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出羽薬品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出羽薬品株式会社(でわやくひん)は、かつて存在した主に医薬品・医療機器の卸売りを扱う企業。本社所在地は山形県山形市八日町2-1-1。その後、東邦薬品グループ・未来創生グループの一社「アスカム」に合併(のち、2010年10月をもって東邦薬品に吸収合併)されたのち、東邦薬品となった。

概要

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三共系の医薬品卸であった。三共製薬株式会社により、山形県山形市に本社を置く「工藤薬品工業株式会社」と「合資会社豊田本店薬局」、山形県酒田市に本社を置く「伊庭屋薬品株式会社」の卸部門を統合して設立。

  • 代表取締役社長 田中茂治
  • 代表取締役専務 近江 恭
  • 代表取締役常務 北洞正平
  • 資本金 1,650万円

発起人

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  • 川島賢二(伊庭屋薬品・代表取締役社長)
  • 工藤藤太郎(工藤薬品・代表取締役社長)
  • 豊田伝右ェ門(豊田本店薬局・代表取締役社長)
  • 米城祐一(米城薬品代表取締役社長)
  • 北洞正平(中外製薬・工藤薬品取締役)
  • 山下良二(三共・米城薬品取締役)
  • 大橋正輝(三共・米城薬品取締役)
  • 近江 恭(米城薬品取締役)

大株主

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沿革

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  • 昭和41年4月28日 - 工藤薬品工業株式会社、合資会社豊田本店薬局及び伊庭屋薬品株式会社の卸部門が合併、出羽薬品株式会社設立。
    • 山形本社(山形営業所)・酒田営業所・鶴岡出張所・新庄出張所を開設。
  • 昭和42年12月 - 山形県米沢市の「株式会社仁天堂薬局」卸部門を譲受。米沢出張所を開設。
  • 昭和45年4月 - 酒田営業所から酒田支店に昇格。
  • 昭和48年10月 - 山形営業所から山形支店に昇格。
  • 昭和51年3月 - 三共中外製薬の連結決算対象子会社となる。
  • 昭和56年3月 - 鶴岡出張所及び米沢出張所をそれぞれ「営業所」に昇格。
  • 平成6年 - 秋田支店開設。
  • 平成7年 - 横手営業所開設。
  • 平成9年 - 本荘営業所開設。

営業

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主な取引メーカー

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  • 三共
  • 萬有製薬
  • 中外製薬
  • エーザイ
  • 山之内製薬
  • 持田製薬
  • 興和新薬
  • 鳥居薬品
  • 日立化学
  • 日研化学
  • 科研薬化

備考

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  • 伊庭屋薬品は山形地区の血液銀行(後のミドリ十字・現田辺三菱製薬)代理店であった。
  • 山形県のブラッドセンターとして「山形薬品有限会社」が山形県山形市城北大通りに設立されていた。