コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

佐竹由美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐竹 由美(さたけ なおみ、1959年10月9日- 2022年3月4日)は、日本ソプラノ歌手国立音楽大学教授。二期会会員。本名辻 由美(つじ なおみ)。夫は辻秀幸声楽家合唱指揮者洗足学園音楽大学教授)。

略歴

[編集]

香川県高松市出身。1978年、高松第一高等学校卒業。1982年、東京藝術大学音楽学部声楽科を学部首席で卒業し、皇居桃華楽堂にて御前演奏の栄誉を賜る。1984年、同大学院修士課程修了。1985年ロータリー国際親善奨学生としてイタリアミラノに留学。Scuola Musicale di MilanoでL・グアリーニ、V・ボッローニに師事。ドイツシュトゥットガルトにてバッハを中心とした宗教作品をA・オジェー、H・リリングに師事。

2003年から東京藝術大学音楽学部声楽科のティーチングアシスタント、2004年から国立音楽大学演奏・創作学科声楽専修の非常勤講師、2007年から東京藝術大学音楽学部声楽科の非常勤講師として勤務した。

2008年、東京藝術大学大学院 音楽研究科 声楽(ソプラノ)博士課程修了、博士(音楽)取得。2009年2月から6月に文化庁新進芸術家研修制度在外特別研修。ニューヨークにて研鑽を積む。2011年、カワイサウンド技術・振興財団第1回音楽振興部門研究助成取得。

2015年から愛知県立芸術大学音楽学部声楽科の非常勤講師、2018年には国立音楽大学演奏・創作学科声楽専修の教授に就任。

2022年3月4日午前8時20分、胃がんのため川崎市の自宅で死去、62歳。告別式は同年3月10日午後0時30分から東京都港区霊南坂教会で営まれた。喪主は夫の辻秀幸[1]

著書・論文・CD・楽譜出版

[編集]
  • 著書 CD バッハ「幻のカンタータ」 (共著)、2005年
  • 著書 CD Naomi Satake Sing Love "A Lei"(単著)、2005年
  • 著書 CD 木下牧子作品集「ふるえる月」 2007年
  • 著書 CD "A Singing Bird" Naomi Satake(単著)、2008年
  • 論文 アーロン・コープランドの《エミリー・ディキンソンの12の詩》-「アメリカ的」なるものの考察と作品分析- 東京藝術大学(単著)、2009年2月
  • 著書CD なごみの歳時記(美しき日本の歌)(共著)、 2011年
  • 著書CD なかにしあかね作品集「歌が生まれる」(共著)、2017年

演奏会・その他の出演

[編集]

受賞歴

[編集]

役員・審査員等

[編集]
  • 1984年 財団法人東京二期会代議員就任
  • 2010年 全日本学生音楽コンクール審査員就任
  • 2016年 日本音楽コンクール声楽部門審査員就任

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]