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ロード・トゥ・ルーイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ロード・トゥ・ルーイン』
ラモーンズスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク メディア・サウンド[1]
ジャンル パンク・ロック
時間
レーベル サイアー・レコード
プロデュース トミー・ラモーンエド・ステイシアム英語版
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 25位(スウェーデン[4]
  • 32位(イギリス[5]
  • 103位(アメリカ[6]
  • ラモーンズ アルバム 年表
    ロケット・トゥ・ロシア
    (1977年)
    ロード・トゥ・ルーイン
    (1978年)
    イッツ・アライヴ
    (1979年)
    テンプレートを表示

    ロード・トゥ・ルーイン』(Road to Ruin)は、アメリカ合衆国パンク・ロックバンドラモーンズ1978年に発表した4作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    1978年にオリジナル・ドラマーのトミー・ラモーンが脱退し、マーキー・ラモーンが後任として加入したが、トミーは本作でも共同プロデューサーとして貢献した[7]。「ニードルズ&ピンズ」は、サーチャーズによるヒットで知られる曲のカヴァーである[2]

    反響

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    アメリカでは11週にわたりBillboard 200入りしたが、前作『ロケット・トゥ・ロシア』(1977年)に続くトップ50入りは果たせず、最高103位に終わった[6]。イギリスでは先行シングル「ドント・カム・クローズ」が全英シングルチャートで39位に達し、本作は全英アルバムチャートで32位に達して、バンド初の全英トップ40アルバムとなった[5]

    評価・影響

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    ロバート・クリストガウは、1978年10月30日付の『ヴィレッジ・ヴォイス』紙のレビューで本作にAを付け、月間の推薦盤として挙げ「他の偉大なグループと同様、ラモーンズも常に最高傑作を作り続けている」と評した[3]。また、Tim Sendraはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「過去のアルバムにおける生々しいパワーが幾分失われた代わりに、感情表現の深みが増した」と評している[2]。Ultimate Classic Rockの2017年の企画「Ramones Albums Ranked Worst to Best」では14作中4位となり「ラジオでの受けを狙って、より伝統的な音作りに走った。その試みはうまくいったとは言えない。とはいえ、『ロード・トゥ・ルーイン』には、"I Wanna Be Sedated"や"I Just Want to Have Something to Do"といった、グループの中でも特に愛すべき曲も含まれている」と評されている[8]

    バッド・ブレインズのバンド名は、本作収録曲「バッド・ブレイン」に由来している[9]

    収録曲

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    特記なき楽曲はラモーンズ作。

    1. サムシング・トゥ・ドゥ - "I Just Want to Have Something to Do" - 2:41
    2. アイ・ウォンテッド・エヴリシング - "I Wanted Everything" - 3:18
    3. ドント・カム・クローズ - "Don't Come Close" - 2:44
    4. アイ・ドント・ウォント・ユー - "I Don't Want You" - 2:26
    5. ニードルズ&ピンズ - "Needles & Pins" (Sonny Bono, Jack Nitzsche) - 2:21
    6. アイム・アゲインスト・イット - "I'm Against It" - 2:07
    7. アイ・ウォナ・ビー・シデイテッド - "I Wanna Be Sedated" - 2:29
    8. ゴー・メンタル - "Go Mental" - 2:42
    9. クエスチョニングリー - "Questioningly" - 3:21
    10. シーズ・ザ・ワン - "She's the One" - 2:13
    11. バッド・ブレイン - "Bad Brain" - 2:25
    12. イッツ・ア・ロング・ウェイ・バック - "It's a Long Way Back" - 2:22

    2001年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. アイ・ウォント・ユー・アラウンド(エド・スタシアム・ヴァージョン) - "I Want You Around (Ed Stasium Version)" - 3:02
    2. ロックン・ロール・ハイ・スクール(エド・スタシアム・ヴァージョン) - "Rock 'N' Roll High School (Ed Stasium Version)" - 2:20
    3. ブリッツクリーグ・バップ/ティーンエイジ・ロボトミー/カリフォルニア・サン/ピンヘッド/シーズ・ザ・ワン(ライヴ) - "Blitzkrieg Bop/Teenage Lobotomy/California Sun/Pinhead/She's the One (Live)" (Ramones / Henry Glover, Morris Levy) - 11:00
    4. カム・バック、シー・クライド(デモ) - "Come Back, She Cried A.K.A. I Walk Out (Demo)" - 2:21
    5. イェー、イェー(デモ) - "Yea, Yea (Demo)" (Joey Ramone) - 2:08

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ 2001年リマスターCD (R2 74308)英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b c Sendra, Tim. “Road to Ruin - Ramones - Album”. AllMusic. 2024年7月25日閲覧。
    3. ^ a b Christgau, Robert. “Consumer Guide Oct.30, 1978”. 2024年7月25日閲覧。
    4. ^ swedishcharts.com - Ramones - Road To Ruin
    5. ^ a b RAMONES songs and albums | full Official Chart history
    6. ^ a b The Ramones - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2024年7月25日閲覧。
    7. ^ Sweeting, Adam (2014年7月13日). “Tommy Ramone obituary”. The Guardian. Guardian News and Media. 2024年7月25日閲覧。
    8. ^ Gallucci, Michael (2017年1月9日). “Ramones Albums Ranked Worst to Best”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2024年7月25日閲覧。
    9. ^ Enis, Eli (2022年5月16日). “15 Greatest Bands Who Got Their Names From Other Artists' Songs”. Revolver. Project M Group. 2024年7月25日閲覧。

    外部リンク

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