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うる星やつら (OVA) | |
---|---|
ジャンル | SF・恋愛・ギャグ・コメディ・少年向け |
OVA:うる星やつら 了子の9月のお茶会 | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | やまざきかずお(※チーフディレクター) |
シリーズ構成 | 柳川茂 |
脚本 | 伊藤和典、岩崎弘、島田満、 井上敏樹、柳川茂、土屋斗紀雄 |
キャラクターデザイン | 高田明美 |
メカニックデザイン | 佐藤正浩(※メカ設定) |
音楽 | 風戸慎介、安西史孝、星勝、 西村コージ、ミッキー吉野 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1986年8月21日 |
OVA:うる星やつら 〈メモリアル・アルバム〉 アイム・THE・終ちゃん | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | やまざきかずお(※ディレクター) |
脚本 | やまざきかずお、伊藤和典、星山博之、 柳川茂、井上敏樹、島田満(※シナリオ) |
キャラクターデザイン | 高田明美 |
音楽 | 安西史孝、小林泉美、西村コージ、 風戸慎介、星勝、ミッキー吉野 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1987年1月5日 |
OVA:うる星やつら 夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | 出崎哲 |
脚本 | 小出一巳、今泉俊昭 |
キャラクターデザイン | 四分一節子 |
メカニックデザイン | 前島健一(※メカ設定) |
音楽 | 風戸慎介、安西史孝、星勝、ミッキー吉野、 西村コージ、小林泉美、板倉文、天野正道 |
アニメーション制作 | マジックバス(※制作協力) |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1987年7月18日 |
OVA:うる星やつら 怒れ!!シャーベット | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | 四分一節子 |
音楽 | 風戸慎介、安西史孝、星勝、 ミッキー吉野、西村コージ |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1988年12月2日 |
OVA:うる星やつら 渚のフィアンセ | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | 四分一節子 |
音楽 | 風戸慎介、安西史孝、星勝、 ミッキー吉野、西村コージ |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | キティ・フィルム |
収録時間 | 1988年12月8日 |
OVA:うる星やつら 電気仕掛けの御庭番 | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | 四分一節子 |
音楽 | 風戸慎介、安西史孝、星勝、 ミッキー吉野、西村コージ |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1989年8月21日 |
OVA:うる星やつら 月に吠える | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | 四分一節子 |
脚本 | 近藤真智子 |
音楽 | 風戸慎介、安西史孝、星勝、 ミッキー吉野、西村コージ |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1989年9月1日 |
OVA:うる星やつら ヤギさんとチーズ | |
原作 | 高橋留美子 |
脚本 | 岡村豊 |
アニメーション制作 | マッドハウス(※アニメーション制作協力) |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1989年12月21日 |
OVA:うる星やつら ハートをつかめ | |
原作 | 高橋留美子 |
