今川憲英
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今川 憲英(いまがわ のりひで、1947年4月1日 - )は、日本の外科医的建築家、日本を代表する構造家の一人、構造エンジニア、構造デザイナー、構造設計家、構造的建築家。
略歴
[編集]広島県尾道市生まれ。1962年に三原工業高等学校付属中学校、1965年に三原工業高等学校機械科を卒業し1969年日本大学理工学部建築学科を卒業。大学時代は坪井善勝研究室に所属。その後東京大学生産技術研究所川股研究室、渡辺邦夫擁する構造設計集団(S.D.G)を経て1978年に構造設計事務所T.I.S. & PARTNERSを設立。
職業能力開発大学校(現・職業能力開発総合大学校)、武蔵野美術大学、女子美術大学、明治大学、東海大学、近畿大学、京都工芸繊維大学非常勤講師を経て、2000年から東京電機大学工学部建築学科教授。
東京電機大学未来科学部建築学科教授を経て2017年より同大学名誉教授。構造設計事務所T.I.S. & PARTNERS主宰。2004年に株式会社M&SD研究会設立。
2007年5月に株式会社ISGW設立(Chairman CEO兼任)。
- 東京銀座資生堂ビル (第28回東京建築賞優秀賞[1])
- 横浜赤レンガ倉庫
- マイカル三田ポロロッカ
- 石の教会 内村鑑三記念堂
- MINT HOUSE(1993年度 住宅建築賞)
- 清水老舗小路
- 国営滝野すずらん丘陵公園「虹の巣ネット」造形作家・堀内紀子とのコラボレーション
- 国営越後丘陵公園「花と緑の館」
- 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
- 新青森県総合運動公園「青い森アリーナ」
- 今井篤記念体育館
- 黒部市国際文化センター/コラーレ
- 大阪国際平和センターピースおおさか
- 石打ダム資料館(1994年度 松井源吾賞)
- 千葉市立打瀬小学校
- 川上村林業総合センター
- 苓北町民ホール(くまもとアートポリス)
- 図研本社・中央研究所(1992年度 日本建築構造技術者協会(JSCA)賞)
- 国際文化会館(保存再生/監修)
- 「ガラスと鋼の耐震システムISGW」(2008年度 グッドデザイン賞(新領域部門))
受賞
[編集]- "Shells and Spatial Structures: From Recent Past to the Millennium"(和文名「素材と空間を結ぶ構造デザイン」)(1999年度 IASS Tsuboi Award)
- 日本建築学会作品選奨 - 太田市総合ふれあいセンター(建築家今村雅樹と共同受賞)
- 東京建築賞 - 東京銀座資生堂ビル
- 日本建築学会作品選奨 - 西合志町保健福祉センター(くまもとアートポリス:建築家今村雅樹と共同受賞)
- 日本建築学会業績賞 - 横浜赤レンガ倉庫
- 日本建築学会業績賞 - 国際文化会館保存再生
- 土木学会景観デザイン賞 - 多摩都市モノレール立川北駅
- 高雄国家芸術文化中心国際コンペ3位(台湾)
- BELCA賞 - 国際文化会館保存再生
- 国際シェル・空間構造学会(IASS)TSUBOI賞
文献
[編集]- 著書
- 1987.1 SD『木造建築の現代』(企画・監修)
- 1989.1 SD『続・木造建築の現在』(企画・監修)
- 1990.11 TIMBER COMPANION-『木による空間構造へのアプローチ-木で可能な15の基本架構の構造デザイン』 今川憲英・岡田章 共著
- 1994.10 SD『トロハの遺した構造と空間』(解説)
- 1997.2 SD特集『木を生かした架構と空間』(監修)
- 2002 『建築家 林雅子』(編集「建築家 林雅子」委員会)
- 2004 『ドーム構造の技術レビュー』(解説)
- 2018 『素材は語る1 木と空間』
脚注
[編集]- ^ TIS & PARTNERS. “外科医的建築家 今川憲英 Nori Imagawa”. 2020年9月22日閲覧。