伊豆アニマルキングダム
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(伊豆バイオパークから転送)
伊豆アニマルキングダム | |
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施設情報 | |
前身 | 伊豆バイオパーク(伊豆急行) |
専門分野 | 動植物園及び遊園地 |
所有者 | 加森観光 |
管理運営 | (株)伊豆バイオパーク[1] |
面積 | 540,600平方メートル[1] |
頭数 | 600匹[2] |
種数 | 66種[2] |
開園 | 1977年10月1日[1] |
所在地 | |
位置 | 北緯34度47分49.5秒 東経139度2分22.3秒 / 北緯34.797083度 東経139.039528度座標: 北緯34度47分49.5秒 東経139度2分22.3秒 / 北緯34.797083度 東経139.039528度 |
公式サイト |
izu-kamori |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3344 |
設立 | 1964年4月1日(登記) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6080101014605 |
事業内容 |
動物園、植物園、スポーツ施設、娯楽施設及び観光施設の経営 宿泊施設、食堂、売店等の経営 |
代表者 | 取締役社長 宮﨑靖志 |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 約8.8億円 |
従業員数 | 90名(2016年4月1日現在) |
主要株主 | 加森観光株式会社 |
外部リンク | http://www.izu-kamori.jp/izu-biopark/company/ |
伊豆アニマルキングダム(いずアニマルキングダム)は、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取にある動物園(動植物自然公園[1]、サファリパーク)、遊園地。旧伊豆バイオパークを改修[2]。略称は『アニキン』。
歴史
[編集]- 1977年10月、伊豆急行が「伊豆バイオパーク」を開業[3][4]。
- 2005年4月、伊豆急行ら伊豆急不動産に譲渡[3][5]。
- 2007年5月、伊豆急不動産が加森観光に譲渡[3]。
- 2010年4月29日、リニューアルを行い、名称を「伊豆アニマルキングダム」に変更[6][7]。新たに動物17匹加わり、飼育総数は約60種600匹[6]。
施設
[編集]- 旧施設を改修したリニューアルで、4頭のホワイトタイガー[8]をはじめ、ライオン、チーターなど[2]17匹が園に搬入され、施設全体で肉食・草食動物が45種、鳥類21種の計66種約600匹[2]の動物が展示される[6]。時間限定で動物の仔の展示もある。
- 2010年にリニューアルして客足が2倍に伸び[9]、東伊豆町は新たな観光振興を期待している[9][10]。
- サファリバスをとりやめ、歩道450m[2]のウォーキングサファリ方式に変更されたため、身近に動物を見てまわれる施設となった[2][6][11]。
- 広さ5000坪の梅園があり、梅祭りが開催される。
展示
[編集]ホワイトタイガー、ホワイトライオンが同所にいる施設。アニマルゾーン、ウォーキングサファリゾーン、プレイゾーン、スポーツゾーンなどに分かれ、梅園もある。
- ウォーキングサファリゾーンでは、ホワイトタイガー以外に、ライオン、チーター、キリン、ゾウ、シマウマ、サイなどがいる。ガラス越しに猛獣を見られる「猛獣展示場」がある[2]。
- 「わくわくふれあい広場」では、ミニウサギ、モルモット、カピバラ、アオメキバタン(オウム科)などの小動物や、アルマジロやハリネズミに触れられる。
- 2012年7月15日、ホワイトタイガーの仔が産まれ、母「メープル」の母乳で育つ[12][13][14]。