脚本 | 浦畑達彦 |
アニメーション制作 | マッドハウス、 渡辺プロモーション (※アニメーション制作協力) |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1989年12月27日 |
OVA:うる星やつら 乙女ばしかの恐怖 | |
原作 | 高橋留美子 |
脚本 | 藤原英洋 |
キャラクターデザイン | 重田敦司 |
アニメーション制作 | マッドハウス、 渡辺プロモーション (※アニメーション制作協力) |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1991年6月21日 |
OVA:うる星やつら 霊魂とデート | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | 森脇真琴 |
脚本 | 浦畑達彦 |
キャラクターデザイン | 重田敦司 |
アニメーション制作 | マッドハウス、 渡辺プロモーション (※アニメーション制作協力) |
製作 | キティ・フィルム |
発売日 | 1991年6月21日 |
OVA:うる星やつら ザ・障害物水泳大会 | |
原作 | 高橋留美子 |
監督 | 米たにヨシトモ |
脚本 | 横手美智子 |
キャラクターデザイン | 土器手司、広田麻由美 |
音楽 | 渡辺剛 |
製作 | サンライズ |
発売日 | 2010年10月20日 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『うる星やつら』(うるせいやつら)は、高橋留美子による同名の漫画を原作とする、日本のアニメーション作品。本記事では、その中でも1981年10月 - 1986年3月にフジテレビ系列ほかにて放送されたテレビアニメ(1981年版)に関連した、OVA全12作品について解説する。
『うる星やつら』のOVAは、テレビアニメ(1981年版)放送終了後の1986年8月21日に発売された「了子の9月のお茶会」を皮切りに、1991年までに11作品が製作・発売された。テレビアニメ(1981年版)は1986年3月19日に本放送を終了したが、この時点で原作漫画はまだ連載中であったため、翌年春の連載終了までに掲載されたエピソードが映像化されない状態であった。OVAではそうしたエピソードをアニメ化しているが、作品によって制作スタッフが異なり、各作品ごとに作風が異なる。特にキャラクターデザインに違いがあるほか、原作に準じてアニメ化した作品に対し、原作に大幅なアレンジを加えている作品もある。
なお、第1作「了子の9月のお茶会」、第2作「アイム・THE・終ちゃん」はキティ・フィルム主催によるファン大会向けの総集編ビデオとして制作されたほか、第12作「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」は2008年に開催された高橋留美子の原画展で上映するために制作された「特別編」であるため、これら3作品はOVAとして扱われないことがあるが[注 1]、映像ソフト化されていることを踏まえ、OVAとして記載する。
了子の9月のお茶会
[編集]『うる星やつら』初のOVA作品。1985年9月24日より全国各地で行われた、キティ・フィルムが運営する公式ファンクラブ『うる星やつら ファン・クラブ』主催のイベント「第3回うる星やつらファン大会」にて公開されたのち、映像ソフトとして1986年8月21日に発売された。本作は総集編形式のアニメオリジナル作品となっている。面堂了子がラムをはじめとする女性キャラクターとともに「お茶会」をし、各人がそれぞれの思い出を語り合う。「総集編」ではあるがオリジナルの映像も多く含まれる。また、テレビアニメ本編の映像が使用されているものの、声を当て直していて本放送での映像とセリフが異なる箇所もある。
あらすじ(1)
[編集]退屈しのぎがしたい了子。「そうだわ、お手紙をお書きしましょう!」と、突然了子は手紙を書き出す。その内容は、「9月のお茶会」をするというもの。手紙は黒子たちによってラムやしのぶ、ラン、竜之介、テン、コタツネコ、キツネ(純情ギツネ)、飛鳥のもとに届けられた。
こうして面堂邸に集まったラムやしのぶたち招待客。なぜか錯乱坊(チェリー)もいた。了子を中心にどんどん話が広がっていくが、了子はまた、何かを企んでいるわけであり…。
登場人物・キャスト(1)
[編集]- 諸星あたる - 古川登志夫
