人でなしの恋
表示
人でなしの恋 | |
---|---|
監督 |
松浦雅子 (監督補:月野木隆) |
脚本 | 松浦雅子 |
製作総指揮 | 奥山和由 |
出演者 |
羽田美智子 阿部寛 竹中直人 岡田英次 加藤治子 藤田敏八 入江若葉 |
音楽 | 中村幸代 |
主題歌 | 羽田美智子「恋」 |
撮影 | 佐々木原保志 |
製作会社 | 松竹 |
配給 | 松竹 |
公開 | 1995年10月28日 |
上映時間 | 86分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『人でなしの恋』(ひとでなしのこい)は、作家江戸川乱歩が1926年(大正15年)に発表した短編ホラー小説。
乱歩によると、この作品は読者にも編集者にもあまり評価されなかったが、乱歩自身のお気に入りの一つである。
登場人物
[編集]- 京子(門野京子)
- 本編の主人公。門野と見合い結婚をした。しだいに門野のまやかしの愛情に気づき始める。
- 門野
- とある町の名士。京子と結婚する。妻のことを愛する優しい男のように見える。
あらすじ
[編集]京子夫人の回想で映画は幕を開ける。当時19歳だった彼女は、知人の紹介で門野という地元の名士の所へ嫁入りした。門野は憂いのある美青年で、京子を精一杯愛してくれる。最初は、門野の愛に有頂天になっていた京子だが、だんだんと彼の愛がまやかしであることに気づき始めた。そして、ある夜夫が倉の二階で女と密会していることを突き止めた彼女は、次の日女を不意打ちしようと白昼倉の中に乗り込んだ。しかし、どこを探しても女はいず、それどころか人が居た痕跡すらなかったのだ。
実は、夫の愛人とは倉の二階に置かれた長持の中にある人形だったのだ。
映像化
[編集]映画
[編集]1995年版
[編集]2022年版
[編集]井上博貴監督により映画化。2022年6月25日に公開されている。R-15作品。
テレビドラマ
[編集]2018年12月30日、NHK BSプレミアム、「満島ひかり×江戸川乱歩」内でドラマ化。演出・渋江修平
引用
[編集]- 特撮テレビ番組「ウルトラQ dark fantasy」の第24話『ヒトガタ』はこの作品を原案にしたもの[要出典]。
漫画化
[編集]JETが本作を漫画化している。JETは同じ江戸川乱歩の「黒蜥蜴」、「赤い部屋」も漫画化しており、『明智小五郎・黒蜥蜴』(ソノラマコミック文庫・朝日新聞社、2008年8月、ISBN 9784022671813)に合わせて収録されている。
関連項目
[編集]- ピグマリオンコンプレックス(人形愛)
- ピュグマリオン