交響曲第17番 (ハイドン)
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交響曲第17番 ヘ長調 Hob. I:17 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲した交響曲。
初期の作品だが、自筆原稿などは残っておらず、正確な作曲時期は不明である。様式上からはボヘミアのモルツィン伯爵に仕えていた時代(1757年から1760年)の作風に近いが、第1楽章が長大である点はこの時代の他の曲と異なっているという[1]。
編成
[編集]オーボエ2、ホルン2、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、低音(チェロ・コントラバス・ファゴット)。
曲の構成
[編集]初期ハイドンの交響曲にしばしば見られる、メヌエットを欠いた3楽章形式の曲である。演奏時間は約14分[2]。
- 第3楽章 フィナーレ:アレグロ・モルト
- ヘ長調、8分の3拍子、ソナタ形式。
- 3連符やトリルを多用した明るい舞曲風の音楽。展開部はごく短い。展開部では短調の部分が少し長くなっている。最後に7小節のコーダがある。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『ハイドン 交響曲集II(13-27番) OGT 1590』音楽之友社、1981年。(ミニスコア、ランドンによる序文の原文は1964年のもの)