佐藤欣子
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佐藤 欣子(さとう きんこ、1934年4月26日 - 2008年12月24日)は、日本の弁護士、法学者、評論家、秀明大学元教授。東京生まれ。旧姓斎藤。夫は政治学者の佐藤誠三郎、息子は評論家の佐藤健志。
来歴
[編集]父駒之助は郵政省に勤め、杉並郵便局長、鶴見郵便局長などを務めた。1948年母ツネ子が死去。 欣子は、
- 1953年 - 東京教育大学附属中学校・高等学校(現在の筑波大学附属中学校・高等学校)を、第一回の女子卒業生として卒業。
- 1957年 - 東京大学法学部在学中に司法試験に合格。
- 1958年 - 東京大学法学部を卒業。司法修習生時代に、東大で同級生だった佐藤誠三郎(東大助手、のち東大教授)と本郷の古本屋で再会し、1963年9月1日に結婚
- 1960年 - 検事任官。
東京地方検察庁、横浜地方検察庁を経て東京高等検察庁勤務。ハーバード大学研究員、国連アジア犯罪防止研修所次長、内閣総理大臣官房参事官、1981年退官し弁護士となる。
著書
[編集]- 『横浜地検における起訴猶予者に対する更生保護事件について』(法務総合研究所、1965年)
- 『取引の社会 アメリカの刑事司法』(中公新書、1974年)
- 『閻魔と女神 日本とアメリカ・二つの正義考』(PHP研究所、1979年)
- 『女は風のなかで』(中央公論社、1986年)
- 『お疲れさま日本国憲法』(ティビーエス・ブリタニカ、1991年)
- 『正論を生きる』(立花書房、2001年)
翻訳
[編集]- 『警察官の意識と行動 民主社会における法執行の実態』J・H・スコールニック(東京大学出版会、1971年)