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仙秋号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仙秋号(秋田中央交通)
仙秋号(秋田中央交通)
仙秋号(宮城交通)
仙秋号(宮城交通)
仙秋号(JRバス東北)
仙秋号(JRバス東北)

仙秋号(せんしゅうごう)は宮城県仙台市秋田県秋田市を結ぶ昼行高速バスである。

全便・全座席が指定席のため、乗車には事前の予約が必要。

概要

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運行開始当初は国道46号〜盛岡経由であり、昼行便でも4時間40分(仙台駅 - 秋田駅間)を要していたが、秋田自動車道の開通に伴い所要時間が大幅に短縮され、現在は仙台駅 - 秋田駅東口間3時間35分。

運行開始当初は夜行バスの「仙秋ナイト号」(JRバス東北)も運行されていたが、秋田自動車道の開通により所要時間が短縮されたため、JRバス東北も日中の便を担当することになり廃止された。

運行会社

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運行経路

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現在

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※途中、北上金ヶ崎PA(東北道・岩手県)で休憩する。

旧運行経路

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仙台駅前 - (仙台西道路) - (仙台宮城IC) - (東北自動車道) - (秋田自動車道) - (秋田南IC) - (国道13号) - 秋田駅 - 長崎屋バスターミナル

運行回数

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  • 1日10往復(秋中4、宮交4、JR2)。

運賃

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※2024年8月1日現在

  • 大人片道4,800円、往復9,000円(10日間有効)

歴史

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  • 1990年平成2年)4月19日 - 宮城交通・秋田中央交通が共同で昼行便「仙秋号」(1日2往復)運行を、JRバス東北が夜行便「仙秋ナイト」(1日1往復)の運行を開始[1]。当時の運行ルートは国道46号 - 盛岡経由。運賃は大人片道4,500円、往復8,100円。
  • 1997年(平成9年)7月24日 - 秋田自動車道北上西IC - 湯田IC開通に伴い、昼行便「仙秋号」が東北自動車道 - 北上 - 秋田自動車道(秋田南IC)経由に変更。同時に1日4往復に増便。運賃改定(大人片道4,000円、往復7,200円)。
  • 1998年(平成10年)4月23日 - JRバス「仙秋ナイト」廃止、昼行便「仙秋号」にJRバスが参入し1日7往復に増便。秋田中央IC経由に変更。
  • 2005年(平成17年)
    • 4月1日 - 秋田駅の発着場所が東口に変更。
    • 4月20日 - 1日10往復に増便。
  • 2012年(平成24年)4月1日 - 長崎屋バスターミナル停留所を廃止、全便が秋田駅東口発着となる。なお、秋田駅東口 - 長崎屋バスターミナル間の運行経路は以下のとおりであった。
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 運賃改定(大人片道4,100円、往復7,400円)。
  • 2019年令和元年)6月21日 - 運賃改定[2][3][4]
  • 2020年(令和2年)
    • 4月22日 - 新型コロナウイルスの影響により、この日より当面の間、宮城交通・秋田中央交通便各2往復(計4往復。同年4月29日からはJRバス東北担当便1往復も運休、計5往復)を運休[5]
    • 7月1日 - 一部便(1往復、JRバス東北担当便)の運行を再開[6]
    • 7月10日 - 全便の運行を再開[7]
    • 12月1日 - 新型コロナウイルスの影響による輸送需要の減少により、この日より一部便(秋田中央交通便2往復、宮城交通便1往復)を運休[8][9]
  • 2021年(令和3年)
    • 8月23日 - 新型コロナウイルスの影響による輸送需要の減少により、この日より一部便(宮城交通便2往復)を運休[10][11]
    • 12月25日 - この日より1往復(宮城交通便)を土日祝日に限り運行再開[12]
  • 2022年(令和4年)
    • 4月1日 - 運賃改定[13][14]
    • 9月3日 - 土日祝日のみ運行の1往復(宮城交通便)がこの日より当面の間運休[15]
  • 2024年(令和6年)
    • 6月1日 - この日より1往復(秋田中央交通便)を土日祝日に限り運行再開[16]
    • 8月1日 - 運賃改定[17]
    • 8月3日 - この日より1往復(宮城交通便)を土日祝日に限り運行再開[17]

