世知原町
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(世知原村から転送)
せちばるちょう 世知原町 | |||||
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廃止日 | 2005年4月1日 | ||||
廃止理由 |
編入合併 世知原町、吉井町 → 佐世保市 | ||||
現在の自治体 | 佐世保市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
郡 | 北松浦郡 | ||||
市町村コード | 42393-9 | ||||
面積 | 32.02 km2 | ||||
総人口 |
4,243人 (国勢調査、2000年10月1日) | ||||
隣接自治体 | 佐世保市、松浦市、吉井町、佐賀県伊万里市、西松浦郡西有田町 | ||||
町の木 | ウリハダカエデ | ||||
町の花 | アジサイ | ||||
世知原町役場 | |||||
所在地 |
〒859-6492 長崎県北松浦郡世知原町栗迎免246番地1 | ||||
座標 | 北緯33度15分28秒 東経129度45分06秒 / 北緯33.25772度 東経129.75164度座標: 北緯33度15分28秒 東経129度45分06秒 / 北緯33.25772度 東経129.75164度 | ||||
ウィキプロジェクト |
世知原町(せちばるちょう)は、長崎県の北部、北松浦半島内陸部にあった町である。北松浦郡に属していた。2005年(平成17年)4月1日に佐世保市に編入され自治体として消滅した。
ここでは、現在の佐世保市の一地域としての世知原(せちばる)についても記述する。
地理
[編集]佐世保市の北隣、北松浦半島の内陸にあり、平成の大合併までは長崎県内では3町のみ(他は隣接する吉井町及び東彼杵郡波佐見町)の海に面していない自治体であった[1]。
町域は山間部のため、特に冬季は積雪や道路凍結が長崎県内としては多い。
地域
[編集]世知原 せちばる | |
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国 | 日本 |
地方 | 九州地方 |
都道府県 | 長崎県 |
自治体 | 佐世保市 |
旧自治体 | 北松浦郡世知原町 |
世帯数 |
1,255世帯 |
総人口 |
3,440人 (国勢調査、2015年10月1日) |
隣接地区 |
佐世保市大野地域、中里皆瀬地域、柚木地域、吉井地区 松浦市 佐賀県伊万里市、西松浦郡西有田町 |
佐世保市役所世知原支所 | |
所在地 |
〒859-6492 長崎県佐世保市世知原町栗迎246-1 |
特記事項:管轄役所の名称は2012年7月末まで「世知原行政センター」としていた。 |
地名
[編集]世知原町は1889年(明治22年)の町村制施行時に1村単独(当時は世知原村)で自治体として発足した為、大字は無し。
2005年(平成17年)佐世保市編入時に地名末尾の「免」の文字、及び小字を廃し、旧来の免の名称に「世知原町」を冠した町名に変更された[2]。
(表記例:北松浦郡世知原町栗迎免→佐世保市世知原町栗迎)
町名設置前 (北松浦郡世知原町) |
読み | 町名設置後(佐世保市) | |
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免 | 町名 | 行政区 | |
赤木場免 | あかこば | 世知原町赤木場 | 北川内(一部) |
岩谷口免 | いわやぐち | 世知原町岩谷口 | 岩谷口、高野 |
上野原免 | うえのはら | 世知原町上野原 | 上野原、板山 |
太田免 | おおた | 世知原町太田 | 春日、太田 |
開作免 | かいさく | 世知原町開作 | 開作 |
木浦原免 | きうらばる | 世知原町木浦原 | 木浦原(一部) |
北川内免 | きたがわうち →きたがわち[注 1] |
世知原町北川内 | 北川内(一部) |
栗迎免 | くりむかえ | 世知原町栗迎 | 栗迎1〜7 |
長田代免 | ながたしろ | 世知原町長田代 | 長田代 |
中通免 | なかどおり | 世知原町中通 | 北川内(一部)、槍巻(一部)、城山(一部) |
西ノ岳免 | にしのたけ | 世知原町西ノ岳 | (無住) |
笥瀬免 | やなぜ | 世知原町笥瀬 | 笥瀬、木浦原(一部) |
矢櫃免 | やびつ | 世知原町矢櫃 | 栗迎2・4・7(一部)、かじか |
槍巻免 | やりまき | 世知原町槍巻 | 槍巻(一部)、城山(一部) |
- ^ 佐世保市編入時に「北川内」の読みが変更された。
歴史
[編集]近現代
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、世知原村が単独村制を施行し北松浦郡世知原村が成立。
- 1940年(昭和15年)11月3日 - 世知原村が町制施行、世知原町となる。
- 1986年(昭和61年) - 「全町公園化宣言」を制定。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 吉井町とともに佐世保市へ編入、自治体としては消滅し、佐世保市世知原町になる。世知原町役場は「佐世保市役所世知原行政センター」となる。
- 2012年(平成24年)8月1日 - 佐世保市役所世知原行政センターが「佐世保市役所世知原支所」に改称。
行政
[編集]公選による町長
- 松田郡四郎(1947年4月5日 - 1955年4月30日)
- 前田信義(1955年5月1日 - 1971年4月30日)
- 金子薫(1971年5月1日 - 1977年2月21日)
- 陣野強助(1977年4月10日 - 1993年4月9日)
- 市瀬健爾(1993年4月10日 - 2005年3月18日退職、合併まで助役北御門慶幸が職務代理)
教育
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]産業
[編集]かつては北松炭田からの石炭産出で栄えたが、エネルギー革命の余波を受けて相次ぎ閉山、1970年には町内から炭鉱がなくなり、過疎化が進行。翌年には石炭輸送を行っていた国鉄世知原線も廃止された。その後は戦後盛んになった製茶業等の農業が産業の中心的位置を占めていた。
名産品
[編集]- 世知原茶 - 蒸製玉緑茶。全国の品評会でも多数受賞している。
交通
[編集]空港・鉄道なし。
かつては国鉄世知原線が通っていたが、1971年(昭和46年)12月26日に全線廃止となった。
バス路線
[編集]一般路線バス
[編集]- 西肥自動車
- 予約制乗合タクシー「あじさい号」が運行中。
道路
[編集]- 高速道路なし。自動車専用道路の最寄りインターチェンジは西九州自動車道相浦中里インターチェンジ。
- 一般国道なし。
県道
[編集]- 主要地方道
- 一般県道
その他の道路
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]- 旧松浦炭鉱事務所(県指定文化財) - 現在、世知原炭坑資料館として一般公開されている。
- 佐々川の石橋群(旧町指定文化財)
- 世知原温泉公共の宿「山暖簾」(旧国民宿舎「国見山荘」)※現在は国民宿舎ではない。
- 岩谷口岩陰遺跡 [3] - 古墳時代の青銅鏡が出土しており、古墳時代には祭祀の場となっていたと考えられる。
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典 42 長崎県
- 『世知原町のあゆみ』世知原町閉町記念誌 (PDF) - ウェイバックマシン(2006年5月13日アーカイブ分)
脚注
[編集]- ^ 当町および吉井町消滅以降は波佐見町のみ
- ^ 町の新設及び免字廃止の件 平成17年3月8日長崎県告示第198号・199号(佐世保市例規集)
- ^ “岩谷口岩陰の青銅鏡”.文化遺産オンライン
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 旧世知原町ホームページ - ウェイバックマシン(2009年8月27日アーカイブ分)
- 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会(2005/03/24アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project