富士箱根伊豆国立公園
表示
(伊豆七島国定公園から転送)
富士箱根伊豆国立公園 Fuji-Hakone-Izu National Park | |
---|---|
指定区域 | 北緯34度40分00秒 東経139度00分00秒 / 北緯34.66667度 東経139.00000度座標: 北緯34度40分00秒 東経139度00分00秒 / 北緯34.66667度 東経139.00000度 |
分類 | 国立公園 |
面積 | 121,695 ha[4] |
指定日 | 1936年2月1日 |
運営者 | 環境省 |
年来園者数 | 11,250万人(2010年)[5] |
事務所 | 関東地方環境事務所 |
事務所所在地 |
〒330-6018 埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 明治安田生命さいたま新都心ビル18階 |
公式サイト | 富士箱根伊豆国立公園(環境省) |
富士箱根伊豆国立公園(ふじはこねいずこくりつこうえん)は、神奈川県、静岡県、東京都、山梨県にまたがる国立公園である。
概要
[編集]県 | 静岡県 | 山梨県 | 東京都 | 神奈川県 | その他[注釈 1] |
---|---|---|---|---|---|
面積比 | 38.4% | 30.2% | 22.6% | 8.5% | 0.3% |
- 年間利用者数:1億人以上/年
- 施設:
- 箱根ビジターセンター
- 田貫湖ふれあい自然塾
-
1949年に発行された記念切手
歴史
[編集]- 1936年2月1日、富士箱根国立公園として十和田国立公園(現・十和田八幡平国立公園)、吉野熊野国立公園、大山国立公園(現・大山隠岐国立公園)とともに指定。
- 1955年3月15日、伊豆半島地域が編入、現在の富士箱根伊豆国立公園に名称が変更。
- 1964年7月7日、伊豆諸島地域に指定されていた国定公園「伊豆七島国定公園(1955年4月1日指定)」が編入。
- 2017年3月30日、富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念事業の一環として「富士山がある風景100選」を選定。→詳細は「富士山がある風景100選」を参照
主な指定地
[編集]「富士山」「箱根」「伊豆半島」「伊豆諸島」の4つのエリアで構成され、火山活動に由来する山・湖・島などの自然が指定されている。
富士山地域
[編集]富士山とその火山活動による地形。
自然公園法により特別地域のうち特に重要な区域を「特別保護地区」といい、富士山地域は以下が該当する。
自治体 | 面積(ha) |
---|---|
山梨県富士吉田市内 | 533 |
西八代郡上九一色村内 | 1,133 |
南都留郡山中湖村内 | 57 |
南都留郡富士河口湖町内 | 6 |
南都留郡鳴沢村内 | 1,500 |
静岡県富士宮市内 | 463 |
富士市内 | 38 |
御殿場市内 | 287 |
駿東郡小山町内 | 220 |
富士山頂浅間神社奥宮境内地の全部 | 405 |
箱根地域
[編集]箱根山とその火山活動による地形。
伊豆半島
[編集]切り立った海岸線。第四紀火山が浸食されて形成された山稜や、活動中の伊豆東部火山群による地形。
- 東部
- 西部
伊豆諸島の北部
[編集]ビジターセンター
[編集]利用者数は2008年(平成20年)[9]。
センター名 | 設置者 | 所在地 | 利用者数(人) |
---|---|---|---|
箱根ビジターセンター | 環境省 | 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164 | 71,660 |
田貫湖ふれあい自然塾 | 静岡県富士宮市佐折633-14 | 116,876 | |
八丈ビジターセンター | 東京都 | 東京都八丈町大賀郷2843 | 23,546 |
山梨県立富士ビジターセンター | 山梨県 | 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1 | 265,700 |
その他
[編集]静岡県賀茂郡南伊豆町の奥石廊には伊豆半島で唯一[10]、および日本全国でも有数のユウスゲの群生地があり[11]、一帯は「奥石廊ユウスゲ公園」として整備されている[12]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “富士箱根伊豆国立公園の区域図(富士山・箱根地域)” (PDF). 環境省. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “富士箱根伊豆国立公園の区域図(伊豆半島地域)” (PDF). 環境省. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “富士箱根伊豆国立公園の区域図(伊豆諸島地域)” (PDF). 環境省. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “富士箱根伊豆国立公園の公園紹介”. 環境省. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “国立公園の利用者数(公園、年次別)” (PDF). 環境省. 2012年10月6日閲覧。
- ^ 環境省 基礎情報 富士箱根伊豆国立公園
- ^ 富士山地域 - 環境省 (PDF)
- ^ a b c 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 日本の第四紀火山 本州の火山
- ^ 環境省自然ふれあい推進室"表II-9 国立公園内ビジターセンター等利用者数"自然公園等利用者数調(2013年3月18日閲覧。)
- ^ 『静岡新聞』1998年7月11日朝刊13頁「海風に揺れるかれんな花―南伊豆・奥石廊のユウスゲが見ごろ(ウオッチング)」(静岡新聞社)
- ^ 『静岡新聞』1999年7月7日朝刊17頁「夏の夕を彩る、かれんな花 ユウスゲ花壇が満開に―南伊豆」(静岡新聞社)
- ^ “奥石廊ユウスゲ公園”. 南伊豆町ホームページ. 南伊豆町 (2002年4月25日). 2024年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月1日閲覧。