利用者:Cyclops/特別書庫-14
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廃寺(はいじ)は、仏教関連用語の一つ。
本義としては「廃止された仏教寺院」を指す語であるが、他宗教の施設についても用いられることがある。
概説
[編集]廃寺とは「廃止された仏教寺院」のことである。政策や社会情勢を理由とした廃止(例:廃仏毀釈、文化大革命による宗教弾圧)、経済的事情による廃止、天災や人災、戦争などによって施設が破壊されたのちの、再建が叶わなかったことによる結果的な廃止(廃墟化)、信者や地域住民といった担い手を失ったことによる廃墟化・遺跡化(例:ガンダーラ地方の寺院遺跡。13世紀のモンゴル軍による戦禍)など、廃止される事由はさまざまである。ただし、ここに示したものは後者であればあるほど、それらは「廃墟」であり、「遺跡」であって、「廃寺」と表現されることは少なくなる。
また、道教やインドの諸宗教、ゾロアスター教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教等々、仏教以外の宗教施設を「寺院」と呼ぶことがあり(cf. 寺院#仏教以外の宗教の寺院)、キリスト教など一部宗教では修行者(修道者)を「修道僧」「僧」「尼僧」などと呼ぶことがあるのと同じく、適当な漢訳語が無いことから、廃止された、または、廃墟化・遺跡化したそのような宗教施設を、漢字文化圏で「廃寺」と呼ぶことも珍しくない。
廃寺の一覧
[編集]ここでは、著名な廃寺を始め、特筆すべき廃寺について記す。
- 日本
- 現・吉備池廃寺跡 :所在地は奈良県桜井市吉備。7世紀前期の創建説(百済大寺説)あるも不明。廃絶時期も不明。
- 現・穴太廃寺 :滋賀県大津市の穴太から唐崎にまたがる地域に遺跡として伝わっており、舒明天皇治世下(630年代)の創建とも推定される。
- 山田寺 :7世紀半ばの創建。明治初期に起こった廃仏毀釈によって廃寺とされるも、のち、小寺(大化山 山田寺)として再興された。所在地は奈良県桜井市山田。
- 大山峰 正福寺(通称・大山寺) :現・大山廃寺跡(愛知県小牧市大山)。7世紀後期の創建。15世紀半ばに廃絶。
- 現・上淀廃寺跡 :鳥取県米子市淀江町(cf.)。7世紀後期の創建。11世紀前期に焼失し、廃絶。
- 現・片山廃寺跡 :静岡県静岡市駿河区大谷。8世紀後期の創建。10世紀前期に廃絶。
- 敏満寺 :
- 日本以外の仏教圏
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- 仏教圏以外
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関連項目
[編集]- 廃寺 - 廃墟 - 遺跡・史跡
- 神仏分離・廃仏毀釈 / 文化大革命による宗教弾圧
- Category:日本の仏教遺跡