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一森純

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一森 純
名前
愛称 イチ、ジュン
カタカナ イチモリ ジュン
ラテン文字 ICHIMORI Jun
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1991-07-02) 1991年7月2日(33歳)
出身地 大阪府泉佐野市
身長 182cm
体重 77kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 ガンバ大阪
ポジション GK
背番号 22
利き足 右足
ユース
1998-2003 ゼッセル熊取FC
2004-2006 セレッソ大阪U-15
2007-2009 セレッソ大阪U-18(清明学院高等学校
2010-2013 関西学院大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014-2016 レノファ山口FC 92 (0)
2017-2019 ファジアーノ岡山 90 (0)
2020- ガンバ大阪 47 (0)
2023 横浜F・マリノス(loan) 27 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月9日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

一森 純(いちもり じゅん、1991年7月2日 - )は、大阪府泉佐野市出身のプロサッカー選手Jリーグガンバ大阪所属。ポジションはゴールキーパー

来歴

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プロ入り前

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セレッソ大阪の下部組織出身で、扇原貴宏永井龍らと同学年。

ジュニアユースのゼッセル熊取FC時代はGKとFWをこなしていたが、セレッソへ入団してからは基本的にGK専任となる[1]

第31回日本クラブユース選手権Honda FCU-18戦で1年生ながら先発デビューを果たした。

3年生の時には第33回日本クラブユース選手権準決勝・対京都サンガF.C.U-18戦のPK戦に於いて2本のPKをストップする[2]など、チームの優勝に貢献した。

夏に左手の親指を骨折し、2009Jユースカップではセンターバックで出場した。センターバックの相方は杉本健勇だった。決勝トーナメント2回戦・名古屋グランパスU-18戦ではキャプテンマークを巻いた。これがセレッソU-18での最後の試合だったという[1]。センターバックとしては計4試合に出場した。

しかしながらトップチームへの昇格は果たせず、関西学院大学へ進学。関西学生サッカーリーグ1部のサッカー部では2年生からレギュラーポジションを確保し、チームの守護神として活躍[3]

2014年、この年JFLに昇格したレノファ山口FCへ加入[4]。寺田賢人・永冨裕尚らを抑えて全試合にフル出場を果たし、チームの躍進に貢献した。また、この年行われたJFLの海外遠征メンバーにも選ばれた[5]ほか、シーズン終了後にはJFLのベストイレブンにも選出された[6]

プロ入り後

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J3へ昇格した2015年シーズンもリーグ戦全試合のゴールマウスを守り、J3優勝、J2昇格に貢献した。

J2昇格後の2016年シーズンはシーズン後半にかけて村上昌謙と交代で起用されるようになった。

シーズン終了後の2016年12月23日、ファジアーノ岡山への完全移籍が発表された[7]。岡山では中林洋次が抜けた後のリオデジャネイロオリンピック日本代表の櫛引政敏らとの正守護神争いを制して36試合に出場した。

2020年、ガンバ大阪へ完全移籍。しかし、ガンバには絶対的守護神の東口順昭がおり、同じく同年に加入した石川慧とJ1の控えとJ3(U-23チーム)での出場を争った。

2022年3月26日、ルヴァンカップ予選リーグの鹿島アントラーズ戦でトップチーム初出場を果たす。続く4月2日の第6節の名古屋グランパス戦でJ1初出場を果たし、安定したセービングを披露してチームの勝利に貢献した。その後、5月21日の第14節のセレッソ大阪戦までリーグ戦に連続出場していたが、その後の練習中に負傷し戦線離脱を余儀なくされた。その後は加藤大智や怪我から復帰した東口にポジションを譲ったが、この年のリーグ戦は9試合に出場し、5月4日の第11節北海道コンサドーレ札幌戦では前半終了間際にPKストップを披露するなど、チームに貢献した。

2023年2月21日、横浜F・マリノスへ期限付き移籍で加入することが発表された[8]。3月3日、J1第3節のサンフレッチェ広島戦で先発に抜擢され、移籍後初出場。それ以降レギュラーに定着し、リーグ戦27試合に出場。シーズン最終盤まで優勝争いをしたチームに貢献した。12月28日、ガンバ大阪への復帰が発表される[9]