- ラム - 平野文
- 面堂了子 - 小山茉美
- 面堂終太郎 - 神谷明
- テン - 杉山佳寿子
- 三宅しのぶ - 島津冴子
- メガネ - 千葉繁
- パーマ - 村山明
- チビ - 二又一成
- カクガリ - 野村信次
- 藤波竜之介 - 田中真弓
- 竜之介の父 - 安西正弘
- ラン - 小宮和枝
- サクラ - 鷲尾真知子
- ♨先生 - 池水通洋
- あたるの父 - 緒方賢一
- あたるの母 - 佐久間なつみ
- 水乃小路飛鳥 - 島本須美
- テンの母 - 勝生真沙子
- 錯乱坊(チェリー) - 永井一郎
スタッフ(1)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 企画 - 落合茂一
- チーフディレクター - やまざきかずお
- アシスタントディレクター - 鈴木行
- シリーズ構成 - 柳川茂
- 脚本 - 伊藤和典、岩崎弘、島田満、井上敏樹、柳川茂、土屋斗紀雄
- コンテ - 押井守、西村純二、上村修、やまざきかずお、吉永尚之、鈴木行
- 演出 - 早川啓二、押井守、西村純二、上村修、やまざきかずお、吉永尚之、鈴木行
- 作画監督 - 遠藤麻未、やまざきかずお、林隆文、遠藤祐一、土器手司、澤田正人
- 音楽 - 風戸慎介、安西史孝、星勝、西村コージ、ミッキー吉野
- キャラクターデザイン - 高田明美
- メカ設定 - 佐藤正浩
- 撮影監督 - 清水洋一
- 美術監督 - 新井寅雄
- 色指定 - 遠藤恭生
- 編集 - 森田清次、坂本雅紀
- オープニング・エンディングアニメーション - 南家こうじ
- プロデューサー - 長谷川洋、菊池優
- コーディネーター - 加藤裕子、松下洋子
- フジテレビプロデューサー - 岡正
- アニメーション制作 - スタジオディーン
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(1)
[編集]- 「殿方ごめん遊ばせ」
- 南翔子によるオープニングテーマ。作詞は阿木燿子、作曲は和泉常寛、編曲は水谷公生。
- 本楽曲は1981年版テレビアニメのオープニングテーマである。
- 「Good Luck~永遠より愛をこめて~」
- 南翔子によるエンディングテーマ。作詞は阿木燿子、作曲は和泉常寛、編曲は水谷公生。
- 本楽曲は1981年版テレビアニメのエンディングテーマである。
- 「トライアングル ラブレター」
- 松下丸子による挿入歌。作詞は 所俊克、補作詞は松下丸子と井上香織、作曲は松田良、編曲は風戸慎介。
- 本楽曲は1981年版テレビアニメでも挿入歌として使用された。
〈メモリアル・アルバム〉アイム・THE・終ちゃん
[編集]登場人物・キャスト(2)
[編集]- 諸星あたる - 古川登志夫
- ラム - 平野文
- 面堂終太郎 - 神谷明
- メガネ - 千葉繁
- パーマ - 村山明
- カクガリ - 野村信次
- チビ - 二又一成
- ラン - 小宮和枝
- 藤波竜之介 - 田中真弓
- ♨先生 - 池水通洋
スタッフ(2)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- ディレクター - やまざきかずお
- シナリオ - やまざきかずお、伊藤和典、星山博之、柳川茂、井上敏樹、島田満
- コンテ・演出 - やまざきかずお、押井守、高橋資祐、上村修、吉永尚之、鈴木行、西村純二
- 作画監督 - やまざきかずお、遠藤麻未、森山ゆうじ、土器手司、林隆文、遠藤裕一、古瀬登、近衛真守
- 音楽 - 風戸慎介、小林泉美、安西史孝、星勝、西村コージ、ミッキー吉野
- キャラクターデザイン - 高田明美
- 美術監督 - 新井寅雄
- 録音演出 - 斯波重治
- 録音制作 - オムニバス・プロモーション
- 編集 - 森田清次、坂本雅紀
- プロデューサー - 長谷川洋、田原正利
- アニメーション製作 - スタジオディーン
- 製作 - キティ・フィルム
主題歌(2)
[編集]- 「Sweet Dream」
- 成清加奈子によるオープニングテーマ。作詞は沙羅、作曲は松谷祐子、編曲は飛澤宏元。
- 「ロマンスが痛い」
- 成清加奈子によるエンディングテーマ。作詞は實川翔、作曲は岸正之、編曲は飛澤宏元。
夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?
