケジュールが破綻。品質の低下は「ぷるってる」などと呼ばれ[注 8]、納品が間に合わなかったことから総集編で3度も時間を稼ぐ事態[注 9]が発生している。結果として作品の表現に対してBPO、PTAからのクレームが発生したほか、公式サイトにあった投稿欄には罵詈雑言などの書き込みが相次いだためにコメント欄を閉鎖したところ、DoS攻撃によりサイト自体が停止する、イベントでも問題が発生し、謝罪をするも火に油を注ぐ結果になる、最終的には納品を拒否されるなど、惨憺たる状況が描かれている[注 10]。
- 特に品質の低かった第9話は劇中で作画崩壊の代名詞となっており、「ぷるキュー」の名前でネットスラング化している。派生した表現では「ぷるキューライン」「ぷるキュー越え」[注 11]など、それを基準とした表現も見られ、劇中で表示された解説ページによれば、背景のみのシーンや、胸部が不自然に揺れるシーン、作画が著しく崩れているシーンなどが多数見られたことが伺える[注 12]。納品は期限の5分前、プロデューサーが更迭されたといううわさも立てられていたが、木下曰く、納品は10分前で、更迭の事実は無いとのこと。
- 本作のスケジュール崩壊の負の影響は大きく、作業期間の少なさからほぼ何も出来なかったにも関わらず担当者としてクレジットされている者[注 13]もおり、前述の山田もまたその一人である。それ以外にも、音響スタッフの稲浪もこの件についてはとばっちりを受けたと発言し、いくつか辛辣な物言いをしている[注 14]他、木下の名前を聞いただけで仕事を断る者[注 15]までおり、「アレ」など、タイトルを口に出すことを避ける表現も関係者の間では見られる。
- 本作について、本田は「キャラも立っていて、ギャグも切れがあり面白かった」と評価しているが、木下曰く「ギャグではなく萌えを目指した」作品とのこと[注 16]。
- 伝説巨大ロボット イデポン(Space Exodus Idepon)
- 劇中の時代で35周年を迎えるロボットアニメーション。秋葉原WXPで、今世紀最後を銘打った展示が開かれた。無限のエネルギーを巡って、凄惨な戦争が繰り広げられる物語。遠藤と下柳のアニメーションに対するモチベーションの原点となっている。
- 俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)
- 坂木しずかが声優オーディションを受けたアニメーション作品。
- 超飛空要艦マジダス
- 第5話で登場した北野三郎がかつてスタッフとして参加し、「北野サーカス」なる表現手法を用いたSFロボットアニメ。
- この作品について言及された第5話では「北野サーカス」の映像も描かれており、板野一郎に対して5話、6話のスタッフコメンタリーにゲスト出演を依頼したこと、「北野サーカス」について「これは板野サーカスじゃない」と叱られた旨[8]、原画についても依頼したが断られた旨[9]などが本作プロデューサーである堀川によって言及されている。
- 俺の手作りロボットが思春期で大変です
- 第7話に登場する、スタジオカナンの現在作製しているオリジナルロボットアニメ。略称は「ロボはる」放映期間は、作中の翌年1月から、2クールの予定。既に製作は始まっているが、1話目からスケジュールが逼迫し当日納品の見込みで2話目にして既に絵コンテの完成が該当回の編集の3日前と、『えくそだすっ!』よりさらに末期的な様相を呈しており制作デスクも2人続けて逃亡するなどスタッフ確保にも困っている。その状況をもってしても「『ぷるんぷるん天国』よりまし」と山田は表現している。
- 野球のプリンス様
- 野球もののアニメーション作品。略称は「やきぷり」。男性声優メインの作品であるため、『野球のプリンス様』の第16話に坂木しずかと佐久間ひろみが女性のガヤとして呼ばれ出演した。
- 新世代アヴァンギャルドン(AVA)
- 菅野光明がかつて監督を務め、木下誠一が演出として参加したヒット作品で略称は「アヴァ」。1995年に宮森が2歳のころにTV放映され、その後に劇場版が公開されていることが、第12話での宮森と菅野の会話で明かされている。
- 朝立宇宙軍
- 大倉正弘が過去に背景美術として参加した作品。
主題歌
[編集]- オープニングテーマ
-
- 「あいむそーりーEXODUS」(第1話、『えくそだすっ!』)
- 作詞 - 水島努 / 作曲・編曲 - 高木隆次 / 歌 - トレイシー(中原麻衣&伊藤静&茅野愛衣)[注 17]
- 『えくそだすっ!』オープニングテーマという設定。
- 「COLORFUL BOX」(第2話 - 第11話)
- 作詞 - 分島花音 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹 / 歌 - 石田燿子
- 第1話ではエンディングテーマとして使用。
- 「宝箱-TREASURE BOX-」(第13話 - 第22話)
- 作詞・歌 - 奥井雅美 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹
- 「アリス・イン・ブルー」(『第三飛行少女隊』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲・編曲 - 渡部チェル / 歌 - Rita
- エンディングテーマ
-
- 「Animetic Love Letter」(第2話 - 第12話)
- 作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - 宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)
- 「プラチナジェット」(第13話、第15話 - 第18話、第20話 - 第24話)
- 作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - どーなつ◎くいんてっと[宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)、藤堂美沙(髙野麻美)、今井みどり(大和田仁美)]
- 「山はりねずみアンデスチャッキー」(第19話)
- 作詞 - 水島努 / 作曲 - 浜口史郎 / 編曲 - 松尾早人 / 歌 - くにたけみゆき
- 第12話では、挿入曲として使用されている。
- 「Cメロから愛を込めて」(『えくそだすっ!』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲・編曲 - 高木隆次 / 歌 - あかね(中原麻衣)
- 「Angel Fly」(『第三飛行少女隊』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲 - 渡部チェル / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - Rita
- ^ “キャラクター”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年10月30日閲覧。
- ^ ponkan_8のツイート(500288269406334978)
- ^ tsuki_akariのツイート(520276043668918272)
- ^ “『アニメ流行語大賞2014』投票結果はこうなった! 大人気『妖怪ウォッチ』を抑え金賞に輝いたのは“ジョジョ””. ガジェット通信 (2014年12月1日). 2015年12月13日閲覧。
- ^ a b 『Febri』Vol.28、一迅社、2015年4月17日。
- ^ kingjimのツイート(544355010801176577)
- ^ 『SHIROBAKO』 Blu-ray DVDに追加特典で複製原画!HMV特典は収納BOX - 兼役として明記。
- ^ oichanmusiのツイート(535315399445737472)
- ^ oichanmusiのツイート(535605649803968512)
引用エラー: 「注」という名前のグループの <ref>
タグがありますが、対応する <references group="注"/>
タグが見つかりません