利用者:㭍月例祭/sandbox/競走記事の命名
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基本則(上位の規程)
[編集]-
- 下記の条件の全てまたは大部分を満たすこと。
- ただし、他の複数の条件を満たすためにいずれかの条件を犠牲にする場合もある。
- その場合には、信頼できる情報源における慣例を参考に、議論により定めること。
- (1)認知度が高い - 信頼できる情報源において最も一般的に使われており、最も著名な表記
- (2)見つけやすい - 読者にとって記事の中で見つけやすいもの
- (3)曖昧でない - 他の記事と記事名がバッティングしないこと(曖昧さ回避のための「_(ほにゃらら)」が不要なのが望ましい)
- (4)簡潔 - 短く、要点を突いている
- (5)首尾一貫している - 他の似たような記事においても、同じように使われている
競馬の競走の記事の命名の基本方針
[編集]- 1.まずは日本語の「信頼できる情報源」での表記例を収集してください。
- 2.そこで最も頻繁に使われているものが最有力候補になります。
- 3.ただし、下記にあてはまる場合など、表記が複数ある場合には、基本的には下記にしたがって命名してください。
- 4.それ以外の別表記・異表記・表記ゆれ・旧名などはリダイレクトを作成することができます。
- レース名の改名があった場合や、原則に合わない場合でも、早急に改名せず、いちどPJ:HRに諮るようにしてください。
- 通称はリダイレクトとする
- (例)Poule d'Essai des Poulains → プール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)
- (例)Prix du Jockey Club → ジョッケクルブ賞(フランスダービー)
- (例)Derby Italiano → デルビーイタリアーノ(イタリアダービーはサッカーの記事)
- (例)Deutsches Derby → ドイチェスダービー(ドイツダービー)
- 次節以降で一般的な命名規則と実例を示します。(ただし、「推奨」表記への統一に過度にこだわる必要はありません。信頼できる情報源での使用例もよく考慮してください。複数の有力候補があり決め難い場合には、どれか一つを選択して残りをリダイレクトにしたり、記事の中で異表記を列記すれば十分です。
中黒(「・」)の有無
[編集]A-1. 原語の単語の区切りには、基本的には「・」を挿入しない
[編集]- (例)St. James's Palace Stakes → セントジェームズパレスステークス
- (例)Prince of Wales's Stakes → プリンスオブウェールズステークス
A-2. 人名を含む場合
[編集]A-2-1. 略語がない場合には原則どおり、「・」を挿入しない
[編集]- (例)Gordon Richards Stakes → ゴードンリチャーズステークス
- (例)Robert Sangster Stakes → ロバートサングスターステークス
- (例)Prix Robert Papin → ロベールパパン賞
A-2-2. 略語がある場合には「・」を挿入する
[編集]「L.」は「L・」とする。
- (例)Clement L. Hirsch Stakes → クレメント・L・ハーシュステークス
- (例)Alfred G. Vanderbilt Handicap → アルフレッド・G・ヴァンダービルトハンデキャップ
- (例)E. P. Taylor Stakes → E・P・テイラーステークス
オーストラリアのCFオーアステークスは原語が「C F Orr Stakes」で「C.」のようにはなっていないが、原義は人名の「Charles F. Orr」なので、「C・F・オーアステークス」にするべきか
- (例)TJスミスステークス(T J Smith Stakes ← en:Tommy J. Smithに由来)も同案件
- (例)E W Barker Trophy → イー・ダブリュー・バーカー・トロフィー(シンガポール)これは法則に従うと「E・W・バーカートロフィー」が正しい
A-2-3. 「=」を挿入する場合
[編集]- (例)Prix Jean-Luc Lagardère → ジャン=リュック・ラガルデール賞(現状はジャン・リュック・ラガルデール賞)
A-3. 「・」を挿入する例外
[編集]A-3-1. 類似名の競走の区別が成り立つ場合
[編集]- (例)Joe Hirsch Turf Classic Invitational Stakes → ジョーハーシュ・ターフクラシック招待(改名提案中)
- (例)Woodford Reserve Turf Classic Stakes → ウッドフォードリザーブ・ターフクラシック(改名提案中)
A-3-2. 同一シリーズ開催での競走の区別が成り立つ場合
[編集]- (例)Breeders' Cup Classic → ブリーダーズカップ・クラシック
- (例)Breeders' Cup Juvenile → ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル
- (例)Breeders' Cup Filly & Mare Turf → ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ
ほか
- 以下は「ブリティッシュチャンピオンズ・スプリントステークス」のようにしたほうが良いかも
- (例)British Champions Sprint Stakes → ブリティッシュ・チャンピオンズ・スプリントステークス
- (例)British Champions Fillies & Mares Stakes → ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス
ほか
- 以下は「サンシャインミリオンズ・オークス」のようにしたほうが良いかも
- (例)Sunshine Millions Oaks → サンシャインミリオンズオークス
- (例)Sunshine Millions Classic Stakes → サンシャインミリオンズクラシックステークス
- (例)Sunshine Millions Sprint Stakes → サンシャインミリオンズスプリントステークス
A-4. 現状で「・」を挿入しているもの
[編集]- (例)Poule d'Essai des Poulains → プール・デッセ・デ・プーラン(プールデッセデプーラン)
- (例)Gran Premio Polla de Potrillos → ポージャ・デ・ポトリロス(法則から行くと「大賞」)
全体として、フランスのレースの「de」「le」などについては規則性は未整備の印象。
- (例)Prix de l'Abbaye de Longchamp → アベイ・ド・ロンシャン賞(アベイドロンシャン賞)
- (例)Prix Jacques le Marois → ジャック・ル・マロワ賞(ジャックルマロワ賞)
- (例)Prix Maurice de Gheest → モーリス・ド・ゲスト賞(モーリスドゲスト賞)
- (例)Critérium International → クリテリウム・アンテルナシオナル(クリテリウムアンテルナシオナル、クリテリウム国際)
- (例外)Critérium de Saint-Cloud → クリテリウムドサンクルー
- Saint-Cloudを「サンクルー」か「サン=クルー」とするか
- Prix Saint-Alaryはサンタラリ賞か「サン=タラリ賞」か
- フランス語固有名詞の一般用例は?
- (例)Mont Saint-Michel → モン・サン=ミシェル、モンサンミッシェル、モン=サン=ミシェル、モン・サン・ミッシェル
カタカナ化する場合としない場合
[編集]B-1-1. 訳語・カタカナ転記の統一
[編集]原語 | 推奨の統一表記 | 注意事項 |
---|---|---|
Stakes | ステークス | 「S」と略記しない |
Handicap | ハンデキャップ | 「ハンデ」「H」と略記しない |
Cup | カップ | 「杯」と日本語化しない、「C」と略記しない |
Memorial | 記念 | 「メモリアル」とカタカナ化しない |
Invitational | 招待 | 「インヴィテーショナル/インビテーショナル」とカタカナ化しない ※これは現状カタカナのほうが多い感じ |
International | 国際 | 「インターショナル」とカタカナ化しない ※これは現状カタカナのほうが多い感じ |
Guineas | ギニー | 「ギニーズ」と複数形にしない |
| ||
Championshipl | チャンピオンシップ | 「選手権」と日本語化しない |
- ウッドランズハンディキャップ→「ウッドランズハンデキャップ」に改名すべきか
B-1-2. Prix・Premio・Preisは「賞」で統一
[編集]原語 | 推奨の統一表記 | 注意事項 |
---|---|---|
|
賞 | 「プリ」「プレミオ」などとカタカナ化しない |
|
大賞 | 「グランプリ」「グランプレミオ」などとカタカナ化しない 「大賞典」としない(リダイレクトは可) |
- (例)Prix Vermeille → ヴェルメイユ賞
- (例)Prix du Cadran → カドラン賞(de、du、leなどの冠詞はカタカナ化の際に無視する)
- (例)Prix d'Ispahan → イスパーン賞(d'Iのようなエリジオンはカタカナ化の際に無視する)
- (例)Prix de la Salamandre → サラマンドル賞(de laはカタカナ化の際に無視する)
- (例)Prix de l'Opera → オペラ賞(de l'部はカタカナ化の際に無視する)
- (例)Grand Prix de Paris → パリ大賞(パリ大賞典)
- (例)Grand Prix de Saint-Cloud → サンクルー大賞(サンクルー大賞典)
- (例)Gran Premio del Jockey Club → ジョッキークラブ大賞
- (例)Großer Preis von Berlin → ベルリン大賞
- (例)Gran Premio Internacional Carlos Pellegrini → カルロスペレグリーニ大賞
- (例)Gran Premio Jockey Club → ジョッキークラブ大賞 (アルゼンチン)
- (例)Grande Prêmio Cruzeiro do Sul → クルセイ・ド・スル賞(これは法則から行くと「クルセイドスル大賞」か?)
