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利用者:小石川人晃/sandbox12

エゾエノキ
エゾエノキの葉
エゾエノキ(Celtis jessoensis)の葉
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類I Eurosids I
: バラ目 Rosales
: アサ科 Cannabaceae
: エノキ属 Celtis
: エゾエノキ C. jessoensis
学名
Celtis jessoensis Koidz. (1913)[1]
シノニム
和名
エゾエノキ(蝦夷榎)

エゾエノキ(蝦夷榎[5]、学名: Celtis jessoensis)は、アサ科[注 1]エノキ属の落葉広葉樹である。別名、オクエノキともよばれる[1]

特徴

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北海道から九州に分布し、山地に生える[5]。落葉広葉樹の高木で、高さは20-30メートル (m) になる[6]。樹皮は灰色から灰褐色で滑らかで裂け目はない[5]。一年枝はジグザグ状に伸び、褐色で灰白色の皮目が多く、やや毛が残る[5]。葉は葉柄をもって互生し、長さは3-10センチメートル (cm) 、上部3分の2の葉縁には鋭い鋸歯がある[6]

花期は春(4 - 5月)[5]。雌雄同株[6]。雄花と雌花があり、新枝の葉腋に淡黄色の細かい花をつける[6]。萼片は4枚で、平らに展開する[6]。果実は核果で、径6-8ミリメートル (mm) の球形で秋に黒く熟し[6]、冬は枝になくても樹の下によく落ちている[5]。冬芽は鱗芽で、長楕円形でエノキよりも細長く、芽鱗は5 - 8枚と数も多い[5]。両側には芽鱗に隠れた副芽がつく[5]。枝先には仮頂芽をつけ、側芽は枝に伏せるように互生する[5]。葉痕は半円形で隆起し、維管束痕が3個つく[5]

エノキに似るが、葉の鋸歯が多くて鋭く、果柄が長い、果実が黒熟(エノキは橙色)する点で見分けがつく[6]

ギャラリー

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脚注

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注釈

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  1. ^ 最新の植物分類体系であるAPG体系ではアサ科(Cannabaceae)に分類されるが、古いクロンキスト体系新エングラー体系ではニレ科(Ulmaceae)に分類されている[1]

出典

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参考文献

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  • 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、185頁。ISBN 978-4-416-61438-9 
  • 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑II = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 2 (グミ科~セリ科)』北隆館、2013年3月25日。ISBN 978-4-8326-0974-7