伊江朝敷
表示
伊江 朝敷(いえ ちょうふ、1635年〈寛永12年/崇禎8年〉 - 1710年〈宝永7年/康熙49年〉)は、 琉球王国第二尚氏王統の人。唐名は向嘉続。伊江御殿三世である伊江按司朝久の長男。伊江御殿四世。
1653年(承応2年/順治10年)、家統を継いで伊江島総地頭職に任ぜられる。1670年(寛文10年/康熙9年)、御城重修総奉行職に任ぜられる。1671年(寛文11年/康熙10年)、南風平等大与頭職に任ぜられ、6月に御茶御殿奉行職、9月には惣横目職、後に百浦添修補総奉行職等を歴任。
なお、朝敷の四男、向和声・伊江朝叙は伊江殿内の家祖であり、1835年に川平姓に改め川平殿内となる(川平殿内の末裔に川平朝申らがいる)。
系譜
[編集]- 父:伊江按司朝久(向氏伊江御殿三世)
- 母:真牛金(馬氏四世兼城親方良時の娘)
- 室:真鍋樽(章氏二世宜野湾親方正信の娘)
- 長男:伊江王子朝嘉(向氏伊江御殿五世)
- 長女:富間翁主、童名:思武太金(毛協図・野里親雲上安宣に嫁ぐが夭折したので、尚弘毅・大里王子朝亮に嫁ぐ)
- 次女:思乙金(毛起龍・富盛親方盛命に嫁ぐ)
- 三女:真宇志金(毛文彩・汀間親雲上安玄に嫁ぐ)
- 四女:真加戸樽(羽地按司朝字に嫁ぐ)
- 次男:朝衛
- 五女:翁長翁主、童名:真鍋樽金(尚経・豊見城王子朝良に嫁ぐ)
- 六女:真鶴金(向聖廣・摩文仁按司朝寄に嫁ぐ)
- 三男:朝理(高安殿内元祖)、唐名:向和憲
- 四男:朝叙
- 五男:朝光、童名:思次良、唐名:向和貴
参考文献
[編集]この節で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 |
- 那覇出版社(編集) 編『沖縄門中大事典』宮里朝光(監修)、那覇出版社、1998年8月。ASIN 4890951016。ISBN 978-4890951017。 NCID BA37599475。OCLC 44263313。全国書誌番号:99054933。
- 比嘉朝進『士族門中家譜』(再版)球陽出版、2005年4月。ASIN 4990245709。ISBN 978-4990245702。 NCID BA72676585。OCLC 170134325。