[編集]通算3作品目のOVA作品[注 2]。1987年7月18日にVHSで発売され、同日より全国各地で「もう待てないっちゃ 復活うる星やつら夏まつりダ!」と題した、キティアニメーションサークル(KAC)[注 3]が主催するイベント・上映会も行われた。レーザーディスク(LD)版は同年10月21日に発売された[1]。
原作漫画の「扉を開けて」から「明日へもういっちょ」までの長編ストーリーをアニメ化したもので、1988年に公開された劇場版アニメ第5作『うる星やつら 完結篇』とほぼ同じスタッフで制作された。1981年版テレビアニメでは登場しなかった因幡が初登場する作品である。
あらすじ(3)
[編集]セミが鳴く夏のある日、三宅しのぶは買い物の途中、道端に着ぐるみを着た男が倒れているのを見つけ、食べ物を求めているその男にニンジンをあげる。男はお礼にデートをしようと言うも、しのぶに突き飛ばされてしまい、亜空間へと消えていった。その男は因幡(いなば)といい、「運命製造管理局」のはしくれ局員であった。
因幡は一本の鍵を落として行ったが、そこに現れたラムはその鍵を「亜空間の鍵」だと言い、諸星あたるの家の玄関の扉を改造して亜空間に入るドアを作る。しのぶが鍵を使って扉を開けると、中には「運命の部屋」という、大量の扉が浮かんだ空間が広がっていた。あたるたち3人はその中のうちひとつの扉を開ける。
中にはあたるたちが暮らす「友引町」が広がっていた。3人は町を回っているうちに見覚えのる人物を目撃するが、何かが違っていた。しのぶは母親になった「しのぶ」と、「しのぶ」の息子であたると性格が似ている「こける」を見つけ、一方あたるとラムは、結婚して2人の子どもを育てている「サクラ」と「尾津乃つばめ」、「レイ」と結婚した「ラム」、「面堂終太郎」が社長の会社で働く「あたる」を見つける。そう、3人が入り込んだのは近未来だった。自分は将来あたると結婚するのだと絶望するしのぶ、レイと結婚する未来に納得できないラム、面堂の下で働くこと未来を認めたくないあたる。すると、無くした鍵を探していた因幡が、「他の未来」があると言い、あたるたちを運命の部屋のロッカールームへ連れて行く。そこで運命製造管理局の制服に着替えた3人は[注 4]、運命の部屋
登場人物・キャスト(3)
[編集]- 諸星あたる - 古川登志夫
- ラム - 平野文
- 面堂終太郎 - 神谷明
- 三宅しのぶ - 島津冴子
- テン - 杉山佳寿子
- サクラ - 鷲尾真知子
- 錯乱坊(チェリー) -永井一郎
- おユキ - 小原乃梨子
- 弁天 - 三田ゆう子
- ラン - 小宮和枝
- 藤波竜之介 - 田中真弓
- あたるの父 - 緒方賢一
- あたるの母 - 佐久間なつみ
- 尾津乃つばめ - 井上和彦
- レイ - 玄田哲章
- 因幡 - 鈴置洋孝
スタッフ(3)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 監督 - 出崎哲
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 脚本 - 小出一巳、今泉俊昭
- 絵コンテ - 四分一節子、冨永恒雄
- 演出 - 冨永恒雄
- 作画監督・エンディングアニメーション - 小林ゆかり
- オープニングアニメーション - 土器手司
- キャラクターデザイン - 四分一節子
- 音楽 - 風戸慎介、安西史孝、星勝、ミッキー吉野、西村コージ、小林泉美、板倉文、天野正道
- レイアウト構成 - 清水恵蔵
- 美術監督 - 小板橋かよ子
- 美術設定 - 千々波美恵子
- 色彩設定 - 西川裕子、伊藤弘子
- メカ設定 - 前島健一
- タイトルデザイン - マキ・プロダクション
- 特殊効果 - 熊井芳貴
- 撮影監督 - 小山信夫
- 録音監督 - 斯波重治
- 録音制作 - オムニバスプロモーション
- 編集 - 尾形治敏、伊藤勇喜子、豊崎治
- アニメーション制作プロデューサー - 松下洋子、松崎義之
- 制作協力 - マジックバス
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(3)
[編集]- 「モノトーンの夏」
- 松永夏代子によるオープニングテーマ。作詞は森雪之丞、作曲は辻畑鉄也、編曲は森英治。
- 「SORRY…」
- 成清加奈子によるエンディングテーマ。作詞は森雪之丞、作曲はつのだひろ、編曲は久保田光政。
怒れ!!シャーベット
[編集]登場人物・キャスト(4)
