人も歩けば
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人も歩けば | |
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監督 | 川島雄三 |
脚本 | 川島雄三 |
原作 | 梅崎春生 |
製作 |
佐藤一郎 奥田喜久丸(企画) |
出演者 | フランキー堺 |
音楽 | 真鍋理一郎 |
撮影 | 岡崎宏三 |
製作会社 | 東京映画 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1960年2月9日 |
上映時間 | 99分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『人も歩けば』(ひともあるけば)は、梅崎春生が1959年に刊行した小説(中央公論社刊行)。また、同作を原作とする1960年公開の川島雄三監督による同名の日本映画。東京映画製作、東宝配給、モノクロ、上映時間99分、東宝スコープ。
あらすじ
[編集]主人公の砂川桂馬は、キャバレーのドラマーをしていたが、銀座の質屋「成金屋」の主人と将棋仲間だったことから、「成金屋」の婿となる。しかし、義父はすぐに死亡、桂馬は商売に失敗。「あかしや化粧品」のセールスマンとなる。銭湯「八卦湯」の店主で、手相占い師の日高泥竜子に、「婿入り先を近々出る」「大金を手にする」と占われる。
義母と妻が探偵(金田一小五郎)をつかって素行調査をしたことから、おでん屋「すみれ」に出入していることも責められ、桂馬は喧嘩わかれをし、ドヤ街の、並木浪五郎が経営する「ベッドハウス」に暮らすことになる。ベッドハウスにいた板割鉄太郎を弟分にしたが、金を持ち逃げされて無一文になる。そのため、桂馬は、烏森にある日高泥竜子の銭湯で、三助をしてくらすようになる。
ところが、桂馬の伯父がなくなり、9000万円の遺産が入ることになり、それをしった成金屋の一家は、桂馬を探し始める。さがされていることを知った桂馬は、逃げようとするが、日高泥竜子が作ろうとしている新興宗教「心霊八相会」の教祖役を頼まれる。日高がやめた銭湯は、すみれが買い取り「すみれ湯」となる。
そうこうしているうちに、気が付くと、桂馬は将棋を指している最中だった。
キャスト
[編集]- 砂川桂馬:フランキー堺
- 成金義平:沢村いき雄
- 成金キン:沢村貞子
- 成金富子:横山道代
- 成金清子(成金家の親戚の娘):小林千登勢
- 木下藤兵衛(古着屋):桂小金治
- ナミ子(古着屋の使用人、探偵小説マニア):春川ますみ
- 日高泥竜子:森川信
- 佐倉すみれ:淡路恵子
- フク(銭湯の使用人):前田純子
- 並木浪五郎:加東大介
- 板割鉄太郎:三遊亭小円馬
- 鈴ちゃん(並木家の使用人):奥村恵津子
- 金田一小五郎:藤木悠
- 岸公助(ベッドハウスに住む学生):立岡光
- バブ近藤(桂馬の伯父の遺産の管理人の外国人):ロイ・ジェームス
- ゴジラの八:八波むと志
- ラドンの松:南利明
- アンギラスの熊:由利徹
- 南小路寛子(桂馬が持ち逃げした短刀の持ち主):若水ヤエ子
- 福田:瀬良明
- 大久保:稲吉靖
- 細井:永井柳太郎
- 梅占堂(女占い師):武智豊子
- 少女:越智令子
- 犬を連れた女:織田照子
- 楽士:西原純
- バーテン:田中章三
スタッフ
[編集]- 監督:川島雄三
- 製作:佐藤一郎
- 原作:梅崎春生
- 脚色:川島雄三
- 企画:奥田喜久丸
- 撮影:岡崎宏三
- 音楽:真鍋理一郎
- 美術:小島基司
- 録音:酒井栄三
- 照明:伊藤盛四郎
- 監督助手:秦幸三郎
- 編集:広瀬千鶴
- 製作主任:大久保欣四郎