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三時ババア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三時ババア(さんじババア)は学校の怪談都市伝説の一つ。

午後3時(3時33分33秒のぞろ目とされることも)に学校トイレに入るとドアが開かなくなってしまい、しばらくすると、どこからともなく老婆の声が聞こえてくる、というもの。

鳥取県の小学校では1973年(昭和48年)から1979年(昭和54年)にかけて、3階の女子トイレの3番目の個室に3時ちょうどに入るとこの現象が起きるといわれた。老婆の正体は3階の渡り廊下の壁にある雨漏りの染みだといわれ、教師がこの染みをペンキで塗りつぶして消したところ、今度は1階のトイレでこの現象が起きるようになったという[1]

地方などにより多数の派生がある。代表的なものは「4時に出現する四時ババア」などで、四次元空間と結び付け「四次元ババア」とも呼ばれ、子供を四次元空間に引きずり込むなどとされる。

これらは、「を関西圏でババと呼ぶことから連想された」という説も存在する。

脚注

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参考文献

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  • 松谷みよ子『現代民話考 7:学校・笑いと怪談・学童疎開』筑摩書房、東京〈ちくま文庫〉、2003年10月、117-118頁。ISBN 9784480038173 
  • 常光徹学校の怪談講談社、東京〈講談社KK文庫〉、1990年。ISBN 4061990063 
  • 山口敏太郎『本当にいる日本の現代妖怪図鑑』笠倉出版社、東京、2007年。ISBN 9784773003659 

関連項目

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