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丸岡バスターミナル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丸岡バスターミナル
奥の瓦葺きの建物は丸岡バスターミナル交流センター(京福バス丸岡営業所事務室・窓口ほか)、茶色の建物は隣接地にある坂井市丸岡庁舎(坂井市役所丸岡支所ほか)。

丸岡バスターミナル(まるおかバスターミナル)は、福井県坂井市丸岡町西瓜屋にある京福バスバスターミナルである。主に福井市、坂井北部地域(あわら市、坂井市三国町)、永平寺町方面のバスが発着する。京福バス丸岡営業所を併設する。

本項では、かつて当地に所在した京福電気鉄道本丸岡駅廃駅)についても記述する。

概要

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坂井市丸岡地区の中心部(旧坂井郡丸岡町)にある。なお、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線丸岡駅は坂井市坂井地区(旧坂井町)にある。

京福電気鉄道丸岡線永平寺線廃線後、本丸岡駅跡地に設置された[1][2]。鉄道廃止後も、芦原温泉駅丸岡駅永平寺口駅と相互に直通するバス路線を有するほか、2023年10月1日には坂井市内他3地区にある市役所本庁・支所や各地区中心部方面とを結ぶ路線バスが新設され、利便性が高まっている。

かつては旧駅舎を転用した2階建の事務所兼待合室があったが、丸岡バスターミナル周辺整備事業により解体された[3][4]。坂井市のバスターミナル整備事業により、バスターミナル隣接地の同市丸岡町西里丸岡[5]に丸岡地区の交通結節点・丸岡城などへの観光拠点として、市の施設「丸岡バスターミナル交流センター」が設置された[6]

「丸岡バスターミナル交流センター」は地域の景観に配慮した木造瓦葺2階建ての施設で、1階にはバス待合所と飲食スペースなどのテナント、2階には多目的ルーム、屋外には芝生の「にぎわい広場」や物販スペース「にぎわい回廊」を備える[6]。定期的に地域イベントなどが開催され、市民の憩いの場として利用されている[7]

バス合室内に自動券売機が設置してあるが、車内での運賃精算も可能である。

歴史

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  • 1988年昭和63年)9月-11月: 本丸岡駅の廃駅後もバスターミナルとして使用していた駅舎を解体、新ターミナルを新築。
  • 2005年平成17年)4月: 小松空港連絡バス乗り入れ、パークアンドライド開始。
  • 2006年(平成18年)10月1日: 当地に京福リムジンバス丸岡営業所を開設(京福バス丸岡営業所に併設)。
  • 2008年(平成20年)3月23日: 小松空港連絡バスの乗り入れ終了。
  • 2019年(平成31年)1月19日:丸岡バスターミナル周辺整備事業による既存丸岡バスターミナルの解体[2]および周辺整備のため、仮設待合所を設置[4]
  • 2020年令和2年)4月1日:丸岡バスターミナルが整備され、併設施設としてにぎわい交流センターが設置される[2]。従前の停留場名としては廃駅名と同一の「本丸岡」としていたが、これを「丸岡バスターミナル」へ改称。

のりば

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いずれも京福バスが運行。

番線 発着路線 行    先
1 31 丸岡線(田原町経由) 八ツ口・南横地・森田栄町・(九頭竜橋)・田原町・大名町経由 福井駅福井市
32 丸岡線(町屋町経由) ※1 八ツ口・南横地・森田栄町・(九頭竜橋)・町屋町・城町経由 福井駅(福井市)
36 県立病院・丸岡線 吉政・(福井大橋)・アピタエルパ前・ふくい鮮いちば口・県立病院・城町経由 福井駅(福井市)
39 大和田・丸岡線 八ツ口・南横地・(新九頭竜橋)・アピタエルパ前・藤島園・県立病院・城町経由 福井駅(福井市)
82 丸岡・永平寺線 ※2 県立大学福井大学病院・(五松橋)・松岡駅経由 永平寺口駅永平寺町
86 芦原・丸岡・永平寺線(長屋経由) (鳴鹿橋)・永平寺口駅経由 永平寺門前(永平寺町)
87 芦原・丸岡・永平寺線(中川経由) (鳴鹿橋)・永平寺口駅経由 永平寺門前(永平寺町)
2
31 丸岡線(田原町経由) 丸岡城
32 丸岡線(町屋町経由) ※1 丸岡高校
36 県立病院・丸岡線 丸岡城
39 大和田・丸岡線 丸岡城
47 春江・丸岡線 ※3 日東シンコースタジアム丸岡前・南横地・春江駅前・春江支所・西春江ハートピア駅方面 大石コミュニティセンター(坂井市春江町)
丸岡城・丸岡高校 霞の郷
48 三国・丸岡線 ※3 田島新・丸岡駅・坂井市役所・大関駅前・みくに市民センター方面 三国駅(坂井市三国町)
丸岡城・丸岡高校 霞の郷
82 丸岡・永平寺線 ※2 舟寄経由 丸岡駅(坂井市坂井町)
86 芦原・丸岡・永平寺線(長屋経由)
  芦原・丸岡線
金津高校・あわら市役所経由 芦原温泉駅(あわら市) / 丸岡高校 ※4
87 芦原・丸岡・永平寺線(中川経由)
  芦原・丸岡線
中川経由 芦原温泉駅(あわら市)
※1 32 丸岡線(町屋町経由)は土曜・日曜・祝日・年末年始運休。うち当停留所 - 丸岡高校間は休校日も運休。
※2 87 丸岡・永平寺線は日曜・祝日・年末年始運休
※3 47 春江・丸岡線、48 三国・丸岡線は日曜・祝日・年末年始運休
※4 86 芦原・丸岡・永平寺線の丸岡高校行きは土曜・日曜・祝日・年末年始運休

