利用者:難訓典
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このページは難読漢字の「日本語における難読漢字の例」という項目を基にして作成した「魁本大字類苑」、「和漢音釈書言字考」等現代日本語として扱われていない漢字表記を列挙する項目です。
難読漢字の例(中国語、字義含む)
[編集]この節に雑多な内容が羅列されています。 |
熟字訓
[編集]- 広深無極(おぎろなし)[1]
- 花客先(とくいさき)[1]
- 卵襲(とりのこがさね)[1]
- 波及失(とばっちり)[1]
- 重頭(がさつ)[1]
- 光儀(すがた)[1]
- 麁匇(ぞんざい)[1]
- 申明亭(せいさつば)[1]
- 旁及(どこともなし)[1]
- 肆宴(とよのあかり)[1]
- 耳坐滋(はたすそご)[1]
- 固陋奴(へんくつもの)[1]
- 偃曝(ひなたぼこり)[1]
- 一雌雄(ひとつがい)[1]
- 稗官者流(わがはい)[2]
- 聾座敷・対陣敵國(むこうじょうめん)[2]
- 甲乙丙丁(しょへんにへん)[2]
- 過去将来(こしかたゆくすえ)[2]
- 不知所之(まいご)[2]
- 凹騎(ふたりのり)[2]
- 軟軟痿痿(ぐにゃぐにゃ)[2]
- 陶椀羹殿(ちゃわんもり)[2]
- 懊惱腹(むしゃくしゃばら)[2]
- 強請奨勵(むりやり)[2]
- 赤繩(えにし)[2]
- 嚢槖懸罄(いちもんなし)[2]
- 二陰鬼(ふたりのゆうれい)[2]
- 一二三行(ふとくたくましく)[3]
- 囂亘掣(ひらめきわたってひかえたり)[3]
- 安童(こしょう)[3]
- 両舌(いつわりごと)[3]
- 素膳(しょうじんりょうり)[3]
- 濊々(ざんぶり)[3]
- 百日咳(くつめき)[4]
- 水子(もしたのとうさぎ)[5]
- 残賊強暴(ちはやぶる)[5]
- 荒世和世祓(つつしよろい)[5]
- 三月三日名(ごくすい)[5]
- 一悤(ひとよりのいと)[5]
- 皺文襪(ひきはだのしたぐら)[5]
- 鬼絃(しのお)[6]
- 切木四之泣(かりがね)[6]
- 前陰白駁(さやぶち)[6]
- 破瞼孤蹄(ながれさくのいちじろ)[6]
- 大衣(はえ)[6]
- 嗶吱(ペルペチュアン)[6]
- 主膳監(みこのみやのかしわでのつかさ)[6]
- 儀同三司(きとうし)[6]
- 脳疽(くびきれちょう)[7]
- 悪露(しも)[7]
- 脛臁瘡(こせがさ)[7]
- 畢翳(うさぎあみ)[7]
- 殷朱(うるみしゅ)[7]
- 無限・百千(そくばく)[7]
- 娑婆・東来西来・右行左行(びらりしゃらり)[7]
- 狐疑(そらうたがい)[7]
- 新哢(はつね)[7]
- 髣髴・依俙(それかあらぬか)[7]
- 華明・最媚・窈窕(なまめり)[7]
- 養花天(はなぐもり)[7]
- 哉生明(みか)[7]
- 鰥々(ぼちぼち)[7]
- 瑕釁(ひびき)[7]
- 赤㿃(ながち)[7]
- 人作千年調鬼見拍手笑(らいねんのことをいえばおにがわらう)[8]
- 地無朱砂赤土爲土(とりなきさとのこうもり)[8]
- 弄璋之慶(おのこのうましたよろこび)[8]
- 魚骨腸(あら)[9]
動物
[編集]- 悪鬼貝(いばらがい)[10]
- 琵琶螺(うずらがい)[10]
- 𪕭𪖂(づらねこ)[10]
- 姑悪(もず)[10]
- 新婦魚(かせさば)[5]
- 赤目烏(しくち)[6]
- 海髑子(やし)[6]
- 戴帽魚(やがら)[6]
- 海牛魚(すずめうお)[7]
- 山龍蠧(ももむし)[7]
- 金牛兒(せみのぬけがら)[7]
- 蛅蟖房、躁舎(すずめのもたい)[7]
- 海蜌(みるくい)[7]
- 烏鬼(しまつどり)[7]
- 官艙爵(ざこ)[8]
- 纜魚[7]、甘盤校尉[11]、噀墨將軍[11](イカ)
- 時君[12]、元介卿[11]、通幽博士[11](カメ)