- アニマルゾーンではキリンとペリカンに餌を与えられる。
- ホワイトライオンがいる[15]。このホワイトライオンの仔は「姫路セントラルパーク」出身[12][16]の2012年産まれ。この仔[17]の成長日記が公式ホームページにある[18]。名は公募で「パール」と決まる。生まれた6月の誕生石のパールにちなんだもの[19]。
シロオリックス
[編集]園では、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧第1種に指定するシロオリックスを飼育・展示し、繁殖を行う。2013年4月14日に雄の「モンド」(2010年産)と雌の「カンナ」(2009年産)との間に仔が生まれている[20]。
シマウマ・ゾウ
[編集]グラントシマウマの「アース」(雄、2003年産)が口を大きく開けて餌をねだるしぐさを行い、話題となった[21]。 2011年の暮れから、餌付けの際に、アースは顔を斜めにして前歯をぐっと出すしぐさをし、“「あーん」するシマウマ”と呼ばれる[21][22]。 飼育員は、アースはほかの動物よりも食欲旺盛で知恵があるのでは、と推測している[21][23]。 園で飼育されるほかのグラントシマウマはそのしぐさは行わない[21]。
2013年にはゾウが舌を出すとして話題となった[24]。アフリカゾウ「オシー」(1972年産、雌)が、長年の日課の健康管理のため、飼育係に「あーんして」とうながされて口の中を公開しているが、虫歯など奥歯の状態を確認するために「べーして」というと、舌を出すのがみられる[24][25]。オシーは赤い舌を出す癖がある[25]。ゾウさんがアカンベーをしていると新聞には紹介される[24][25]。
繁殖
[編集]マタコミツオビアルマジロ
[編集]- 2012年4月19日、当園でマタコミツオビアルマジロの仔(母親は「ミツヨ」)が誕生し、人工哺育では飼育が難しい中[26]、人工哺育の成長記録を更新している[27][28]。なお、母「ミツヨ」は日本初出産記録の個体である[29]が、今回は難産で体力を消耗し人工哺育となった[26]。
- アルマジロは危険を感じると丸くなる種があるが、完全にボール状に丸くなれるのはミツオビアルマジロ2種で、本「マタコミツオビアルマジロ」は丸くなることができる種である[30][31]。ただし動物園では人に慣れているため、丸くなりにくい。当園では「わくわくふれあい広場」で触ることができる。
繁殖賞
[編集]- 旧・伊豆バイオパーク時代、繁殖賞を受賞している。
- ゲムズボック(伊豆バイオパーク:1981年)
- ブレスボック(伊豆バイオパーク:1983年)
- ミツオビアルマジロ(伊豆バイオパーク:2004年)
→「繁殖賞」も参照
梅園
[編集]エピソード
[編集]- 2012年、「こどもの情景 原風景を求めて」と題した写真展が東京都写真美術館で12月4日まで行われ、林隆喜の「伊豆バイオパーク」(1986)が出展されている[34]。このほか、林が「伊豆バイオパーク」を写した作品3点は2008年、東京国立近代美術館の『平成20年度第2回所蔵作品展「近代日本の美術」』にも出展され[35]、同2008年に新潟県立万代島美術館で開催された「東京都写真美術館コレクションによる写真・昭和の肖像1945~1989 ― レンズが視た戦後の日本」にも、林が写した「伊豆バイオパーク」が出展された[36]。
- 「レストランアニマルキングダム」は、日本でも珍しく[2]ガラス越しにホワイトタイガーが見られるレストランであるが[37]、ナショナルジオグラフィック2010年12月号にて紹介された施設である[11]。
- プレイゾーンは、大観覧車、スカイジェット、銀河鉄道などの遊具がある。大観覧車は全高が40m、海抜420m、1992年11月9日に設置された[38]。
- 「ドングリポスト」が例年設置され、アライグマやクマなどの餌として来園者が園内でドングリを集め、ポストに入れることができる[39][40]。
- 旧・伊豆バイオパーク時代に「伊豆戦士☆バイオレイザー」というローカルヒーローがいた。
