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利用者:G-Sounds/厳選した仮リンクや赤リンクはWikipedia成長の道標になる

「厳選した仮リンクや赤リンクはWikipedia成長の道標になる」は、Wikipediaに関するG-Soundsの私論です。なお本論では、赤リンクの作成についても触れています。本論は日本語版に限らず、全言語版のWikipediaの記事に言えることであろうと、G-Soundsは考えています。

要旨

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本来ならば内部リンクを作ることが望ましい事象であるのにもかかわらず記事が存在せずに内部リンクを作れない時は、仮リンクを作成した方が、より詳しく知りたい閲覧者にとって利便性を上げるだけではなく、仮リンクを設置している言語版の改善にとっても良い効果をもたらすと考えられます。なお、内部リンクを作ることが望ましい事象であるのにもかかわらず記事が存在せずに内部リンクを作れない上に、他言語版に記事が存在しないために仮リンクの作成もできない時は、赤リンクを作成した方が良いのです。ただし、内部リンクの作成の仕方と同様に、仮リンクも赤リンクも、厳選して作成する必要があることは言わずもがなです。また、単なる単語や、専門用語の一部を取り出して、仮リンクや赤リンクを作るべきではないことも、内部リンクと同様です。

本文

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少し遠回りですけれども、まず仮リンクが存在することを嫌う方々の考えを少しだけ覗いてみましょう。

例えば、仮リンクは、どうせ記事が作成されたら消される物だから最初から作らない方が良いのではないのかという考え方もあるようです。Wikipediaでは全ての版が保存されるわけですから、仮リンク解消後に版の数が増えることを心配してのことなのかもしれません。しかし、これはサーバの負荷を気にし過ぎないようにと言ってくれている部分と言って良いでしょう。もちろん、その記事を近々自身で執筆する予定があるのであれば、仮リンクにするまでもないでしょう。これに対して、自身で執筆する予定が無いのであれば、どうぞサーバの負荷を気にし過ぎずに仮リンクを作っておいてください。

また、仮リンクは、不格好だから作りたくないと思っていることもあるようです。しかし、この考えは大きな間違いです。なぜなら仮リンクは、あっても無くても良い物、ではなく、原則として、あった方が良い物だからです。もちろん、仮リンクを作れるからと言って、その記事に関係の深くない事象や、単なる単語への仮リンクを、機械的に作ることも誤りです。仮リンクもまた、内部リンクの作り方に準拠し、厳選して作成するべきである点は変わりません。

さて、では厳選した上でという但し書きこそ付くものの、どうして原則として仮リンクを作成した方が良いのでしょうか?

まずは、他言語版に記事が存在しているため、もしも読者が、その言語に精通していた場合、他言語版に移動することで情報を得られる可能性が出るためです。そして、仮リンクが無い場合、わざわざ、調べたいことを他言語に翻訳して、それを他言語版のWikipediaで検索してみるといった手間を取らせることになってしまいます。他の検索エンジンを経由するにしても、例えば、綴りの少しの違いで空振りに終わる可能性が上がります。特にあまり、その言語に堪能ではない場合、綴りのミスなどに気が付くことは大変です。しかし、仮リンクがあれば、既に他言語版にリンクがあるわけですから、ひとまず綴りのミスで空振りするということは避けられるはずです。さらには、読者が知らない言語の検索は難しいわけですけれども、仮リンクがあれば、とりあえず知らない言語版であっても記事に辿り着けるので、あとは機械翻訳させてみるといった使い方も行いやすくなります。記事の執筆において機械翻訳は、原則として行うべきではありませんけれども、こと閲覧する時に機械翻訳してみるのは構わないでしょう。機械翻訳なので有用な情報が得られる可能性は低いものの、さらなる情報を得るための糸口となるキーワードくらいならば、得られる可能性は充分にあります。いずれにしても、他言語版へのアクセスがしやすくなっていることは、読者にとって良いことだと言えるでしょう。

もしかすると、仮リンクになっていることで「(記事名)(X語版)」と「(X語版)」という余計な文字が記事に挿入される分だけ読みにくいとの意見もあるかもしれません。けれども、書式が決まっているため、それを読み飛ばすことは容易なので問題にはなりません。むしろ、仮リンクを消したことによる害の方が大きいことを考えてください。もし、あなたが他言語版は一切使用しないのだとしても、他言語版を利用する他の人のために、仮リンクは放置してあげましょう。それに、あなたが他言語版は一切使用しないのだとしても、仮リンクを残しておけば、誰かが仮リンクを辿って読んだついでに、翻訳した記事をアップロードしてくれるかもしれません。そうなれば、あなたが利用している言語で読める記事が増加します。逆に、仮リンクを消してしまえば、翻訳者が現れない可能性が上がることも想像が付くでしょう。