[編集]- 諸星あたる - 古川登志夫
- ラム - 平野文
- 面堂終太郎 - 神谷明
- 三宅しのぶ - 島津冴子
- テン - 杉山佳寿子
- 弁天 - 三田ゆう子
- ラン - 小宮和枝
- おユキ - 小原乃梨子
- サクラ - 鷲尾真知子
- 尾津乃つばめ - 井上和彦
- 因幡 - 鈴置洋孝
スタッフ(4)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 監督 - 四分一節子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 構成 - 近藤真智子
- 絵コンテ・作画監督 - 西島克彦[注 5]
- 演出 - 吉田健次郎
- 音楽 - 風戸慎介、安西史孝、星勝、ミッキー吉野、西村コージ
- 美術監督 - 小板橋加代子
- 色指定 - 上谷秀夫
- タイトルデザイン - マキ・プロ
- オープニング・エンディングアニメーション - 前島健一
- 撮影監督 - 小山信夫
- 特殊効果 - 熊井芳貴
- 音響監督 - 斯波重治
- 録音制作 - オムニバスプロモーション
- 編集 - 井上和夫
- プロデューサー - 松下洋子
- アニメーション制作プロデューサー - 松崎義之
- アニメーション制作 - マジックバス
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(4)
[編集]- 「うる星やつら STARS ON」
- さとみによるオープニングテーマ、およびエンディングテーマ。編曲は安西史孝。
- 本楽曲は、テレビアニメ『うる星やつら』(1981年版)の歴代主題歌をメドレー形式にアレンジしたものである。
渚のフィアンセ
[編集]スタッフ(5)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(5)
[編集]- 「うる星やつら STARS ON」
- さとみによるオープニングテーマ、およびエンディングテーマ。編曲は安西史孝。
- 本楽曲は、テレビアニメ『うる星やつら』(1981年版)の歴代主題歌をメドレー形式にアレンジしたものである。
電気仕掛けの御庭番
[編集]スタッフ(6)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(6)
[編集]- 「うる星やつら STARS ON」
- さとみによるオープニングテーマ、およびエンディングテーマ。編曲は安西史孝。
- 本楽曲は、テレビアニメ『うる星やつら』(1981年版)の歴代主題歌をメドレー形式にアレンジしたものである。
月に吠える
[編集]スタッフ(7)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(7)
[編集]- 「うる星やつら STARS ON」
- さとみによるオープニングテーマ、およびエンディングテーマ。編曲は安西史孝。
- 本楽曲は、テレビアニメ『うる星やつら』(1981年版)の歴代主題歌をメドレー形式にアレンジしたものである。
ヤギさんとチーズ
[編集]スタッフ(8)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 制作 - キティ・フィルム
ハートをつかめ
[編集]スタッフ(9)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(9)
[編集]- 「Good Luck~永遠より愛をこめて~」
- 南翔子によるエンディングテーマ。作詞は阿木燿子、作曲は和泉常寛、編曲は水谷公生。
- 本楽曲は1981年版テレビアニメのエンディングテーマである。
乙女ばしかの恐怖
[編集]スタッフ(10)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 制作 - キティ・フィルム
霊魂とデート
[編集]スタッフ(11)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 製作 - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一
- 制作 - キティ・フィルム
主題歌(11)
[編集]- 「殿方ごめん遊ばせ」
- 南翔子によるオープニングテーマ。作詞は阿木燿子、作曲は和泉常寛、編曲は水谷公生。