- 借眼公、同體合用功臣(クラゲ)[11]
- 黄薦可、春榮小供奉(フグ)[11]
- 已日寡人[12](ヘビ)
- 㸬(なかきうし、ふたとせうし)[13]
- 犚(みみくろきうし)[13]
- 犥(まだらうし)[13]
- 𤜂(うしのひづめ、うしのしし)[13]
- 羧(ひつじのやまい)[13]
- 羳(ひつじのはら)[13]
- 羷(ひつじのまがりづの)[13]
植物
[編集]- 山藜児(さるまめ)[10]
- 土欒樹(ごましおやなぎ)[10]
- 剌賢垤爾(ラエンデル)[10]
- 海蝦青(おにやぶそてつ、おにしだ)[10]
- 水莨葉敗醬(きんれいか)[10]
- 烏華烏児矢(くまこけもも)[10]
- 烏眼黄(くろくらかけまめ)[10]
- 木本黄精葉鉤吻(どくうつぎ)[10]
- 毛五瓜草𥟒(けかものはし)[10]
- 火焔菜(さんごじゅな)[10]
- 小雉尾草(たちしのぶ)[10]
- 草䕡茹(のうるし)[10]
- 昼眉草(にわほこり)[10]
- 山柳(おおさるこやなぎ)[10]
- 細葉沙参(ひなぎきょう)[10]
- 鷄腿児(ぶくりょうそう)[10]
- 牛嬭菜(ふようらん)[10]
- 合掌消(ろくおんそう)[10]
- 博落廻(ちゃんぱぎく)[10]
- 観音座蓮(りゅうびんたい)[10]
- 馬蹄香(みやまぬなは)[7]
- 獨荷草、唐婆鏡(ひまわり)[7]
- 老鸛菜(にがな)[7]
- 謝婆菜(かわちさ)[7]
- 象豆(ひょんのき)[7]
- 殷薛子(おにわらび)[5]
- 𨢬𨣴(やまぶき)[6]
- 馬歯莧葉景天(みぜはやそう)[14]
- 草本黄精葉鉤吻(さわなすび)[14]
- 三七(おらんだぐさ)[14]
- 馬術川芎(きよまさにんじん、おおばのせんきゅう)[14]
- 紫脊金盤(みやまゆきのした)[14]
- 薫草零陵香(もろこしぐさ)[14]
- 回々酸(くしゃみのき)[14]
- 天南星(やまこんにゃく)[14]
- 沂州漏蘆(しゅうめいぎく)[14]
- 四葉蓮(たいわんふたりしずか)[15]
- 水柯子(たいわんはんのき)[15]
- 小金英(たいわんのいばら)[15]
- 大天奉(たいわんあずさ)[15]
- 七葉蓮(たいわんつくばね)[15]
- 冇骨消(たいわんそくず)[15]
- 莿波(たいわんいちご)[15]
- 鷄母株(たいわんけやき)[15]
- 金赤龍丸(うにさぼてん)[15]
- 大丁草(むらさきたんぽぽ)[8]
- 蒚(ノビル)[16]
- 葝(ミソハギ)[16]
- 混沌螟蛉(ヤドリギ)[11]
- 痰宮劈歴(カラスビシャク)[11]
- 六亭劑(チョウセンゴミシ)[11]
- 䕓(うおころし、あくた)[13]
- 䕩(ほしうめ)[13]
地名
[編集]- 檀香山(ホノルル)
- 泗水(スラバヤ)
- 海参崴(ウラジオストク)
- 野猪河(ダリネゴルスク)
- 双城子(ウスリースク)
- 伊曼(ダリネレチェンスク)
- 蘇城(パルチザンスク)
- 摩闊崴(ポシェト)
- 石門(オリガ)
- 土拉子(スラヴャンカ)
- 柳樹営(ザルビノ)
- 灠溝崴(ナホトカ)
- 黄土坎子(アルセーニエフ)
- 快当別(トゥリー・ログ)
- 趙老背(グリゴリエフカ)
- 湾溝(ラゾ)
- 大囲子(テルネイ)
- 紅土岩(カメニ=ルイボロフ)
- 頭道溝(チュグエフカ)
- 西南岔(チェレムシャニ)
- 伯力(ハバロフスク)
- 瓦倫(コムソモリスク・ナ・アムーレ)
- 傅達里(アムールスク)
- 廟街(ニコラエフスク・ナ・アムーレ)
- 畢歆(ビキン)
- 奴児干城(トィル)
- 噶爾剔斉(トロイツコエ)
- 前坎(ボゴロツコエ)
- 奇穆尼窩集(ビロビジャン)
- 徐爾固(ニジュネレニンスコエ)
- 海蘭泡(ブラゴヴェシチェンスク)
- 雅克薩(アルバジン)
一字の漢字
