三重県立桑名高等学校
三重県立桑名高等学校 | |
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北緯35度3分58.2秒 東経136度40分38.0秒 / 北緯35.066167度 東経136.677222度座標: 北緯35度3分58.2秒 東経136度40分38.0秒 / 北緯35.066167度 東経136.677222度 | |
過去の名称 | 三重県桑名高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 三重県 |
学区 |
(全日制普通科・理数科)北部学区 (全日制衛生看護科・定時制)全県学区 |
併合学校 |
三重県立桑名中学校 三重県立桑名高等女学校 桑名市立高等女学校 |
校訓 | 自主・自律 |
設立年月日 | 1910年(明治43年) |
開校記念日 | 6月12日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 理数科(全日制のみ) 衛生看護科(全日制のみ) |
専攻科 | 衛生看護専攻科 |
学校コード | D124210050016 |
高校コード | 24101G |
所在地 | 〒511-0811 |
三重県桑名市東方1795 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
三重県立桑名高等学校(みえけんりつ くわなこうとうがっこう)は、三重県桑名市東方にある公立高等学校。通称は「桑高」(くわこう)[1]。開校記念日は6月12日。
概要
[編集]教育組織
[編集]校舎は、JR関西本線・近鉄名古屋線・養老鉄道養老線の桑名駅、三岐鉄道北勢線の馬道駅にもほど近く、学習やクラブ活動等、教育環境に優れている。
「高い学力と健康でたくましい心身を併せ持ち、将来、国際的・全国的レベルで活躍できる個性豊かな人間を育成」を基本理念としている。
土曜日にも学校を開放し、生徒に自主学習の場を提供。1年次より土曜日課外を実施。
難関大学への進学実績もあり、東京大学や京都大学、早稲田大学などへの合格者がいる。 生徒の大半は大学へ進学するが、専門学校や短期大学等への進学者や就職希望者もそれぞれ年間数人いる。
クラブ活動も非常に活発で運動系の陸上、空手、水泳、体操、ボウリング等に限らず文化系でも放送部が全国大会に出場している。
教育内容
[編集]- 全日制課程
- 主に一時限を50分としており、月曜日から金曜日まで7時限(普通科は月・金、理数科は金曜日が6時限)まである。
- 3学期制を採用している。
- 理数科では学力の向上のための0時限といった普通科にはない授業を行う場合もある。
※ 現在では、普通科においても成績上位者のうち希望者のみの0限授業が行われている。
- 定時制課程
- 1時限を45分としており、月曜日から金曜日まで4時間の授業をおこなう。
- 3修制度の導入により、0時限授業をおこなっている。
生徒組織
[編集]全日制課程の生徒による組織は、生徒会ではなく、「生徒自治会」と称している。また生徒自治会誌「しらうお」は1965年に創刊されて以来、毎年発刊されている。
定時制課程の生徒による組織は、生徒会で、生徒会誌「尾野山」は全日制課程の生徒自治会誌より歴史は古く、1952年に創刊されて以来、毎年発行されている。ページ数は150を越え、生徒全員の作文も掲載されている。
教育課程
[編集]現在の教育課程
[編集]- 全日制
- 普通科 - 6クラス(1~6組)。1年の11月頃にコース・科目登録を行い、2年次、正式に文理選択。2020年度から1クラス減。
- 理数科 - 1クラス(7組)。3年次に文理選択。0限授業や理数科合宿、研修がある。
- 衛生看護科 - 1クラス(8組)。平成23年度から分校を廃止し、本校へ移転。
- 定時制
- 普通科 - A館の2・3階にある定時制専用の教室で3〜4年間学ぶ。1時限は45分。必履修科目の他に「ITリテラシー」「メディアデザイン」を開設している。
廃止された教育課程
[編集]- 全日制
沿革
[編集]- 1910年 - 桑名郡立高等女学校開校(後の三重県立桑名高等女学校)。
- 1923年 - 三重県桑名町立桑名中学校開校(後の三重県立桑名中学校)。
- 1924年 - 桑名町立桑名実業女学校(後の桑名市立高等女学校)。
- 1948年5月12日 - 学制改革により三重県立桑名中学校・三重県立桑名高等女学校・桑名市立高等女学校の三校を統合して、三重県桑名高等学校を設置。
- 1948年8月1日 - 定時制課程を併設。
- 1949年4月1日 - 全日制に普通・商業・家庭の3学科を設置。
- 1950年11月3日 - 校旗制定。
- 1951年2月8日 - 校歌制定。
- 1955年3月22日 - 三重県立桑名高等学校と改称。
- 1955年4月1日 - 定時制に商業科を設置。
- 1969年4月1日 - 全日制に理数科を設置。
- 1974年4月1日 - 衛生看護分校を設置。
- 1980年4月5日 - 体育館竣工。
- 1988年3月17日 - 芸術館竣工。
- 1990年 - 武道場・トレーニングルーム竣工。
- 2002年 - 学校週五日制に対応して、全日制課程では1時限65分授業を実施。定時制課程では1時限45分授業を実施。