- 本楽曲は1981年版テレビアニメのオープニングテーマである。
- 「Good Luck~永遠より愛をこめて~」
- 南翔子によるエンディングテーマ。作詞は阿木燿子、作曲は和泉常寛、編曲は水谷公生。
- 本楽曲は1981年版テレビアニメのエンディングテーマである。
ザ・障害物水泳大会
[編集]1991年に公開された劇場版アニメ第6作「うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン」以来となる『うる星やつら』のアニメ化作品。高橋留美子の原画展「高橋留美子展」向けに制作され、2008年12月23日より会場で上映された。OVAとしては通算12作品目である[注 6]。本作は『うる星やつら』の一連のアニメ作品では初めてのデジタル作画による映像作品である。アニメーション制作は『犬夜叉』を手掛けたサンライズが担当した。
作品の特徴(12)
[編集]ストーリーとしては、原作漫画の「ザ・障害物水泳大会」を主軸に、「風鈴樹の音色」と「失われたモノを求めて」の内容を組み込んでいる[注 7]。
本作品はそれまで製作された一連のアニメ作品[注 8]とは大きく異なる点が多い。1981年版アニメでは友引高校の校舎は洋風建築の木造校舎であったが、本作では原作と同じ鉄筋コンクリート建築の校舎である。また、1981年版アニメのオリジナルキャラクターであるラム親衛隊の4人(メガネ、パーマ、カクガリ、チビ)は登場しない。代わりにあたるの悪友・白井コースケがアニメ初登場を果たしている。このように、本作は原作の初期設定をベースに制作された。
友引高校の女子生徒の制服にも若干の変化がある。ラムのスカーフの色が黄色なのはこれまでのアニメと同じであるが、三宅しのぶをはじめとする女子生徒たちは青いスカーフを身に着けているほか、ランのスカーフは桃色になっている[注 9]。なお、ランは原作の該当エピソードには登場していないが、本作では障害物水泳大会の参加者として登場する。
キャストはほとんど1981年版アニメと同じであるが、藤波竜之介の父親役が安西正弘から大川透に変更されている[注 10]。白井コースケ役は山口勝平が、ラン役は小宮和枝がそれぞれ担当した[注 11]。また、1981年版アニメでのトップクレジットはラム役の平野文だったが、本作では初めて諸星あたる役の古川登志夫がトップクレジットとなった。
あらすじ(12)
[編集]夏休みのある日、友引高校で水泳大会が開催されることになった。あたる達は全く乗り気でなかったが、クラス担任の温泉マークから、優勝者には夏休みの宿題が免除になる特権が与えられると聞き(逆に棄権者には夏休みの宿題5年分が与えられる)、一同は宿題免除のために俄然張り切る。
しかし、これはただの水泳大会ではなかった。一同はまず体育館からスタートして校舎内の指定されたコースを進み、プールまでたどり着くという道程を乗り越えなけらばならない。しかも、その道中には教師陣が仕掛けた罠が多数あり、生徒たちは次々に脱落していく。
あたる、ラム、面堂、しのぶたちは様々な障害を乗り越えてどうにかプールまでたどり着く。ここで、温泉マークから優勝者のご褒美として宿題免除の他に校長からの接吻が与えられると聞き、一同はやる気を失う。そして、水泳大会本戦が幕を開けた。
登場人物・キャスト(12)
[編集]- 諸星あたる - 古川登志夫
- ラム - 平野文
- 面堂終太郎 - 神谷明
- 三宅しのぶ - 島津冴子
- 藤波竜之介 - 田中真弓
- テン - 杉山佳寿子
- ラン - 小宮和枝
- 弁天 - 三田ゆう子
- おユキ - 小原乃梨子
- 錯乱坊(チェリー) - 永井一郎
- サクラ - 鷲尾真知子
- 温泉マーク - 池水通洋
- 校長先生 - 西村知道
- 面堂了子 - 小山茉美
- 竜之介の父 - 大川透
- しゅがあ - TARAKO
- じんじゃあ - 坂本千夏
- ぺっぱあ - 鵜飼るみ子
- あたるの父 - 緒方賢一
- あたるの母 - 佐久間なつみ
- 白井コースケ - 山口勝平
スタッフ(12)
[編集]- 原作 - 高橋留美子
- 監督・絵コンテ - 米たにヨシトモ
- 脚本 - 横手美智子
- 演出 - 喜多幡徹
- 作画監督 - 土器手司
- キャラクターデザイン - 土器手司、広田麻由美
- 色彩設計 - 柴田亜紀子
- 美術監督 - 池田繁美
- 美術ボード - 丸山由紀子
- 美術設定 - 池田繁美、大久保修一
- 撮影監督 - 葛山剛士
- 編集 - 内浦良典
- 音楽 - 渡辺剛