Wikipediaには翻訳依頼を行える場所が用意されていることもありますが、その多くは依頼が羅列されているだけで、そこに文脈が無いことがほとんどです。しかし、仮リンクは記事の中という、文脈の中に埋め込まれているため、仮リンクが設置されている記事や、その関連記事が、仮リンクでつながっている他言語版の記事を翻訳する際に、ヒントになることがあることも注目すべきでしょう。そして、仮リンクされている記事に書かれている内容は、仮リンクが設置されている記事の加筆に役立つこともあります。これに関連して、もしも仮リンク先の言語版の方が情報更新が速い場合、仮リンク先を参照することで、仮リンクが設置されている記事の一部の情報更新ができる可能性もあります。

以上のように、仮リンクを作成しておくと、より詳しく知りたい閲覧者にとっても、仮リンクを設置している言語版の改善にとっても、良いと言えます。

補足 - 仮リンクする先の言語の選択について

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既述の通り、基本的には内部リンクの作り方と仮リンクの作り方は同じです。仮リンクであっても、仮リンクを設置する記事に関係が深い事象に厳選しなければなりません。

ただ、内部リンクの作り方と仮リンクの作り方には、1点だけ違いがあります。それは、複数の言語版に記事が存在した場合、一体どの言語版にリンクすれば良いのかという点です。これは内部リンクを作る時は、考える必要の無いことですね。Wikipediaは、元々英語版から始まったものであり、2018年現在においてもWikipedia英語版は、500万記事を遥かに超えており、最多の記事数を誇っています。その分だけ、英語版には仮リンクを作れる可能性が高いとも言えるでしょう。

しかしながら、だからと言って単純に英語版へのリンクを作っておけば良いかと言えば、決してそうではありません。仮リンクを設置できるということも1つの能力です。と言うのも、あなたが仮リンクを設置できるということは、少なくとも他の言語で、その事象が何という名称なのかを知っていることが必要だからです。何よりも、仮リンクを設置する事象についての知識も少々必要だからです。そうでなければ、仮リンクを作る必要があるのかどうか判断し、厳選することができません。そして、その事象について少し知っていれば、どの言語版が最も詳しく書かれているかについても予想したり、把握したりしやすいことでしょう。ですので、基本的には、最も詳しく書かれている言語版への仮リンクを作成するように心がけてください。

ただ、読むことのできる人の多い言語と、そうではない言語を天秤にかけて、読むことのできる人の多い言語版へのリンクを優先させるというのも1つの考え方ではあります。残念ながら読むことのできる人の多い言語版が最も詳しく書かれている言語版ではなかったとしても、読むことのできる人の多い言語版が内容的に充分に見える場合は、最も詳しく書かれている言語版ではなく、読むことのできる人の多い言語版にリンクを作っておくのも良いのかもしれません。

補足 - 赤リンクの作成について

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赤リンクを作るよりは、他言語版に記事が存在することが判るように、仮リンクにしておいた方が良いでしょう。しかしながら、その記事からは本来ならば内部リンクを作ることが望ましい事象であるのにもかかわらず記事が無く、さらに、適切な仮リンク先が見つからない時は、リンクを作らないのではなく、赤リンクを作成しておきましょう。赤リンクが存在することで、その事象に関する記事が必要であることが強調されるため、誰かが記事を作ってくれるかもしれません。または、誰かが仮リンク先を見つけて修正してくれるかもしれません。

なお、内部リンクの作り方と同様に、単なる単語に赤リンクを作ることはいけません。

そして、もしも青リンク(内部リンク)や仮リンクが作成できたとしても、専門用語の一部分だけを取り出して青リンクや仮リンクをするようなこともいけません。例えば「ABCDE受容体」という物が存在したとして、その用語の一部を取り出して「ABCDE受容体」という青リンクを作成することは問題です。もちろん「ABCDE受容体」や「ABCDE受容体」など、これに類する青リンクを作成することも同様に行うべきではありません。このような時は、妥協せずに、仮に赤リンクになったとしても「ABCDE受容体」とするべきなのです。

妥協した青リンクは、是非、仮リンクや赤リンクに修正しましょう。同様に、妥協した仮リンクは、赤リンクに修正しましょう。

まとめ

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厳選した仮リンクや赤リンクの作成は、その言語版に、どんな記事が必要なのかを明確にしてくれます。この意味で、その言語版を成長させる道標になるでしょう。特に、仮リンクは作成した方が、設置している言語版の改善にとって良いばかりか、より詳しく知りたい閲覧者にとっても利便性を上げられるため、有用です。なお、妥協した青リンクを、適切な記事が存在しないために青リンクにできない時は、可能な限り、仮リンクに修正することも大切です。

関連項目

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