利用者:おわさか/キタカラ
キタカラ(KITAcolor) | |
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施設外観(2012年7月) | |
情報 | |
設計者 | 北海道日建設計[1] |
施工 | 藤建設・富田組JV[2] |
建築主 | 稚内駅前地区市街地再開発組合[3] |
管理運営 | まちづくり稚内[4] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) |
敷地面積 | 3,440 m² [5] |
建築面積 | 2,338 m² [5] |
延床面積 | 6,785 m² [5] |
階数 | 地上5階 |
駐車台数 | 40台 |
着工 | 2009年[6] |
竣工 | 2012年[6] |
開館開所 |
2010年6月12日(バスターミナル・映画館など) 2011年4月3日(稚内駅) 2012年4月29日(全面開業) |
所在地 |
〒097-0022 北海道稚内市中央3丁目6番1号 |
座標 | 北緯45度25分01秒 東経141度40分36秒 / 北緯45.41694度 東経141.67667度座標: 北緯45度25分01秒 東経141度40分36秒 / 北緯45.41694度 東経141.67667度 |
キタカラ(KITAcolor)は、北海道稚内市にある複合施設(駅ビル・バスターミナル・道の駅)。名前は全国公募によって決定し、「北から創(はじ)める」「北(KITA)の色(color)に染まる」「日本の一番北に位置する稚内から創まり、日本全国に…最終的には世界各国まで、稚内の色に染めていきたい」という意味が込められている[7][8]。
概要
[編集]キタカラ(KITAcolor)は鉄道駅(稚内駅)やバスターミナル(稚内駅前バスターミナル)を併設し、道の駅(道の駅わっかない)機能を有する交通結節点になっているほか[9][10]、売店や飲食店、コンビニエンスストア、観光協会[11]、地域交流センター[12]、映画館、グループホーム、高齢者住宅が入居している。また、みなとオアシス「わっかない」を構成する施設になっている[13]。
沿革
[編集]稚内市では水産加工業の衰退や人口減少に加え、稚内駅周辺の中心市街地から郊外化が進んでいたため[14][6]、2002年度(平成14年度)策定の「稚内市市街地総合再生ビジョン」から「稚内港マリンタウンプロジェクト」や第一副港地区での「稚内市第一副港地区シーグランド計画」との相互調整を図り[6]、2003年度(平成15年度)策定の「市街地総合再生計画」において稚内駅周辺を「複合交通ターミナル」と位置づけて「マチ」と「みなと」を結ぶ接続拠点として機能することを目指し、事業化に向けた検討を進めてきた[6]。2006年(平成18年)に都市計画決定した「稚内駅前地区第1種市街地再開発事業」は施設規模や事業採算性の再検討を経て[15]、2008年(平成20年)に事業認可を受けて翌年に着工した[6]。かつての駅前ロータリー跡に複合施設の西側(バスターミナル、地域交流センター、映画館など)、旧稚内駅舎跡に稚内駅を新築した後に複合施設東側(グループホーム、高齢者住宅)を建設した[16]。
年表
- 2009年(平成21年):第1期工事着工[16]。旧西條百貨店解体工事[16]。
- 2010年(平成22年):稚内駅2番線廃止[16]。第1期供用開始(高齢者住宅除く)[16]。
- 2011年(平成23年):稚内駅舎竣工[16]。第2期工事着工[16]。施設の名称が「キタカラ」(KITAcolor)に決定。
- 2012年(平成24年):高齢者住宅竣工[16]。グランドオープン[16]。
-
第1期工事中の外観(2010年3月)
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旧稚内駅舎と再開発ビル(2010年8月)
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第2期工事中の外観(2011年12月)
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キタカラ(KITAcolor)外観(2012年6月)
施設
[編集]-
キタカラ 西側入口
JR稚内駅
[編集]稚内駅前バスターミナル
[編集]-
バスターミナル待合所
道の駅わっかない
[編集]わっかない キタカラ(KITAcolor) | |
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所在地 |
〒097-0022 北海道稚内市 開運2丁目1[注 1] |
登録日 | 2012年3月26日[17][18] |
開駅日 | 2012年5月3日[19] |
営業時間 | 10:00 - 18:00 |
外部リンク | |
■テンプレート ■プロジェクト道の駅 |
道の駅わっかない(みちのえきわっかない)は、複合施設「キタカラ」(KITAcolor)にある道の駅[20]。
