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利用者:JuthaDDA/sandbox/近江の地名

国道161号標識
国道161号標識
国道303号標識
国道303号標識
七里半越
七里半越内の追坂峠と琵琶湖
所在地 福井県敦賀市滋賀県高島市
座標
JuthaDDA/sandbox/近江の地名の位置(日本内)
JuthaDDA/sandbox/近江の地名
北緯35度32分6.2秒 東経136度5分46.3秒 / 北緯35.535056度 東経136.096194度 / 35.535056; 136.096194座標: 北緯35度32分6.2秒 東経136度5分46.3秒 / 北緯35.535056度 東経136.096194度 / 35.535056; 136.096194
標高 383 m
山系 野坂山地
通過路

国道161号

国道303号との重複区間)
プロジェクト 地形
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七里半越(しちりはんごえ)は、福井県敦賀市滋賀県高島市を繋ぐ道路である。古代から西近江路の一部として北陸近江間の幹線として利用され、現代においては国道161号の一部となっている。

山中峠(やまなかとうげ)、愛発越(あらちごえ)、海津越(かいづごえ)

路線概要

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七里半越は、笙の川沿い – 疋田 – 追分 – 駄口 – 山中 – 山中峠 – 追坂峠を経由して福井県敦賀市と滋賀県高島市海津を結ぶ、国道161号の道路である。野坂山地を越えて福井県と滋賀県を繋ぐ交通路としては、後述するように塩津街道(深坂越および新道野越)とともに、古来から利用されてきた。

県境に位置する山中峠は、七里半峠とも呼ばれる。

歴史

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概要

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標高383mの国道161号上に位置する峠である。別名として山中峠(やまなかとうげ)愛発越(あらちごえ)海津越(かいづごえ)とも呼ばれる。先に挙げた別名の由来は山中峠は峠のある福井県側の地名から、愛発越と海津越はの地名からとられたものだが、七里半越の由来はかつての街道の起点であった敦賀市疋田と峠道が平坦になる高島市マキノ町海津までの距離が約七半(約30キロメートル)であったことに由来する。またこの峠道自体も七里半街道と呼ばれる。

古くは古代三関の一つである愛発関が置かれており、交通の要衝であった。現代でも滋賀県湖西から福井県を目指す場合、避けては通れない峠となっており、現在もドライバーたちに難所として知られる峠である。

滋賀県側の麓には追坂峠という峠があり、この峠も七里半越の中に含まれる。峠道の中に別の峠を内包する希有な峠である。また高島トレイルの始点でもある。

道路状況

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車両での通行が可能な峠である。実に30キロメートル近く山道が続き、国内屈指の長さを持っている。しかし全線片側1車線の確保された舗装路である為、極端に走りにくいということはない。また勾配が急な区間には登坂車線が設けられており、トラックなどの牽引車両大型車両も十分に通行できる。滋賀県湖西地方と福井県を結ぶ大動脈であり、ひいては関西地方北陸地方を結びつける最短ルートの一つであるため、幹線道路としての機能を十分に有している峠である。

雪深い地域にあるが、山中スノーベースが峠中腹に在ることもあり、冬期通行止めにもならない。年中通行可能な峠である。

しかし、北陸本線の下をくぐる疋田トンネルは、かつて1.5車線程度の幅しかなく離合が困難であり、1982年暮れにアセトンを積んだタンクローリーが敦賀市方面へ向けて走行中、同トンネルのガード壁に衝突した事故も実際に起きている[1]。2003年度より、起点側4.5キロメートルの区間では疋田トンネルに代わる新疋田トンネル新設を含めた愛発除雪拡幅事業が実施され[2]、2015年3月25日に開通、大型車両の対面通行が可能になり、旧トンネルは歩道として活用されている[3]

隣接する峠

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峠付近の施設

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峠付近からの接続道路

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出典

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  1. ^ 出典:1982年11月30日 福井新聞21面の掲載記事より(但し当時の掲載写真はモノクロだった)
  2. ^ 新規事業採択時評価結果(平成15年度新規事業化箇所) - 国土交通省
  3. ^ 「JR北陸本線交差部の狭隘トンネルが解消」 - 国土交通省近畿地方整備局

参考文献

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関連項目

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