今田高俊
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今田 高俊(いまだ たかとし、1948年4月6日 - )は、日本の社会学者。東京工業大学名誉教授。日本学術会議会員。
兵庫県神戸市生まれ。東京工業大学に文系の大学院である社会理工学研究科を作った。1988年、組織学会高宮賞受賞[1]。2008年、紫綬褒章受章[2]。2021年、瑞宝中綬章受章[3][4]。
ニクラス・ルーマンのオートポイエーシスを「自己組織化」の概念で彫琢する。
学歴
[編集]職歴
[編集]著書
[編集]単著
[編集]- 博士論文『自己組織性 : 社会理論の復活』学術博士、東京工業大学、乙第1615号.1986年9月30日。
- 『自己組織性――社会理論の復活』(創文社、1986年)
- 『モダンの脱構築――産業社会のゆくえ』(中央公論社[中公新書]、1987年)
- 『社会階層と政治』(東京大学出版会、1989年)
- 『混沌の力』(講談社、1994年)
- 『意味の文明学序説――その先の近代』(東京大学出版会、2001年)
- 『自己組織性と社会』(東京大学出版会、2005年)
共著
[編集]- (厚東洋輔)『近代性の社会学――構造とゆらぎの視点から』(放送大学教育振興会、1992年)
- (渡辺聰子、アンソニー・ギデンズ)『グローバル時代の人的資源論――モティベーション・エンパワーメント・仕事の未来』(東京大学出版会、2008年)
- (金子勇・藤田弘夫・吉原直樹・盛山和夫)『社会学の学び方・活かし方――団塊世代の社会理論探求史』(勁草書房、2011年)
- (橋爪大三郎・宮台真司・志田基与師・盛山和夫・山田昌弘・大澤真幸・伊藤真[要曖昧さ回避]・副島隆彦・渡部恒三・関口慶太・村上篤直)『小室直樹の世界-社会科学の復興をめざして』(ミネルヴァ書房 2013年)
- (鈴木達治郎・武田精悦・石橋克彦・山口幸夫・舩橋晴俊・千木良雅弘・山地憲治・柴田徳思・大西隆)『高レベル放射性廃棄物の最終処分について 学術会議叢書(21)』(公益財団法人日本学術協力財団、2014年)
- (寿楽浩太・中澤高師)『核のごみをどうするか――もう一つの原発問題』(岩波書店〈岩波ジュニア新書〉、2023年)
編著
[編集]- 『ハイパー・リアリティの世界――21世紀社会の解読』(有斐閣、1994年)
- 『社会階層のポストモダン』(東京大学出版会、2000年)
- 『社会学研究法――リアリティの捉え方』(有斐閣、2000年)
- 『産業化と環境共生』(ミネルヴァ書房、2003年)
共編著
[編集]- (友枝敏雄)『社会学の基礎』(有斐閣、1991年)
- (厚東洋輔・友枝敏雄)『社会理論の新領域』(東京大学出版会、1993年)
- (園田茂人)『アジアからの視線――日系企業で働く1万人からみた「日本」』(東京大学出版会、1995年)
- (橋爪大三郎)『社会理工学入門――技術と社会の共生のために』(日科技連出版社、2000年)
- (鈴木正仁・黒石晋)『自己組織性とは何か(2)複雑系を考える』(ミネルヴァ書房、2001年)
- (金泰昌)『公共哲学(13)都市から考える公共性』(東京大学出版会、2004年)
- (数土直紀)『数理社会学入門』(勁草書房、2005年)
- (橘木俊詔・長谷部恭男・益永茂樹)『リスク学入門(全5巻)』(岩波書店、2007年)
訳書
[編集]- リチャード・セネット『無秩序の活用――都市コミュニティの理論』(中央公論社、1975年)
- レオナード・ブルーム『社会学』(ハーベスト社、1987年)
- アンソニー・ギデンズ『社会理論の最前線』(ハーベスト社、1989年)
脚注
[編集]関連項目
[編集]参考
[編集]- 『現代日本人名録』2002年