日本最北端の道の駅になっている[21]。
- 施設(道の駅として)
前述及び後述の記述と重複するものは省く。
- 駐車場
- 普通車:88台
- 大型車:11台
- 身障者用:2台
- トイレ(24時間使用可能)
- 男:大2器、小6器
- 女:6器
- 身障者用:1器
- 公衆電話
- インフォメーション
- AED
- 公衆無線LAN
- EV充電器:1器(12月1日から3月31日の間は使用不可)
稚内市地域交流センター
[編集]- 1F
- アトリウム
- まちなか情報コーナー
- 2F
- 多世代交流ロビー
- キッズルーム
- 市民活動室
-
多世代交流ロビー
T・ジョイ稚内
[編集]T・ジョイ稚内 T・JOY Wakkanai | |
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情報 | |
開館 | 2010年6月12日 |
客席数 | 250席(3スクリーン合計) |
設備 |
4K SXRD、デジタルシネマ RealD(スクリーン2を除く) |
用途 | 映画上映 |
運営 | 最北シネマ[22] |
所在地 |
〒097-0022 北海道稚内市中央3丁目6番1号 |
アクセス | 稚内駅直結 |
外部リンク | T・ジョイ稚内 |
T・ジョイ稚内(ティ・ジョイわっかない)は、「キタカラ」の2階に所在する映画館。
- 概要
稚内市は1988年に「稚内劇場」と「日本劇場」の2館が閉館して以降、映画館が皆無となっていた。
そんな中、建設会社「藤建設」の代表・藤田幸洋[23]とレンタルビデオ店を営んでいた高橋一平の2人が代表となり、2009年8月18日に同市と地元企業からなる第3セクター会社として最北シネマ株式会社を設立[24][22]。同社と、大手映画会社の東映などが出資するシネマコンプレックス運営会社・ティ・ジョイが共同となり、2010年6月12日、「キタカラ」の開業と同時に、市内では22年ぶりとなる映画館として開館した。開業にあたり遠別町出身の映画評論家である品田雄吉が特別顧問を務めている[22]。
日本最北端に位置する映画館であることから、鑑賞チケットには「最北の映画館へようこそ」と記されている。
ティ・ジョイとは名乗っているものの、経営主体は最北シネマであるため、インターネットを使った映画チケット予約・購入システムである「KINEZO」が導入されていない、3D映画用設備が干渉シャッター方式のドルビー3Dや液晶シャッター方式のXpanDではなく、系列館唯一となる円偏光方式のRealDが導入されているなど、直営館とはサービス面で異なるところがある。
- スクリーン
スクリーンNo. | 座席数 | 車椅子席 | 備考 |
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1 | 65 | 1 | 3D対応 |
2 | 85 | 1 | デジタルライブ サウンド対応 |
3 | 97 | 1 | 3D対応 |
その他各種店舗
[編集]- ワッカナイセレクト(売店)
- orange egg(軽食など)
- セレクトカフェ モカマタリ(カフェ)
- お食事処 ふじ田(食堂)
- セイコーマート(コンビニエンスストア)
- 稚内観光協会 観光案内所
グループホーム特定施設
[編集]- ふれあいの里 グループホームわっかない 絆
- ふれあいの里 わっかない 風華
受賞
[編集]- 『平成25年度都市計画学会賞』計画設計賞[27][28]
- 『平成25年度日事連建築賞』一般建築部門奨励賞[27][29]
- 『平成25年度北海道福祉のまちづくり賞』[27][30]。
- 『2013年度グットトイレ』[27]
アクセス
[編集]- 稚内フェリーターミナル、稚内港国際旅客ターミナルから車で約2分、徒歩約15分
- 稚内空港から空港連絡バスで約30分
- 旭川から車で約5時間
- 札幌から車で約6時間
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 道の駅の登録住所は開運2丁目1であるが、開運2丁目と中央3丁目の境界線上をまたいでいるため、開運2丁目1は駐車場のみで、トイレなどの施設の住所は中央3丁目6-1である。
出典
[編集]- ^ “キタカラ(稚内駅前地区第一種市街地再開発事業)”. 北海道日建設計. 2017年7月28日閲覧。
- ^ “稚内駅前再開発の施工業者決まる—2期に分けて建設”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2009年7月22日) 2017年7月28日閲覧。
- ^ “稚内駅前地区第1種市街地再開発事業”. 稚内市. 2017年7月28日閲覧。
- ^ “まちづくり稚内”. 2017年7月28日閲覧。
- ^ a b c “稚内市 稚内駅前地区” (PDF). 北海道. 2017年7月28日閲覧。
- ^ a b c d e f 中村清司 2012.