復帰した2024シーズンは、絶対的守護神である東口が負傷離脱していたため、開幕スタメンに抜擢された[10]。その後は完全にレギュラーに定着すると、ポジションを譲ることなく全38試合に出場し、2024Jリーグ優秀選手賞に選出された[11]。昨季リーグ最多タイ61失点の守備陣を再建し、今季はリーグで2番目に少ない35失点に激減させる仕事を果たし、昨季16位だったチームの4位躍進を支えた[12]

エピソード

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  • JFL当時の山口はアマチュア契約の選手が多く、他に仕事をしながら練習・試合をしていた選手が大半であったため、一森も山口加入1年目は山口のスポーツ用品店で働きながらの選手生活であった[1]
  • 同じJ2クラブでのGKながらも、山口では「最後列からのビルドアップ」、岡山では「セットプレー、インプレーでの『1本止める大事さ』」を要求されたという[1]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2011 関学大 21 - - - 1 0 1 0
2014 山口 20 JFL 26 0 - - 26 0
2015 17 J3 36 0 - 0 0 36 0
2016 1 J2 30 0 - 2 0 32 0
2017 岡山 22 36 0 - 0 0 36 0
2018 20 0 - 0 0 20 0
2019 34 0 - 0 0 34 0
2020 G大阪 16 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2021 0 0 0 0 0 0 0 0
2022 22 9 0 2 0 0 0 11 0
2023 0 0 - - 0 0
横浜FM 1 27 0 7 0 0 0 34 0
2024 G大阪 22 38 0 1 0 5 0 44 0
通算 日本 J1 74 0 10 0 5 0 89 0
日本 J2 120 0 - 2 0 122 0
日本 J3 36 0 - 0 0 36 0
日本 JFL 26 0 - - 26 0
日本 - - 1 0 1 0
総通算 256 0 10 0 8 0 274 0
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2020 G大23 16 J3 10 0 10 0
通算 日本 J3 10 0 10 0
総通算 10 0 10 0

その他の公式戦

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2021 G大阪 22 0 0
2023/24 横浜FM 1 5 0
通算 AFC 5 0

タイトル

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クラブ

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セレッソ大阪U-18
関西学院大学
レノファ山口FC

個人

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  • JFLベストイレブン:1回(2014年)

選抜歴

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  • 2011年 関西大学選抜

出典

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  1. ^ a b c d 安藤隆人 (2018年4月21日). “J2の首位を走るファジアーノ岡山。守護神・一森純はCBとの二刀流!?”. Number Web. 文藝春秋. 2018年4月21日閲覧。
  2. ^ [高校MOM 43]C大阪U-18GK一森純(3年) 死闘に決着つける好守”. ゲキサカ. 講談社 (2009年8月1日). 2014年11月10日閲覧。
  3. ^ 一森純”. 関西学院大学サッカー部. 2014年11月10日閲覧。
  4. ^ 一森純選手 加入のお知らせ』(プレスリリース)レノファ山口FC、2014年2月http://www.renofa.com/news/index.php?mod=news&act=detail&no=5102014年11月10日閲覧 
  5. ^ 海外遠征 (2014)”. 日本フットボールリーグ. 2014年12月11日閲覧。
  6. ^ 岸田選手、一森選手ベストイレブン選出のお知らせ』(プレスリリース)レノファ山口FC、2014年12月10日http://www.renofa.com/news2014/1210.html2014年12月11日閲覧 
  7. ^ “岡山、渡邊と竹田の契約を更新…山口GK一森の完全移籍加入も発表”. サッカーキング. (2016年12月23日). https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20161223/530891.html 2016年12月24日閲覧。 
  8. ^ 一森 純選手 期限付き移籍加入のお知らせ”. 横浜F・マリノス (2023年2月21日). 2023年2月21日閲覧。
  9. ^ 一森 純選手 期限付き移籍から復帰のお知らせ”. ガンバ大阪オフィシャルサイト. 2023年12月28日閲覧。
  10. ^ 町田vsG大阪 スタメン発表”. ゲキサカ (2024年2月24日). 2024年4月6日閲覧。
  11. ^ 2024Jリーグ優秀選手賞にガンバ大阪から4名の選手が選出”. ガンバ大阪オフィシャルサイト. 2024年12月9日閲覧。
  12. ^ G大阪の失点61→35に激減…電撃移籍1年目でフルタイム出場、再建の立役者DF中谷進之介「覚悟を持ってやり続けた」”. 2024年12月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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