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佐伯垂麻呂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐伯 垂麻呂(さえき の たりまろ)は、飛鳥時代貴族。名は乗麻呂(のりまろ)とも記される。大錦上佐伯子麻呂の孫で、佐伯歳主の子。官位従五位上左兵衛率

経歴

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文武朝大宝4年(704年従五位下叙爵している。同じ時に従五位下に昇った官人に、穂積山守巨勢久須比大神狛麻呂采女枚夫太安万侶阿倍首名田口益人笠麻呂石上豊庭大伴道足佐太老漆部道麻呂米多北助多治比三宅麻呂台八嶋らがいる。

元明朝和銅元年(708年左兵衛率に任ぜられる。この時の位階は従五位上であったが、いつ従五位上になったのか明らかでない。『続日本紀』には慶雲4年(707年)2月および和銅元年(708年)正月の叙位記事に漏れがあるらしく、諸王五位以上、諸臣正四位上から従五位上への叙位者がほかにも存在していたのではないか、と見られている[1]

官歴

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注記のないものは『続日本紀』による。

系譜

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  • 父:佐伯歳主[2]
  • 母:不詳
  • 生母不詳の子女
    • 男子:佐伯錦麻呂[2]

脚注

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  1. ^ 『続日本紀 1』補注4-10
  2. ^ a b 鈴木真年『諸系譜』第8冊,佐伯宿禰

参考文献

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