- 2014年5月23日から飼育中のミナミコアリクイの姿が見当たらなくなり警察に届け出た。3日後の26日に約1.5キロ離れた別荘地で無事保護された。
- 閉園したスペースワールド(福岡県北九州市)から、メリーゴーラウンドなどの子供向け遊具を移設する計画がある[41]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 会社概要伊豆アニマルキングダム
- ^ a b c d e f g h i 伊豆アニマルキングダム、オープン - HOT NEWS2010年4月30日,イズハピ(伊豆新聞社)
- ^ a b c ゴルフ会員権ニュース 稲取ゴルフクラブ・東急電鉄グループが加森観光に売却椿ゴルフ2007年3月12日
- ^ 「バイオパーク」という名称は共通しているが、長崎バイオパークとは無関係である。
- ^ ゴルフ会員権ニュース 稲取ゴルフクラブ 稲取GC、加森観光(株)に売却ゴルフホットライン2007/03/09
- ^ a b c d 大迫力ホワイトタイガー 伊豆アニマルキングダム開館:おでかけ2010/04/30,静岡新聞,47NEWS(よんななニュース)
- ^ 伊豆バイオパーク 「伊豆アニマルキングダム」リニューアルオープン「ゆうゆうネット伊豆」,伊豆観光推進協議会
- ^ ホワイトタイガー4頭搬入 - HOT NEWS2010年4月13日,イズハピ(伊豆新聞社)
- ^ a b 平成22 年第3回(5月)臨時会 東伊豆町議会会議録 (PDF) 2010年5月21日,(太田長八町長発言)「連休初日の29日にはホワイトタイガーやライオンを導入した伊豆アニマルキングダムがリニューアルオープンし、町内の幼稚園児を招いてオープニングセレモニーが開催されました。4月29日から5月5日までの1週間の入場者実績が2万7,300人に達し、昨年同日の2倍を更新しており、伊豆半島に新たな観光スポットが加わったことで観光振興の牽引役を果たしていただけるよう期待をしております。」
- ^ 平成19年第2回(6月)定例会 東伊豆町議会会議録 (PDF) 2007年6月18日
- ^ a b 動物園へ行ってみよう 食事しながらホワイトタイガー 森 由民、動物園ライターnationalgeographic.jp,情報交差点,2010年12月号掲載,「そんな珍しいホワイトタイガーを見るなら、静岡県の伊豆アニマルキングダム。窓1枚で隔てられたレストランで食事をしながら観察できる。またウォーキングサファリのゾーンには、さまざまな草食動物が一緒に放し飼いされているエリアもあり、まるでサバンナの中を歩いているような感覚を味わえる。」
- ^ a b 伊豆にやってきたホワイトライオンの赤ちゃんの名前大募集株式会社伊豆バイオパーク プレスリリース,財経新聞,2012-07-23
- ^ ホワイトタイガーの赤ちゃん動画1飼育スタッフのyoutube
- ^ ホワイトタイガーの赤ちゃん動画2飼育スタッフのyoutube
- ^ ホワイトライオンの赤ちゃん、一般公開始まる 静岡YOMIURI ONLINE(読売新聞),2012年7月30日
- ^ ホワイトライオンの赤ちゃんが伊豆に初上陸株式会社伊豆バイオパーク プレスリリース,財経新聞,2012-07-12
- ^ ホワイトライオンの赤ちゃん入園 伊豆アニマルキングダム2012年7月13日,産経関西
- ^ ホワイトライオン すくすく子育て日記
- ^ “白きライオン赤ちゃん、真珠の輝き 静岡・伊豆の動物園 - 社会”. 朝日新聞デジタル. (2012-9-10 16:18). オリジナルの2012年9月11日時点におけるアーカイブ。 2013年4月30日閲覧。
- ^ “シロオリックスの赤ちゃん誕生 伊豆アニマルキングダム-東伊豆”. 伊豆新聞 下田版. (2013年4月20日). オリジナルの2013-4-30 10:57時点におけるアーカイブ。 2013年4月30日閲覧。