B-2. 例外的規定・日本語化すると一般的表記と言えなくなる場合にはカタカナとする
[編集]- (例)International Stakes → インターナショナルステークス
- (例)Wood Memorial Stakes → ウッドメモリアルステークス
- (例)Gran Premio Nacional → ナシオナル大賞
- (例)Invitation Stakes → インヴィテーションステークス(別名en:Sir Rupert Clarke Stakes、公式登録上はInvitation S)
B-3. 特殊例「世」
[編集]- (例)King Edward VII Stakes → キングエドワード7世ステークス
- (例)King George VI and Queen Elizabeth Stakes → キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス
C. 信頼できる情報源での用例で日本語化が主流
[編集]音優先のカタカナ表記よりも、意味優先の翻訳が主流である場合
- (例)Prix de l'Arc de Triomphe → 凱旋門賞(信頼できる情報源での代表的表記)
- (例)National Museum of Racing Hall of Fame Stakes → アメリカ競馬名誉の殿堂博物館ステークス
- カナダ競馬名誉の殿堂やオーストラリア競馬名誉の殿堂など「競馬名誉の殿堂」が他国にもあるので「アメリカ」がついている
- (例)Singapore Airlines International Cup → シンガポール航空インターナショナルカップ
- 「Singapore Airlines」=シンガポール航空とするのが通例。※Internationalを「国際」とするか?)
- (例)Premio Presidente della Repubblica → イタリア共和国大統領賞
- フランスのPrix du Président de la République」(共和国大統領賞=サンクルー大賞の前名)との区別のため「イタリア」がついている
カタカナ化の際に日本語で一般的な表現に改められたもの
- (例)Bayerisches Zuchtrennen → バイエルンツフトレネン(Bayerisches(バイエリシェス)は「バイエルン(Bayern)の」の意味の変化系(Japan→Japaneseなどと同様))
- 現状、アイリッシュダービー、ドイチェスダービーなどとは整合性はない
D. 頭文字、略記号、英数字等を含む場合は、例外的に、半角英数字を使用する
[編集]- (例)One Thousand Guineas Stakes → 1000ギニーステークス
- (例)Washington, D.C. International → ワシントンDCインターナショナル
- (例)Maker's 46 Mile Stakes → メーカーズ46マイルステークス
- (例)The BMW → ザBMW
表記ゆれ等
[編集]- X. 外国語は信頼できる情報源での代表的な表記でカタカナ化してください。他の表記がある場合には必要に応じてリダイレクトを作成してください。
- (例)Victoria Derby → ヴィクトリアダービー(ビクトリアダービー)
- (例)Chester Vase → チェスターヴェース(チェスターヴァーズ)
特殊ケース
[編集]- Y. 例外的なもの
- (例)Tokyo City Cup → 東京シティカップ これは「トーキョーシティカップ」ではないか
- (例)Cesarewitch Handicap → ロシア皇太子ハンデキャップ 信頼できる情報源が見当たらない(シザーウィッチのほうがいいのかも)
- (例)Singapore 3-Year-Old Classic → シンガポール3歳クラシック(ほかにやりようがない)
- Z. 特殊事例(個別に合意がある?)
特記事項
[編集]- 現状では
- アメリカのレースは概ね法則性がある。ただし改名が頻繁
- イギリスのレースは概ね法則性がある。
- フランスはやや法則性を欠く。改名はやや頻繁
- 南米は記事が少なく、法則性を欠く(そもそもカタカナ化が妥当なのかどうかも不明)
- オーストラリア・ニュージーランドは記事が多く、法則性を欠く
- UAEは記事が多いが、表記が問題になりそうなものが少ない
- それ以外は記事が少なく、現段階ではあまり問題になりそうではない(ドイツの「銀行」や、イタリアの「del」など、ゆくゆくは悩むものがありそう)