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六木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 足立区 > 六木
六木
町丁
足立区六木(中川対岸から撮影)
地図北緯35度47分39秒 東経139度50分25秒 / 北緯35.794117度 東経139.840383度 / 35.794117; 139.840383
日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 足立区
人口情報2024年(令和6年)4月1日現在[1]
 人口 8,910 人
 世帯数 4,358 世帯
面積[2]
  0.800363522 km²
人口密度 11132.44 人/km²
設置日 1976年(昭和51年)10月1日
郵便番号 121-0052[3]
市外局番 03(東京MA[4]
ナンバープレート 足立
ウィキポータル 日本の町・字
東京都の旗 ウィキポータル 東京都
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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六木(むつぎ)は、東京都足立区の地名。現行行政地名は六木一丁目から四丁目。住居表示実施済み区域である。

地理

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花畑運河北側の六木4丁目付近(一部神明が含まれている。)

足立区東部、埼玉県八潮市葛飾区との境界に位置する。東京都東部を南北に貫流する一級河川中川の西岸に位置し、中央を中川と綾瀬川を結ぶ花畑運河が東西に流れる。北は垳川を挟んで埼玉県八潮市、東は中川を挟んで葛飾区西水元、南は佐野、西は辰沼および神明と隣接する。垳川を伏せ越しして流れてきた葛西用水路が地区中央を南北に貫流する。この二つの河川によって六木の地内は4つに分けられ、それがそのまま各丁目境となっている。

地価

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住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日公示地価によれば、六木3-34-16の地点で24万5000円/m2となっている[5]

歴史

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他の足立区内の諸集落と同じように、六木も江戸時代に始まる新田開拓によって拓かれた村であった。『新編武蔵風土記稿』には、正保元禄年間はこの地を「六ッ木新田」と称していたという記述があるが[6]、実際のところは元禄年間では既に「六ツ木村」と呼ばれていたようである[要出典]

地名の由来

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戦国時代末期の天正年間1572年 - 1592年)に、天野周防守国忠を筆頭に寺島、矢沢、浜中、加島、武内、天野ら六騎の武士が土着し、この地を開拓したことから、当初は「六騎村」と称していた。しかし、いつの頃からか「六ツ木村」へと転じ、定着したという。なお、かつてはこの地を「六ツ木」と表記していたが、足立区成立以後は「六木」と表記するようになった。

年表

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  • 1889年5月1日 - 東京府南足立郡六ツ木村が周辺の村と合併し、花畑村が成立。花畑村大字六ツ木となる。
  • 1932年10月1日 - 南足立郡が東京市足立区となる。六ツ木は六木町とされる。
  • 1963年 - 六木町と周辺町との境界が一部変更される。
  • 1976年10月1日 - 六木町・佐野町の一部に住居表示が実施され、六木一・二丁目が新設される。同日、六木町の一部に住居表示が実施され、佐野一丁目に編入される。
  • 1978年4月1日 - 六木町・神明町の一部に住居表示が実施され、六木三・四丁目が新設される。同日、六木町の一部に住居表示が実施され、神明二丁目に編入される。

世帯数と人口

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2024年(令和6年)4月1日現在(足立区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
六木一丁目 1,694世帯 3,053人
六木二丁目 464世帯 1,150人
六木三丁目 1,453世帯 3,085人
六木四丁目 747世帯 1,622人
4,358世帯 8,910人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[7]
8,831
2000年(平成12年)[8]
8,198
2005年(平成17年)[9]
8,294
2010年(平成22年)[10]
9,049
2015年(平成27年)[11]
8,888
2020年(令和2年)[12]
9,107

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[7]
3,030
2000年(平成12年)[8]
3,007
2005年(平成17年)[9]
3,225
2010年(平成22年)[10]
3,741
2015年(平成27年)[11]
3,726
2020年(令和2年)[12]
3,954

学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[13]。なお、足立区では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能。ただし、小学校に関しては、2018年(平成30年)度から学区域または学区域に隣接する学校のみの選択になる[14]

丁目 番地 小学校 中学校
六木一丁目 6番23号〜10番 足立区立中川北小学校 足立区立谷中中学校
1番〜6番22号
11番以降
足立区立第十三中学校
六木二丁目 全域
六木三丁目 全域 足立区立六木小学校
六木四丁目 全域

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]

丁目 事業所数 従業員数
六木一丁目 82事業所 1,437人
六木二丁目 28事業所 221人
六木三丁目 68事業所 565人
六木四丁目 65事業所 609人
243事業所 2,832人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[16]
242
2021年(令和3年)[15]
243

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[16]
2,185
2021年(令和3年)[15]
2,832

施設

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行政
  • 六木住区センター
保育・教育
  • 足立区立六木保育園
  • 足立区立中川北小学校
  • 足立区立六木小学校
公園・児童遊園
  • 佐野公園
  • 六木公園
  • 六木中央公園
  • 六木第四公園
  • 六木水の森公園
  • 六木北公園
  • 六木四丁目児童遊園
金融機関・郵便局

史跡

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その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b 足立区の町丁別の世帯と人口(令和6年)” (CSV). 足立区 (2024年4月12日). 2024年4月20日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年10月28日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 六木の郵便番号”. 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年4月6日閲覧。
  6. ^ 新編武蔵風土記稿 六ッ木村.
  7. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  13. ^ 区立小・中学校の通学区域表・通学区域図” (PDF). 足立区 (2023年4月1日). 2023年10月28日閲覧。 “(ファイル元のページ)
  14. ^ 学校選択制度について”. 足立区 (2017年6月1日). 2017年12月7日閲覧。
  15. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  16. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  17. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。

参考文献

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  • 「六ッ木村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ137足立郡ノ3、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763997/60 

関連項目

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外部リンク

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