- 2004年 - 全日制のみ三学期制から二学期制に。
- 2005年 - 商業科廃科。
- 2006年 - 家政科廃科。
- 2007年 - 部室棟を改築。
- 2009年 - 三重県立桑名高等学校開校100周年。
- 2010年 - 三重県立桑名高等女学校開校100周年。
- 2011年 - 衛生看護分校を廃止し、本校に衛生看護科を設置、移転。
- 2012年 - A館において、耐震化工事開始。2013年初頭に終了予定。
象徴
[編集]校歌
[編集]窪田空穂作詞、信時潔作曲。歌詞は三番まである。一番では生徒を育む近代都市としての桑名を、二番では生徒を育む自然豊かな桑名を、三番では学生の希望と理想を謳っている。一番から三番まで歌詞の最後に「母校よ桑名高等学校」と謳う。
また応援歌も存在しており、応援歌第一は山田博作詞の「明けゆく空」、応援歌第二は米山正夫作詞・作曲の「若人に栄光あれ」。
校章
[編集]校章は桑の葉。三葉を放射状に配し、中央に高等学校の頭文字「高」の字を置いて桑名高等学校の意を表わしている。三枚の葉で前三校(三重県立桑名中学校、三重県立桑名高等女学校、桑名私立高等女学校)を象徴すると同時に、教育の目標の知育・徳育・体育を示す。元桑名高等学校教諭、羽柴忠弘の考案によるものである(生徒手帳「校章の由来」より)。
行事
[編集]全日制
[編集]- 桑高祭 - 文化祭。 2日間にかけて行われる。1日目は桑名市民ホールにてオープニングセレモニーが行われ、2日目は本校で一般公開される。
- 体育祭 - 桑高祭の約1週間後にあり、桑高体操という独自の体操を全校生徒で準備体操として行う。全校生徒、先生で「体育祭ダンス」を踊る。
- スポーツ大会(年2回) - 各年度の7月と3月に行われる。
- 遠足・修学旅行 - 24年度から1年生の遠足はなくなり、校外研修に変更。行先は京都。修学旅行では24年度から九州を訪れる。
定時制
[編集]- クラスマッチ - 1、3学期におこなう体育行事。
- 体育祭 - 2学期におこなう体育行事。
- 文化祭 - オペラ公演や各国の伝統芸能や桑名連鶴などの体験を行う。
- 遠足・修学旅行 - 遠足では、バスで近隣の施設に行く。修学旅行は近年長崎を中心に生徒が平和学習などを行う。
部活動
[編集]運動部
[編集]- 硬式野球部
- 軟式野球部
- ソフトボール部
- 陸上部
- 水泳部
- サッカー部
- 空手道部
- 剣道部
- 硬式テニス部
- 軟式テニス部
- バレーボール部
- 体操部
- バスケットボール部
- 卓球部
- 柔道部
- ハンドボール部
- バドミントン部
- ボウリング部
- バトン部
- ダンス部
- 山岳部
文化部
[編集]- 吹奏楽部
- 美術部
- 英語部
- 放送部
- 書道部
- 邦楽部
- 競技かるた部
- 茶道部
- 演劇部
- クッキング部
同好会
[編集]- 文芸同好会
- オカリナ同好会
- 軽音楽同好会
著名な出身者
[編集]- 酒井敏明(プロ野球選手)
- 諸山文彦(バスケットボール選手)
- ナカムラヒロシ(i-dep/SOTTE BOSSE)
- 水谷元(元桑名市長)
- 鈴木礼治(元愛知県知事)
- 日沖靖(いなべ市長)
- 伊藤茂樹(外務省大臣官房審議官・大使)
- 小森敏也(総務省関東管区行政評価局長)
- 水谷久和(元三菱航空機社長)
- 南川三治郎(写真家、作家)
- 北村けんじ(児童文学作家)
- 貝塚爽平(地理学者、東京都立大学 (1949-2011)名誉教授)
- 矢田俊隆(政治史学者、北海道大学名誉教授)
- 伊藤清三(数学者、東京大学名誉教授)
- 安田喜憲(環境考古学者、国際日本文化研究センター名誉教授)
- 千葉一幹(文芸評論家、拓殖大学教授)
- 増地克之(柔道家、筑波大学講師)
- 安保雅博(医師、東京慈恵会医科大学教授)
- 井伊岳夫(彦根井伊家18代当主)
- 倉谷滋(生物学者)
- 前田阿希子(毎日放送元アナウンサー)
- 伊藤徳宇(現桑名市長)
- 橋詰真美(フリーアナウンサー、元NHK津放送局契約)
- 松久正(医師)
- 河合莉菜(元名古屋テレビ放送、元石川テレビ放送アナウンサー、元NHK津放送局契約)
- 伊藤伸子(フリーアナウンサー)
交通アクセス
[編集]- 三岐鉄道北勢線 馬道駅下車、徒歩で約10分。
- 三岐鉄道北勢線 西桑名駅下車、徒歩で約15分。
- JR関西本線・近鉄名古屋線・養老鉄道養老線 桑名駅下車、徒歩で約10分。
- 三重交通バス 大山田団地、ネオポリス、阿下喜方面行きにて「桑名高校前」下車、徒歩で約5分。
脚注
[編集]- ^ 三重県地位向上委員会 編(2015):53ページ
参考文献
[編集]- 三重県地位向上委員会 編『三重のおきて ミエを楽しむための48のおきて』アース・スター エンターテイメント、2015年1月25日、174p. ISBN 978-4-8030-0657-5
関連項目
[編集]- 三重県高等学校一覧
- 日本の理数科設置高等学校一覧
- 日本の看護に関する学科設置高等学校一覧
- 日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
- 日本の家庭に関する学科設置高等学校一覧
- 三重県立桑名高等学校衛生看護分校
- 高等女学校
- 旧制中学校
外部リンク
[編集]- 三重県立桑名高等学校
- 三重県立桑名高等学校 定時制課程(旧ホームページ)