利用者:小石川人晃/sandboxF
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〓は(黒皮板屋、学名: Acer miyabei[1])はムクロジ科[注 1]の落葉高木。別名エゾイタヤ[注 2]、ミヤベカエデ[1]、ミヤベイタヤ[2]。
和名は、樹皮が灰黒色で、近縁種のイタヤカエデよりも黒っぽいことに由来し、また「カエデ」の語源は葉の形をカエルに見立てたことによる[4]。また別名は、北海道に産することから、ミヤベイタヤ・ミヤベカエデは明治22年に宮部金吾が日高で発見したのを記念して名付けられたものである[2]。
特徴
[編集]北海道と本州中部以北に少数が分布し、絶滅危惧種に指定されている[4]。高さ15メートル (m) になる[2]。葉はカジカエデやサトウカエデに似ており、切れ込みが多く、個体により変異が大きい。若い枝や徒長枝の葉は形が異なる[4]。葉の両面、特に葉脈上に毛を密生する[2]。葉柄は長く、4-20センチメートル (cm) になることもある[2]。シバタカエデとは果実の毛の有無以外、葉では区別がつかないほどよく似ている[4]。秋には紅葉し、黄色に色づくものが多いが、条件によっては他の色が混じることもある[4]。
花期は晩春[2]。淡黄色の花を咲かせる[2]。翼果は、開度が180度を超し、褐色の毛がある[2]。
少数であるが公園樹としての利用もある[4]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 最新の分類体系であるAPG体系はカエデ科に分類されるが、古いクロンキスト体系や新エングラー体系ではカエデ科に分類されている[1]。
- ^ 同名の標準和名を持つ植物(学名: Acer pictum subsp. mono)もある[2][3]。
出典
[編集]- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer miyabei Maxim. クロビイタヤ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編 2013, p. 182
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer pictum Thunb. subsp. mono (Maxim.) H.Ohashi エゾイタヤ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年6月7日閲覧。
- ^ a b c d e f 亀田龍吉 2014, p. 86.
参考文献
[編集]- 亀田龍吉『落ち葉の呼び名事典』世界文化社、2014年10月5日。ISBN 978-4-418-14424-2。
- 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑II = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 2 (グミ科~セリ科)』北隆館、2013年3月25日。ISBN 978-4-8326-0974-7。