利用者:ふみきり/ウィーンSバーン
ウィーンSバーン(Wiener S-Bahn / Wiener Schnellbahn)は、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)がウィーンとその周辺地域で運営しているSバーンで、東部地域運輸連合(VOR)に属している。「Sバーン」という呼称は、ウィーンでは長い間一般的ではなかったものの、1962年以前も時折使用されていた。 1962年から2005年までは「Schnellbahn(シュネルバーン)」という呼称が一般的であり、時刻表やアナウンスで「Sバーン」の呼称が正式に導入されたのは、2005/2006のダイヤ改正時からであった。
路線
[編集]Sバーンの経由する路線の時刻表番号は900である。連絡線のウィーン・マイドリング - ウィーン・プラーターシュテルン間とオーストリア北部鉄道のウィーン・プラターシュテルン - ウィーン・フロリッツドルフ間は、Stammstrecke(幹線)と呼ばれる。
運行間隔は、路線、区間、曜日、時間帯によって10〜120分である。 複数の系統が運行される区間では運行間隔が短くなり、レギオナルツークを含む幹線では3分間隔となる。
2012年12月9日のに中央駅が部分開業した際に、路線番号が再び付けられた(以前は目的地の駅と移動方向で区別されていた)。VORのSバーン系統の名称は、ウィーン市電の路線図に基づいている。番号付けは北東軸から反時計回りの順となっている。幹線を経由する系統には1桁の番号が、その他の系統には2桁の番号が付けられている。
ライン | ルート | 経由路線 |
---|---|---|
S1 | ウィーン・マイドリング - ゲンゼルンドルフ | Sバーン幹線 - オーストリア北部鉄道 |
S2 | ウィーン・マイドリング - ウィーン・レンヴェーグ- ウィーン・フロリッツドルフ - ヴォルカースドルフ - ミステルバッハ (- ラー・アン・デア・ターヤー) | オーストリア南部鉄道 - Sバーン幹線 - オーストリア北部鉄道 - 東部線ラー支線 |
S3 | ヴィーナー・ノイシュタット中央駅 - レオバースドルフ - ウィーン・マイドリング - ウィーン・フロリッツドルフ - シュトッケラウ - ホラブルン | オーストリア南部鉄道 - Sバーン幹線 - オーストリア北部鉄道 - 北西線 |
S4 | ヴィーナー・ノイシュタット中央駅 - レオバースドルフ - ウィーン・マイドリング - ウィーン・フロリッツドルフ - シュトッケラウ - アブスドルフ・ヒッパースドルフ ( - トゥルナーフェルド ) | オーストリア南部鉄道 - Sバーン幹線 - オーストリア北部鉄道 - 北西線 - アブスドルフ・ヒッパースドルフ・シュトッケラウ鉄道 ( - フランツヨーゼフ線 - トゥルナーフェルト線 ) |
S7 | ヴォルフスタール - ウィーン空港 - ウィーン・レンヴェーク - ウィーン・フロリッツドルフ - ヴォルカースドルフ - ミステルバッハ (- ラー・アン・デア・ターヤー) | プレスブルグ線 - ドナウランデ線 - アスパンク線 - Sバーン本線 - オーストリア北部鉄道 - 東部線ラー支線 |
S40 | ウィーン・フランツヨーゼフ駅 - クロスターノイブルク - トゥルン - トゥルナーフェルド - ザンクト・ペルテン中央駅 | フランツヨーゼフ線 - トゥルナーフェルト線 |
S45 | ウィーン・ハンデルスカイ - ウィーン・ヒュッテルドルフ | ドナウ岸線 - 郊外線 |
S50 | ウィーン西駅 - ウンター・プルカースドルフ - トゥルナーバッハ - プレスバウム - ノイレンバッハ | オーストリア西部鉄道 |
S60 | ブルックアンデアレイタ - ウィーン中央駅 - エベンフルト - ヴィーナー・ノイシュタット中央駅 | オーストリア東部鉄道 - オーストリア南部鉄道 - ポッテンドルフ線 |
S80 | ウィーン・アスペルンノルド - ウィーン中央駅 - ウィーン・ヒュッテルドルフ | 東部線マーヘク支線 - 東部線ラー支線 - 連絡線 |
S1、S2、S3、S4、S7の幹線(ウィーン・メイドリング - ウィーン・フロリッツドルフ)では、路線図においてピンクのラインカラーが使用される [1] 。ウィーン・メイドリング - ウィーン・フロリッツドルフ間を3〜9分間隔で運行するようなダイヤが設定されている。
脚注
[編集]- ^ "Schnellverbindungen in Wien" (PDF). Wiener Linien. 2020年1月20日閲覧。