中村尚史 (歴史学者)
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中村 尚史(なかむら なおふみ、1966年 - )は日本の歴史学者。専門は日本経済史・経営史。東京大学社会科学研究所教授。学位は、博士(文学)(九州大学・1997年)。熊本県出身。 [1]
経歴
[編集]- 1985 熊本県立済々黌高等学校 卒業
- 1989 熊本大学文学部史学科 卒業
- 1991 九州大学大学院文学研究科史学専攻修士課程 修了
- 1994 九州大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程 修了
- 1994-1996 東京大学社会科学研究所 助手
- 1996-2002 埼玉大学経済学部 助教授
- 2003-2004 シェフィールド大学 客員教授(文部科学省派遣)
- 2002-2007 東京大学社会科学研究所 助教授
- 2007-2010 東京大学社会科学研究所 准教授
- 2007-2008 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス経済史学科 客員上級研究員(国際交流基金知的交流フェローシップ派遣)
- 2010- 東京大学社会科学研究所 教授
- 2010-2010 フランス社会科学高等研究院 客員教授
- 2017-2020 東京大学社会科学研究所 副所長
- 2021-2022 ハーバード燕京研究所 客員研究員
- 2023-2024 東京大学社会科学研究所 副所長
著書
[編集]単著
[編集]- 『日本鉄道業の形成 1869~1894年』(日本経済評論社、1998年)
- 『地方からの産業革命: 日本における企業勃興の原動力』(名古屋大学出版会、2010年)
- 『海をわたる機関車: 近代日本の鉄道発展とグローバル化』(吉川弘文館、2016年)
共編著
[編集]- (丸山雍成・小風秀雅)『日本交通史辞典』(吉川弘文館、2003年)
- (中西聡)『商品流通の近代史』(日本経済評論社、2003年)
- (鳥栖市誌編纂委員会)『汽笛の記憶 鉄道員のオーラル・ヒストリー』(鳥栖市、2006年)
- (玄田有史)『希望学2 希望をつなぐ 釜石からみた地域社会の未来』(東京大学出版会、2009年)
- (玄田有史)『希望学3 希望の再生 釜石の歴史と産業が語るもの』(東京大学出版会、2009年)
- (阿部武司)『産業革命と企業経営 1882-1914 (講座・日本経営史 第2巻)』(ミネルヴァ書房、2010年)
- (玄田有史)『<持ち場>の希望学 震災と釜石、もう一つの記憶』(東京大学出版会、2014年)
- (深尾京司・中林真幸)『岩波講座日本経済の歴史』全6巻(岩波書店、2017-2018年)
- (玄田有史) 『地域の危機・釜石の対応 多層化する構造』(東京大学出版会、2020年)
公刊史料
[編集]- (老川慶喜)『日本鉄道会社』全5巻<明治期私鉄営業報告書集成1>(日本経済評論社、2004年)
受賞
[編集]- 経営史学会賞 (1996)
- 産業技術史学会奨励賞 (1997)
- 優秀社史賞 (2002、2008、2012、2016)
- 不動産協会優秀著作奨励賞 (2009)
- 企業家研究フォーラム賞(2016、2018)[2]
- 島秀雄記念優秀著作賞(2017)
- 鉄道史学会住田奨励賞(2018)
脚注
[編集]- ^ 東京大学社会科学研究所HP https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/mystaff/naofumin.html
- ^ “企業家研究フォーラム”. www.kigyoka-forum.jp. 2018年7月24日閲覧。