- ^ a b c d “"あ〜ん"するシマウマ人気 東伊豆・アニマルキングダム:ホッとニュース”. 静岡新聞. (2012-1-21 11:09). オリジナルの2013-4-30 10:21時点におけるアーカイブ。 2013年4月30日閲覧。
- ^ 「アーン」とおねだりシマウマ:動画:YOMIURI ONLINE(読売新聞)=静岡支局 佐々木紀明撮影 2012年2月3日公開 2013-4-30閲覧
- ^ スタジオムーン (2012年4月23日). “「あ~ん」とおねだりするシマウマが可愛い”. TNC静岡ジモティーズ. TOKAIネットワーククラブ. 2013-4-30 13:11時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月30日閲覧。
- ^ a b c “ゾウさんが「アカンベー」 伊豆アニマルキングダムで人気 静岡”. MSN産経ニュース(産経新聞). (2013-1-27 02:01). オリジナルの2013-4-30 10:29時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c “ゾウが舌を出して「アカンベー」…静岡・東伊豆:静岡:東海:旅ニュース:新おとな総研”. YOMIURI ONLINE(読売新聞). (2013年2月5日). オリジナルの2013-4-30 11:56時点におけるアーカイブ。 2013年4月30日閲覧。
- ^ a b 朝日新聞デジタル:アルマジロの赤ちゃん、飼育員がママ代わり-マイタウン静岡朝日新聞,2012年5月3日
- ^ 伊豆アニマルキングダム生存日数更新か、1日から一般公開 東伊豆町伊豆新聞ニュース,2012年5月1日
- ^ ふにふに?ふよふよ?伊豆アニマルキングダム, 飼育員さんのどうぶつにっき
- ^ アルマジロの赤ちゃん、公開中!伊豆アニマルキングダム, 飼育員さんのどうぶつにっき
- ^ 川口先生のペットコラム「おもしろ哺乳動物大百科10(貧歯目アルマジロ)」2009.6.11,ロングライフ住宅 ヘーベルハウス
- ^ 飼育員さんのどうぶつにっき ありがとう!ミツオ君!!(注射を嫌がって、ボール状に丸くなっているアルマジロ。在りし日の「ミツオ」),伊豆アニマルパーク,伊豆 稲取・下田、観光案内アクティブガイドBLOG,2011年3月
- ^ 観光案内 伊豆アニマルキングダム梅祭り東伊豆町公式ホームページ
- ^ 伊豆アニマルキングダム うめまつりじゃらん観光ガイド,2011年3月時点
- ^ 伊豆バイオパーク、静岡県 林隆喜 「ZOO」より (1986) - こどもの情景 東京都写真美術館asahi.com(朝日新聞社)(写真作品掲載)
- ^ 平成20年度第1回所蔵作品展「近代日本の美術」 出品作品リスト(リストのみ)
- ^ 平成20年度 新潟県立近代美術館/新潟県立万代島美術館 年報 55ページ目より (PDF)
- ^ “見上げれば、猛獣まで10センチ 動物園進化論・中”. 日本経済新聞 電子版. (2010-8-20 13:00). オリジナルの2013-4-30 13:42時点におけるアーカイブ。 2013年4月30日閲覧。
- ^ 静岡県 伊豆バイオパーク 大観覧車詳細Ferris Wheel Global ProjectFWGP(観覧車の総合サイト)
- ^ どんぐりポスト飼育員さんのどうぶつにっき,伊豆 稲取・下田、観光案内アクティブガイドBLOG,2011年9月
- ^ どんぐりポスト☆ミ飼育員さんのどうぶつにっき,伊豆 稲取・下田、観光案内アクティブガイドBLOG,2010年11月
- ^ “閉園のスペースワールド、遊具はどうなる? 象徴のスペースシャトル「残してほしい」の声も 北九州”. 西日本新聞 (18-03-19). 2018年3月20日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 伊豆アニマルキングダム公式サイト
- 飼育員さんのどうぶつにっきアーカイブ
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