利根郡
表示
人口29,485人、面積1,322.23km²、人口密度22.3人/km²。(2024年11月1日、推計人口)
以下の1町3村を含む。
郡域
[編集]1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。
- 沼田市(利根町日影南郷、利根町青木、利根町砂川、利根町輪組、利根町多那、利根町石戸新田、利根町根利を除く)
- みなかみ町(須川、東峰、西峰須川、入須川、布施、師田、吹路、永井、猿ヶ京温泉を除く)
- 片品村
- 川場村
歴史
[編集]近代以降の沿革
[編集]知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 幕府領 | 16村 | 羽場村、太田川村、小田川村、原村、善桂寺村、御座入村、谷川村、大穴村、下川田村、大揚村、高戸谷村、平川村、薗原村、穴原村、日向南郷村、摺淵村 |
旗本領 | 1町 50村 |
老神村、木賊新田、川上村、向山村、岩室村、下発知村、大沼村、湯檜曽村、吉本村、阿能川村、相俣村、相俣村持添・富士新田、幸知村、富士新田[1]、宇楚井村、大倉蘭新田、粟沢村、二牧原村、夜後村、生枝村、高日向村、大原新町、追貝村、戸倉村、上佐山村、奈女沢村、小日向村、鹿野沢村、湯原村(現みなかみ町)、下津村、今井村、尾合村、秋塚村、大釜村、小松村、菅沼村、東田代村、花咲村、針山新田、須賀川村、越本村、幡谷村、千鳥新田、柿平村、東小川村、下平村、築地村、平出村、土出村、上津村、新巻村 | |
藩領 | 沼田藩 | 2町 47村 |
湯原組、沼田町[2]、沼須村、上川田村、戸鹿野村、戸鹿野新町、屋形原村、岩本村、月夜野村、小川本村、小川両組[3]、石倉村、寺間村、小仁田村、真庭村、政所村、師村、●後閑村、上牧村、●下牧村、白岩村、硯田村、恩田村、井土上村、綱子村、藤原村、下久屋村、上久屋村、横塚村、生品村、谷地組、天神組、門前組、高平村、上古語父村、下古語父村、萩室村、立岩村、中野村、町田村、岡谷村、奈良村、発知新田、中発知村、堀廻村、下沼田村、戸神村、石墨村、下佐山村 |
幕府領・藩領 | 幕府領・沼田藩 | 1村 | ●上発知村 |
- 慶応4年6月17日(1868年8月5日) - 新政府が岩鼻陣屋に岩鼻県を設置。幕府領・旗本領を管轄。
- 明治4年
- 明治5年 - 小川本村・小川両組が合併して小川村となる。(3町112村)
- 明治6年(1873年)6月15日 - 熊谷県の管轄となる。
- 明治7年(1874年)(3町107村)
- 湯原組・木賊新田が合併して湯原村となる。
- 谷地組・富士新田が合併して谷地村となる。
- 相俣村持添・富士新田が相俣村に、大倉蘭新田が奈良村に、二枚原村が新巻村にそれぞれ合併。
- 明治8年(1875年) - 湯原村(現川場村)が川場湯原村に改称。
- 明治9年(1876年)8月21日 - 第2次府県統合により、熊谷県が武蔵国の管轄地域を埼玉県に合併して群馬県(第2次)に改称。当郡域は群馬県の管轄となる。
- 明治11年(1878年)12月7日 - 郡区町村編制法の群馬県での施行により、行政区画としての利根郡が発足。「利根北勢多郡役所」が沼田町に設置され、北勢多郡とともに管轄。
- 明治14年(1881年) - 上佐山村・下佐山村が合併して佐山村となる。(3町106村)
- 明治16年(1883年) - 沼須村から上沼須村が分立。(3町107村)
町村制以降の沿革
[編集]- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は現・沼田市。(1町12村)
- 沼田町 ← 沼田町[大部分]、岡谷村[一部]
- 利南村 ← 沼須村、上沼須村、上久屋村、下久屋村、横塚村、戸鹿野村、戸鹿野新町
- 白沢村 ← 高平村、生枝村、岩室村、尾合村、平出村、上古語父村、下古語父村
- 東村 ← 追貝村、千鳥新田、平川村、高戸谷村、大楊村、老神村、大原新町、薗原村、穴原村
- 片品村 ← 須賀川村、菅沼村、御座入村、築地村、下平村、摺淵村、花咲村、針山新田、越本村、東小川村、土出村、戸倉村、幡谷村(現存)
- 川場村 ← 川場湯原村、谷地村、門前組、天神組、生品村、立岩村、萩室村、中野村、太田川村、小田川村(現存)
- 池田村 ← 下発知村、中発知村、上発知村、発知新田、佐山村、奈良村、秋塚村、岡谷村[大部分]、沼田町[一部]
- 薄根村 ← 下沼田村、井土上村、硯田村、恩田村、白岩村、堀廻村、大釜村、原村、宇楚井村、善桂寺村、石墨村、戸神村、町田村