周辺

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本丸岡駅

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本丸岡駅
旧・本丸岡駅舎(バスターミナルとして使用していた当時、1987年4月撮影)
ほんまるおか
Honmaruoka
所在地 福井県坂井郡丸岡町(現在の坂井市丸岡町)西瓜屋
北緯36度8分58秒 東経136度16分5秒 / 北緯36.14944度 東経136.26806度 / 36.14944; 136.26806 (本丸岡駅)座標: 北緯36度8分58秒 東経136度16分5秒 / 北緯36.14944度 東経136.26806度 / 36.14944; 136.26806 (本丸岡駅)
所属事業者 京福電気鉄道
駅構造 地上駅
開業年月日 1915年大正4年)6月22日
廃止年月日 1969年昭和44年)9月18日
乗入路線 2 路線
所属路線 丸岡線
キロ程 0.0 km(本丸岡起点)
(0.8 km) 一本田
所属路線 永平寺線
キロ程 9.9 km(金津起点)
丸岡口 (0.7 km)
(0.7 km) 西瓜屋
備考 金津駅 - 東古市駅間廃止に伴い廃駅
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本丸岡駅(ほんまるおかえき)は、かつて福井県坂井郡丸岡町(現在の坂井市)にあった京福電気鉄道丸岡線永平寺線鉄道駅である[2]

歴史

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隣の駅

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京福電気鉄道
丸岡線
本丸岡駅 - 一本田駅
永平寺線
丸岡口駅 - 本丸岡駅 - 西瓜屋駅

脚注

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出典

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  1. ^ 丸岡町 1989, p. 699.
  2. ^ a b c d “廃線の駅跡が新バスターミナルに 元京福本丸岡駅、丸岡城まで徒歩10分”. 福井新聞ONLINE. (2020年1月27日). オリジナルの2020年3月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200326132713/https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1017649 2021年2月11日閲覧。 
  3. ^ バス停留所の仮移設及びルート変更” (PDF). 坂井市. 2019年3月3日閲覧。
  4. ^ a b 丸岡バスターミナル仮設待合所の設置について”. 坂井市. 2019年3月3日閲覧。
  5. ^ 坂井市丸岡バスターミナル交流センター条例
  6. ^ a b 丸岡バスターミナル交流センター施設について”. 福井県坂井市. 2021年1月28日閲覧。
  7. ^ 丸岡バスターミナル周辺整備事業”. 福井県坂井市. 2021年1月28日閲覧。
  8. ^ a b 寺田 2010, p. 30.
  9. ^ a b 丸岡町 1989, p. 695.
  10. ^ a b c d 寺田 2010, p. 31.
  11. ^ 丸岡町 1989, p. 698.
  12. ^ 中日 2020, p. 136.
  13. ^ 中日 2020, p. 138.

参考文献

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  • 西脇恵、泉竜太郎『よみがえる記憶 北陸の鉄路』中日新聞社、2020年7月28日。ISBN 978-4-8062-0767-2 
  • 寺田裕一『新消えた轍 ローカル私鉄廃線跡探訪 7北陸』ネコ・パブリッシング、2010年12月29日。ISBN 978-4-7770-1091-2 
  • 『増補改訂 丸岡町史』丸岡町、1989年10月5日。 

関連項目

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外部リンク

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