- ^ “kitacolor(キタカラ)に決定”. キタカラ Blog (2011年10月31日). 2017年7月28日閲覧。
- ^ “稚内駅ビル「キタカラ」グランドオープン! 市民の憩いの場に”. 北海道ファンマガジン (2012年4月30日). 2017年7月28日閲覧。
- ^ “道の駅「わっかない」” (PDF). 北の交差点 Vol.30 2012. 北海道道路管理技術センター. 2017年7月26日閲覧。
- ^ “日本最北&国内唯一「道の駅わっかない」が誕生!”. 北海道ファンマガジン (2012年3月27日). 2017年7月28日閲覧。
- ^ “稚内観光協会”. 2017年7月28日閲覧。
- ^ “稚内市地域交流センター”. 稚内市. 2017年7月28日閲覧。
- ^ “みなとオアシス「わっかない」”. 北海道開発局. 2017年7月25日閲覧。
- ^ 山本純 2009, p. 1.
- ^ “稚内駅前再開発、福祉施設の事業予定者撤退で規模縮小”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2008年8月8日) 2017年7月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “駅舎含め稚内駅前再開発が進む稚内駅”. 北海道ファンマガジン (2010年2月21日). 2017年7月28日閲覧。
- ^ 『『「道の駅」わっかない』が登録されました』(PDF)(プレスリリース)北海道開発局、2012年3月26日 。2017年7月26日閲覧。
- ^ “道の駅わっかない 正式登録*5月3日から利用*24時間トイレ、道路情報端末完備”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2012年3月28日). 2017年7月25日閲覧。
- ^ “GW後半も各地で笑顔*記念切符に長い行列*道の駅わっかない開業”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2012年5月4日). 2017年7月25日閲覧。
- ^ “キタカラ KITAcolor”. 2017年7月25日閲覧。
- ^ “日本最北&国内唯一「道の駅わっかない」が誕生!”. 北海道ファンマガジン (2012年3月27日). 2017年7月26日閲覧。
- ^ a b c “会社概要”. T・ジョイ稚内. 最北シネマ. 2023年4月11日閲覧。
- ^ 「稚内建設協会 会長、藤建設株式会社代表取締役・藤田幸洋」『建設グラフ』、自治タイムス社、2010年11月、2014年3月2日閲覧。
- ^ 喜多義憲 (2013年11月29日). “ほっかいどう映画館グラフィティー「T・ジョイ稚内」” (日本語). 朝日新聞北海道支社 2014年3月2日閲覧。
- ^ a b c “ふれあいの里 グループホーム わっかない絆”. 日総ふれあいケアサービス. 2017年7月28日閲覧。
- ^ a b “サービス付き高齢者向け住宅 ふれあいの里 わっかない風華”. 日総ふれあいケアサービス. 2017年7月28日閲覧。
- ^ a b c d “受賞”. 北海道日建設計. 2017年7月28日閲覧。
- ^ “日本都市計画学会 学会賞・功績賞・国際交流賞 2013年年間優秀論文賞 受賞一覧ならびに授賞理由書” (PDF). 日本都市計画学会. p. 13. 2017年7月28日閲覧。
- ^ “平成25年度日事連建築賞受賞作品 -- 第37回 三重大会” (PDF). 日本建築士事務所協会連合会. p. 6. 2017年7月28日閲覧。
- ^ 『「平成25年度北海道福祉のまちづくり賞」について』(PDF)(プレスリリース)北海道、2013年10月17日 。2017年7月28日閲覧。
参考資料
[編集]- 山本純「稚内市中心市街地活性化基本計画の概要」(PDF)、国土交通省、2009年、2017年7月28日閲覧。
- 中村清司「都市再生への取り組み(稚内市)」(PDF)『支部だより』、日本都市計画学会北海道支部、2012年、2017年7月28日閲覧。
関連項目
[編集]- 駅ビル
- 道の駅
- 道の駅一覧 北海道地方
- 道の駅一覧 や-わ行
- 道の駅スワン44ねむろ(日本最東端の道の駅)
- 道の駅いとまん(日本最南端の道の駅)
- 道の駅豊崎(日本最西端の道の駅)
外部リンク
[編集]- キタカラ KITAcolor
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- ワッカナイセレクト (@matiwakka) - X(旧Twitter)
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