- 古馬牧村 ← 真庭村、政所村、師村、後閑村、下牧村、上牧村、大沼村、奈女沢村(現・みなかみ町)
- 水上村 ← 湯原村、高日向村、小日向村、阿能川村、谷川村、鹿野沢村、吉本村、小仁田村、寺間村、川上村、大穴村、幸知村、湯檜曽村、綱子村、向山村、粟沢村、藤原村、夜後村(現・みなかみ町)
- 桃野村 ← 月夜野村、小川村、上津村、下津村、石倉村(現・みなかみ町)
- 湯ノ原村 ← 新巻村、羽場村、相俣村(現・みなかみ町)
- 川田村 ← 下川田村、上川田村、今井村、屋形原村、岩本村
- 日向南郷村、小松村、柿平村が北勢多郡赤城根村の一部となる。
- 明治29年(1896年)
- 明治41年(1908年)5月1日 - 久賀村・湯ノ原村が合併して新治村が発足。(1町15村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和22年(1947年)10月10日 - 水上村が町制施行して水上町となる。(2町14村)
- 昭和29年(1954年)4月1日 - 沼田町・利南村・池田村・薄根村・川田村が合併して沼田市が発足し、郡より離脱。(1町10村)
- 昭和30年(1955年)4月1日 - 古馬牧村・桃野村が合併して月夜野町が発足。(2町8村)
- 昭和31年(1956年)9月30日 - 東村・赤城根村が合併して利根村が発足。(2町7村)
- 昭和33年(1958年)11月1日 - 久呂保村・糸之瀬村が合併して昭和村が発足。(2町6村)
- 昭和36年(1961年)8月1日 - 利根村の一部(大字生越の一部。利根村に残る地区は大字二本松に改称)が昭和村に編入。
- 平成17年(2005年)
変遷表
[編集]自治体の変遷
明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北勢多郡 | 久呂保村 | 明治29年4月1日 利根郡に編入 |
久呂保村 | 久呂保村 | 久呂保村 | 昭和33年11月1日 昭和村 |
昭和村 | 昭和村 | |
糸之瀬村 | 糸之瀬村 | 糸之瀬村 | 糸之瀬村 | ||||||
赤城根村 | 赤城根村 | 赤城根村 | 赤城根村 | 昭和31年9月30日 利根村 |
平成17年2月13日 沼田市に編入 |
沼田市 | |||
利根郡 | 東村 | 東村 | 東村 | 東村 | |||||
白沢村 | 白沢村 | 白沢村 | 白沢村 | 白沢村 | |||||
沼田町 | 沼田町 | 沼田町 | 昭和29年4月1日 沼田市 |
沼田市 | 沼田市 | ||||
利南村 | 利南村 | 利南村 | |||||||
池田村 | 池田村 | 池田村 | |||||||
薄根村 | 薄根村 | 薄根村 | |||||||
川田村 | 川田村 | 川田村 | |||||||
川場村 | 川場村 | 川場村 | 川場村 | 川場村 | 川場村 | 川場村 | |||
片品村 | 片品村 | 片品村 | 片品村 | 片品村 | 片品村 | 片品村 | |||
桃野村 | 桃野村 | 桃野村 | 桃野村 | 昭和30年4月1日 月夜野町 |
平成17年10月1日 みなかみ町 |
みなかみ町 | |||
古馬巻村 | 古馬巻村 | 古馬巻村 | 古馬巻村 | ||||||
水上村 | 水上村 | 水上村 | 昭和22年10月10日 水上町 |
水上町 | |||||
湯ノ原村 | 湯ノ原村 | 明治41年5月1日 新治村 |
新治村 | 新治村 | 新治村 | ||||
吾妻郡 | 久賀村 | 明治29年4月1日 利根郡 |
行政
[編集]- 利根・北勢多郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治11年(1878年)12月7日 | |||
明治29年(1896年)3月31日 | 北勢多郡および吾妻郡の一部との合併により旧・利根郡廃止 |
- 利根郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治29年(1896年)4月1日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 10 群馬県、角川書店、1988年6月1日。ISBN 4040011007。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
[編集]先代 ----- |
行政区の変遷 - 1896年 (第1次) |
次代 利根郡(第1次) |
先代 利根郡(第1次)・北勢多郡 |
行政区の変遷 1896年 - (第2次・統合後) |
次代 (現存) |