五頭温泉郷
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五頭温泉郷(ごずおんせんごう)は、新潟県阿賀野市、五頭山麓にある3つの温泉の総称。村杉温泉、今板温泉、出湯温泉から成り[1]、環境省の国民保養温泉地に指定されている[2]。
概要
[編集]各温泉とも近世以前からの歴史があり、湯治場として利用されてきた[2]。主な泉質は放射能泉であり、ラジウム含有量が多いのが特徴である[2]。
3つの温泉は国道290号で結ばれているが、温泉街は山側に入った市道沿いに形成されている。各温泉の概要はそれぞれの項目を参照。
2014年の温泉利用者は3温泉合計で29.3万人(うち宿泊11.9万人)[2]。2018年から2019年にかけての県の「第8回新潟県観光地満足度調査」では総合満足度が県内温泉地の中でトップとなった[3]。
温泉街周辺には、250基に及ぶ句碑や歌碑が建ち並ぶ「やまびこ通り」(中部北陸自然歩道コース[4])や、観光情報発信施設「五頭山麓うららの森」などが整備されているほか、五頭山側には「五頭連邦少年自然の家」「五頭薬用植物園」およびその周囲に広がる「五頭山麓いこいの森」などがある[2]。また、別荘地「真光寺ヴィレッジ」もある。
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出湯温泉の入口。「五頭温泉郷」の表記がある。
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「やまびこ通り」の入口
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五頭山麓うららの森
交通
[編集]- 羽越本線水原駅より阿賀野市営バスが運行されており、「村杉温泉」「今板温泉」「出湯温泉」の各停留所がある[5]。
- 新宿・池袋より泉観光バス「NETWORK 821便」が土曜など特定日のみ運行されており、うららの森前に「五頭温泉郷」停留所がある[6]。
- 新潟空港から事前予約制バス「月岡温泉・五頭温泉郷周遊ライナー」が運行されている(新発田城・月岡温泉経由)[7]
周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ 「五頭温泉郷」『デジタル大辞泉プラス』 。コトバンクより2020年7月9日閲覧。
- ^ a b c d e “五頭温泉郷 国民保養温泉地計画書”. 環境省 (2016年5月). 2020年6月4日閲覧。
- ^ “新潟県が観光地満足度調査の結果を発表、五頭温泉郷(阿賀野市)がトップに”. にいがた経済新聞. (2020年5月29日)
- ^ “やまびこ通り”. 森のこだま(五頭山麓いこいの森の指定管理者). 2020年6月4日閲覧。
- ^ “阿賀野市営バス路線別時刻表・路線図”. 阿賀野市. 2020年12月27日閲覧。
- ^ “高速路線バス”. 泉観光バス. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “月岡温泉・五頭温泉郷周遊ライナー”. 新潟空港. 2021年5月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 五頭温泉郷旅館協同組合
- 阿賀野市観光協会 五頭温泉郷ガイドブック - ウェイバックマシン(2019年2月27日アーカイブ分)
- 五頭温泉郷ウォーキングガイド - 阿賀野市観光協会
- 『広報あがの』第140号 2015年11月 pp.1-7 特集:五頭温泉郷で健康な体づくりを (PDF) - 阿賀野市