利用状況

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年度 運行日数 運行便数 年間輸送人員 1日平均人員 1便平均人員
2002(平成14)年度 365 5,351 119,259 326.7 22.3
2003(平成15)年度 366 5,450 124,756 340.9 22.9
2004(平成16)年度 365 5,710 126,853 347.5 22.2
2005(平成17)年度 365 7,730 147,486 404.1 19.1
2006(平成18)年度 365 7,661 149,411 409.3 19.5
2007(平成19)年度 366 7,981 153,108 418.3 19.2
  • 2007年度の仙秋号の1日あたり利用者は、北東北 - 仙台の高速バスの中では、盛岡 - 仙台の702.9人/日(平日15往復/日、金土日祝は20往復/日)、一関 - 仙台の532.8人/日(19往復/日)に次ぐ[18]

脚注

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  1. ^ 『秋田-仙台直通高速バス 民間3社に事業免許 来月19日にはスタート』平成2年3月28日読売新聞朝刊22面秋田読売
  2. ^ 高速バス 仙秋号(秋田~仙台)の運賃が改正されます。”. 秋田中央交通 (2019年5月17日). 2019年6月22日閲覧。
  3. ^ 高速バス 6月21日運賃改定のお知らせ”. 宮城交通 (2019年5月20日). 2019年6月22日閲覧。
  4. ^ 【高速バス】2019年6月21日に運賃改定を実施します”. ジェイアールバス東北 (2019年5月20日). 2019年6月22日閲覧。
  5. ^ 【高速バス】新型コロナウイルスの影響による高速バスの減便について(仙秋号)”. 秋田中央交通 (2020年4月24日). 2020年4月29日閲覧。
  6. ^ 高速 仙台 - 秋田線(2020年7月1日から7月9日までの時刻表)” (PDF). 宮城交通. 2020年7月4日閲覧。
  7. ^ 高速 仙台 - 秋田線(2020年7月10日からの時刻表)” (PDF). 宮城交通. 2020年7月13日閲覧。
  8. ^ 高速バス 仙秋号(秋田⇔仙台)の減便について 2020.11.13現在”. 秋田中央交通 (2020年11月13日). 2020年12月6日閲覧。
  9. ^ 【高速バス】運行内容の変更について(12.1~)”. 宮城交通 (2020年11月30日). 2020年12月6日閲覧。
  10. ^ 高速バス運行状況【2021/8/18 6:00更新】”. 秋田中央交通 (2021年8月18日). 2021年8月28日閲覧。
  11. ^ 【高速バス「仙台~酒田線」「仙台~秋田線」】8月23日~一部運休のお知らせ”. 宮城交通 (2021年8月18日). 2021年8月28日閲覧。
  12. ^ 高速 仙台 - 秋田線(2021年12月25日からの時刻表)” (PDF). 宮城交通. 2022年4月3日閲覧。
  13. ^ 【お知らせ】時刻変更及び運賃改定について(4月1日)”. ジェイアールバス東北 (2022年3月16日). 2022年4月3日閲覧。
  14. ^ 【高速バス 盛岡線、秋田線】4月1日運賃改定のお知らせ”. 宮城交通 (2022年2月17日). 2022年4月3日閲覧。
  15. ^ 【高速バス 秋田線】9月3日~ 一部運休のお知らせ”. 宮城交通 (2022年8月19日). 2022年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月4日閲覧。
  16. ^ 高速バス 秋田⇔仙台 仙秋号 運休ダイヤの変更について(2024.6.1)”. 秋田中央交通 (2024年4月23日). 2024年6月8日閲覧。
  17. ^ a b 【高速バス 秋田線】運賃改定ならびに運行ダイヤの変更について”. 宮城交通 (2024年6月25日). 2024年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月10日閲覧。
  18. ^ [1]

外部リンク

[編集]