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利用者:小石川人晃/sandboxU

〓(猫四手[1]、学名: Betula corylifolia)はカバノキ科カバノキ属の落葉高木。別名、ウラジロカンバ[2]。和名ネコシデの由来は、果穂をネコの尾に見立てて名付けられたものである[2]。別名のウラジロカンバは、葉の裏側が白色の意味である[2]

本州の近畿地方以東、奈良県大峰山以北に分布し、亜高山帯に生える[1][2]。若木の樹皮はサクラ類に似ている印象で、光沢のある紫褐色で皮目があり、生長して古くなると灰白色になって横に剥がれる[1]。若い枝は暗紫褐色で、腺点はなく、短枝もできる[1][2]。枝を折ると、ミズメ(学名: Betula grossa)のようにサルチル酸メチルの匂いがする[1]。葉は互生し、短枝では2葉つき、初め両面に毛があるが、のちに脈状に残り、ほかは無毛となる[2]。葉の裏面は白色を帯びる[2]

花期は晩春(5月)[1]。葉が出る前に開花する[2]。短枝の雌花序は開出するが、果時には直立する[2]。冬芽は互生し、雄花序の冬芽は裸芽で円筒形、枝先に3-4個つく[1]。雄花序の冬芽は短枝につき、芽鱗は多数ある[1]。葉痕は半円形で、維管束痕が3個つく[1]

脚注

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参考文献

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  • 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、133頁。ISBN 978-4-416-61438-9 
  • 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑II = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 2 (グミ科~セリ科)』北隆館、2013年3月25日。ISBN 978-4-8326-0974-7