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中平まみ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中平 まみ(なかひら まみ、1953年12月26日 - )は、日本小説家

人物

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日活映画の監督を務めた中平康の娘として1953年に東京に生まれる。本名は中平眞實。

青山学院初等部青山学院中等部・高等部卒業。武蔵野音楽大学ピアノ科中退[1]

テレビ朝日の『ニュースセブン』のアシスタントを経て、1980年に『ストレイ・シープ』で田中康夫とともに文藝賞を受賞して話題となり、作家デビューする。

自殺未遂躁鬱病を体験し、『狂躁の日々』、『囚われた天使』にその体験を描く。

以前は日本共産党の支持者であったが[2]2001年に行われた第19回参議院議員通常選挙自由連合から比例代表で立候補した。1608票を得たものの落選した。

2013年6月、中平は、「1991年当時、猪瀬直樹不倫関係にあり、ドライブデートをした際に、猪瀬が飲酒運転を行い、中央分離帯に衝突する事故を起こした」という内容の告白を『週刊文春』の取材に対して行った[3]。当時書かれて雑誌に掲載され単行本未収録になっていた、猪瀬をモデルとした小説は、『ポランスキーも小男だけど』として刊行された。

著書

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  • ストレイ・シープ河出書房新社 1981年 のち文庫
  • 『映画座』河出書房新社 1982年(のち文庫版『ストレイ・シープ』に所収)
  • 『令女好みの振袖紋様』河出書房新社 1985年
  • 『マリリン・ブルウ』光文社文庫 1986年
  • 『シュガーコオトを着た娘』角川書店 1989年 のち文庫
  • 『まみのリラックス倶楽部』フレーベル館 1990年
  • 『バラのしたで』マガジンハウス 1990年 のち河出文庫
  • 『恋ひ恋ひて 私の万葉恋歌選』マガジンハウス 1991年 のち角川文庫
  • 『恋愛論は欲しくない』河出書房新社 1991年
  • 『この世で一番好きなこと』河出書房新社 1993年
  • 『危うい女』河出書房新社 1994年
  • 『メランコリア』作品社 1995年
  • 『狂躁の日々』作品社 1996年
  • 『ブラックシープ・映画監督「中平康」伝』ワイズ出版 1999年
  • 『囚われた天使』KIBA BOOK 1999年
  • 『フルーツフル』実業之日本社 2000年
  • 『王子来るまで眠り姫』清流出版 2008年
  • 『小百合ちゃん』講談社、2011年(吉永小百合の想い出)
  • 『ポランスキーも小男(チビ)だけど 中平まみ-短篇集-』展望社 2013年
  • 『天気の話は致しません あの作家は私の前ではこんなふう』未知谷 2014年

脚注

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  1. ^ hontoネットストア - 『メランコリア』「著者紹介
  2. ^ 「率直、正直、素直な私だから選挙はずっと共産党。一票しかないからってむなしくならず、正しいと思う党に、自分の直感とか、感覚を生かしてほしい。」 - 出典:日本共産党中央委員会発行のパンフレット『ご存じですか 日本共産党のこと』(1996年9月発行)15ページ
  3. ^ 出典:『東スポWeb』(2013年11月24日)「元不倫相手が猪瀬氏斬り「ぶちこむべき」」 - これに対し、猪瀬は、不倫は認めたが、飲酒運転は否定している。

関連項目

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