- 音楽制作 - 小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント、サンライズ音楽出版
- 音楽プロデューサー - 眞野昇
- 音響監督 - 木村絵理子
- 音響制作 - 東北新社
- プロデューサー - 田村一彦
- 製作 - 亀井修
- 制作 - サンライズ
主題歌
[編集]テレビアニメシリーズとは異なり、歌詞テロップは表示されない。
曲名 | 歌手 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | アニメーション | 使用作品 |
---|---|---|---|---|---|---|
殿方ごめん遊ばせ | 南翔子 | 阿木燿子 | 和泉常寛 | 水谷公生 | 南家こうじ | 1st、11th |
Sweet Dream | 成清加奈子 | 沙羅 | 松谷祐子 | 飛澤宏元 | - | 2nd |
モノトーンの夏 | 松永夏代子 | 森雪之丞 | 辻畑鉄也 | 森英治 | 土器手司 | 3rd |
うる星やつら STARS ON | さ・と・み | [注 12] | 安西史孝 | 前島健一 | 4th - 7th | |
ラムのラブソング | 松谷祐子 | 伊藤アキラ | 小林泉美 | 南家こうじ | 8th | |
ロック・ザ・プラネット | Steffanie (ステファニー) |
Ralph McCarthy、松井五郎 | タケカワユキヒデ | 椎名和夫 | 西島克彦[注 13] | 9th |
パジャマ・じゃまだ! | 成清加奈子 | 康珍化 | 林哲司 | 南家こうじ | 10th |
曲名 | 歌手 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | アニメーション | 使用作品 |
---|---|---|---|---|---|---|
Good Luck 〜永遠より愛をこめて | 南翔子 | 阿木燿子 | 和泉常寛 | 水谷公生 | 南家こうじ | 1st、9th、11th |
ロマンスが痛い | 成清加奈子 | 實川翔 | 岸正之 | 飛澤宏元 | - | 2nd |
SORRY… | 森雪之丞 | つのだひろ | 久保田光政 | 小林ゆかり | 3rd | |
うる星やつら STARS ON | さ・と・み | [注 12] | 安西史孝 | 前島健一 | 4th - 7th | |
宇宙は大ヘンだ! | 松谷祐子 | 伊藤アキラ | 小林泉美 | 南家こうじ | 8th、10th |
DVD / Blu-ray
[編集]- 「夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!?」のDVDが2000年8月19日に発売[2]。
- 同年9月20日に「怒れ!! シャーベット」から「月に吠える」までの計4作品を収録したDVD「うる星やつら OVAカルテット その1」が発売[3]。
- 同年10月18日に「ヤギさんとチーズ」から「霊魂とデート」までの計4作品を収録したDVD「うる星やつら OVAカルテット その2」が発売[4]。
- 同年11月15日に「了子の9月のお茶会」と「アイム・THE・終ちゃん」を収録したDVD「うる星やつら OVAベストカップリング」が発売[5]。
- 2010年1月29日に完全予約限定で発売されたDVD-BOX「It's a Rumic World スペシャルアニメBOX」に「ザ・障害物水泳大会」が収録されている[注 14][6][7]。また、10月20日に同作の単巻Blu-rayとDVDが発売[8][9]。
- 2015年4月22日に「ザ・障害物水泳大会」を除く11作品(デジタルリマスター版)を収録した「OVA『うる星やつら』Blu-ray BOX」が発売[10][11]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 特に「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」に関しては、2015年4月22日に発売された「OVA『うる星やつら』Blu-ray BOX」に収録されていないほか、テレビでのOVA一挙放送の際も放送されていない。
- ^ なお、先述の通り本作品をOVAの第1作とする場合もある。
- ^ 前身は「うる星やつらファン・クラブ」という、キティ・フィルムが運営する公式ファンクラブである。テレビアニメ放送終了後にこの名称へと変更された。