[編集]- 䌞(えびら)[13]
- 𦇧(けおり)[13]
- 𦠄(ほほのしし)[13]
- 𨅍(あしびょうし)[9]
- 𩊝(きぬがさのさおのかがりいと[17])
- 䫜(ながきかしら)[13]
- 𩖶(そよかぜ)[13]
- 𪍠(こうじ[6])
表外訓
[編集]- 発哀い、哭い(ねつかい)[1]
- 蹣零す(はねおとす)[1]
- 鹹し(しわはゆし)[1]
- 精悍し(かいがいし)[1]
- 搴束り(はしょり)[1]
- 纏綿に(むつまかに)[1]
- 一二か(つまびらか)[1]
- 沸騰り(にえくりかえり)[1]
- 仂ない(はしたない)[1]
- 恚る(ふしこる)[1]
- 攪てる(ほだてる)[1]
- 令献す(まつりだす)[1]
- 允当い(むりもない)[1]
- 比える(よそえる)[1]
- 経く(わなく)[1]
- 驟き(うごつき)[1]
- 上下し(たたかわし)[1]
- 壊了し(だいなし)[1]
- 具足る(そだる)[1]
- 千千穢い(じじむざい)[1]
- 呻吟う(さまよう)[1]
- 糊塗し(ごまかし)[1]
- 佶屈い(ぎこちない)[1]
- 調弄い(からかい)[1]
- 危坐り(かしこまり)[1]
- 不図なし(おもいがけなし)[1]
- 影護たし(うしろめたし)[1]
- 獰悪し(はらぐろし)[2]
- 横道た(だいそれた)[2]
- 転仆び(ふしまろび)[2]
- 鶴夜る(かきくもる)[2]
- 酸鼻む(なみだぐむ)[2]
- 鬱勃な(おつりきな)[2]
- 光乖い(いらっしゃい)[2]
- 密雲む(なみだぐむ)[18]
- 所耳う(うけあう)[18]
- 齬う(きかう)[4]
- 嘘う(いきしろう)[4]
- 懐悒し(いきだわし)[4]
- 戯謔う(さるがう)[4]
- 歯れず(なかまにいれず)
- 𤹝れる(しびれる)[13]
- 𦄼す(ほだす)[13]
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao 『日本難訓難語大辞典』遊子館、2007年。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 『あて字用例辞典:名作にみる日本語表記のたのしみ』雄山閣、1994年。
- ^ a b c d e f 『基礎古文書のことば』柏書房、2000年。
- ^ a b c d e 『新編大言海 大槻文彦著』冨山房、1982年。
- ^ a b c d e f g h 『角川大字源』角川書店、1991年。
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab “和漢音釈書言字考節用集(明和3)”. 2024年4月27日閲覧。
- ^ a b c d e 『魁本大字類苑』谷口安定、1889年。
- ^ a b 『高橋五郎著 和漢雅俗いろは辞典』いろは字典発行所、1893年。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 『難訓辞典』東京堂出版、1956年。
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- ^ a b 『抱朴子』葛洪。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『明治字典訓解 藤懸貴重 編』安藤方晴等、1881年。
- ^ a b c d e f g h i 『難字と難解語の字典』北海道出版企画センター、1992年。
- ^ a b c d e f g h i 『大辭典』平凡社、1936年。
- ^ a b 『和漢三才圖會』寺島良安、江戸時代。
- ^ 『廣漢和辞典 諸橋轍次共著』大修館書店、1986年。
- ^ a b 『古文書難語辞典 横山篤美著』柏書房、1981年。