処女航海 (ハービー・ハンコックのアルバム)
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『処女航海』 | ||||
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ハービー・ハンコック の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1965年3月17日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ、モード・ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | アルフレッド・ライオン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ハービー・ハンコック アルバム 年表 | ||||
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『処女航海』(しょじょこうかい、原題:Maiden Voyage)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、ハービー・ハンコックが1965年に録音・発表した5作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ハンコックは当時マイルス・デイヴィス・クインテットで活動しており、本作収録曲「リトル・ワン」は、本作に先がけてデイヴィスのリーダー・アルバム『E.S.P.』(1965年1月20日-22日録音)のためのセッションで録音された[2]。
ブルーノート・レコードの記録によれば、1965年3月11日にフレディ・ハバード、ジョージ・コールマン、ロン・カーター、ステュ・マーティンを従えて「処女航海」、「リトル・ワン」、「ドルフィン・ダンス」の3曲が録音されたが、この時のテープは残っていない[1][2]。そして、3月17日に行われたセッションでは、マーティンに代わりトニー・ウィリアムスがドラムスを担当した[1][2]。
評価
[編集]本作は1999年にグラミーの殿堂入りを果たした[3]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「前作『エンピリアン・アイルズ』ほど明確に冒険的ではないが、『処女航海』はハービー・ハンコックの創造性が頂点に達していたことを示している」「ハンコックの手による抑制的でメロディックな曲と、グループの味わい深いインタープレイにより、愛らしく親しみやすい音楽となっている」と評している[4]。
収録曲
[編集]全曲ともハービー・ハンコック作曲。
- 処女航海 - "Maiden Voyage" - 7:59
- ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン - "The Eye of the Hurricane" - 6:03
- リトル・ワン - "Little One" - 8:51
- サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィッテスト - "Survival of the Fittest" - 10:08
- ドルフィン・ダンス - "Dolphin Dance" - 9:19
カヴァー
[編集]- 処女航海
- 上記項目を参照。
- ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン
- バーニー・セネンスキー - アルバム『ホイール・ウィズィン・ア・ホイール』(1993年)に収録[5]。
- ドルフィン・ダンス
- アーマッド・ジャマル - アルバム『ジ・アウェイクニング』(1970年)に収録[6]。
- グローヴァー・ワシントン・ジュニア - アルバム『A Secret Places』(1976年)に収録[7]。
参加ミュージシャン
[編集]- ハービー・ハンコック - ピアノ
- フレディ・ハバード - トランペット
- ジョージ・コールマン - テナー・サクソフォーン
- ロン・カーター - ベース
- トニー・ウィリアムス - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b c “Herbie Hancock Discography”. Jazz Discography Project. 2022年2月13日閲覧。
- ^ a b c “Maiden Voyage”. herbiehancock.com. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “GRAMMY Hall Of Fame - Hall of Fame Artists”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2024年10月20日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Maiden Voyage - Herbie Hancock”. AllMusic. 2022年2月13日閲覧。
- ^ Yanow, Scott. “Wheel Within a Wheel - Bernie Senensky”. AllMusic. 2022年2月13日閲覧。
- ^ Agovino, Michael J (2017年4月3日). “Ahmad Jamal: The Awakening Album Review”. Pitchfork. 2022年2月13日閲覧。
- ^ Jurek, Thom. “A Secret Place - Grover Washington, Jr.”. AllMusic. 2022年2月13日閲覧。