- ^ あたるは因幡が着ているものと同様ウサギの着ぐるみを、ラムとしのぶはバニースーツを着た。
- ^ 映像では作画監督のみクレジット。
- ^ なお、前述の制作経緯から本作品をOVAとして扱わないことがある。特に本作品に関しては2015年4月22日に発売された「OVA『うる星やつら』Blu-ray BOX」に収録されていないほか、テレビでのOVA一挙放送の際も放送されていない。
- ^ 『It's a Rumic World』ブックレットより。「失われたモノを求めて」ではスケ番3人組が登場しており、この部分を本編に組み込んでいる。
- ^ 1991年までに製作されたすべてのアニメ作品のことを指す。以後、「1981年版アニメ」とする。
- ^ しのぶたちは1981年版アニメでは赤いスカーフを身に着けていた。
- ^ 安西は病気療養のため活動休業。
- ^ 小宮は、初代の井上瑤が1984年から1年半に及ぶ海外旅行で降板した際に2代目として放送終了まで担当し、映画では「うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ」から「うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン」まで担当。本作は、井上が2003年2月28日に亡くなったことによる持ち役の引継ぎとしての出演となった。
- ^ a b 1981年版テレビアニメで起用された歴代主題歌をメドレー形式にアレンジした楽曲である。
- ^ エンドロールでは南家こうじとクレジットされている。
- ^ 合わせて『らんま1/2 悪夢!春眠香』、『犬夜叉 黒い鉄砕牙』も収録。
出典
[編集]- ^ “【LD】オリジナル・ビデオ うる星やつら '87 夢の仕掛人、因幡くん登場 ラムの未来はどうなるっちゃ!? 映画データベース”. allcinema. 2023年5月5日閲覧。
- ^ “うる星やつら'87~夢の仕掛人、因幡くん登場 ラムの未来はどうなるっちゃ!? (DVD)”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “うる星やつら OVAカルテット その1 (DVD)”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “うる星やつら OVAカルテット その2 (DVD)”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “うる星やつら OVAベストカップリング (DVD)”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “It's a Rumic World スペシャルアニメBOX”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “It's a Rumic World スペシャルアニメBOX【完全予約限定商品】”. ポニーキャニオン. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “It's a Rumic World うる星やつら~ザ・障害物水泳大会 (Blu-ray)”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “It's a Rumic World うる星やつら~ザ・障害物水泳大会 (DVD)”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “OVA うる星やつら Blu-ray BOX”. CD Journal WEB. シーディージャーナル. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “『うる星やつら』 待ちに待った劇場版・OVA BD-BOXが2015年発売決定”. アニメ!アニメ!. イード (2014年11月14日). 2023年1月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- オリジナルビデオアニメ うる星やつら'87 - allcinema
- うる星やつら 乙女ばしかの恐怖 - マッドハウス - アニメ制作会社公式サイト
- うる星やつら 霊魂とデート - マッドハウス - アニメ制作会社公式サイト