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ロケーションビュー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ロケーションビュー
LOCATIONVIEW CO.
種類 株式会社
市場情報 未上場
本社所在地 日本の旗 日本
107-0062
東京都港区南青山二丁目6番18号
設立 2007年平成19年)12月18日
業種 サービス業
事業内容 都市映像データベース(ロケーションビュー)、デューディリジェンスデータベース(土地診断サービス)の販売など
資本金 4億9,000万円
売上高 0円(2012年3月期)
純資産 △2億19百万円(2012年3月期)
総資産 17百万円(2012年3月期)
外部リンク http://www.locaview.com/
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株式会社ロケーションビュー英文社名:LOCATIONVIEW CO.)は、「ロケーションビュー」「土地診断サービス」の企画・開発・販売を行っている。

概要

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株式会社アイディーユー(現:日本アセットマーケティング)とアジア航測株式会社による合弁会社として設立された。事業は主に2つの領域から構成されている。

都市映像データベース(ロケーションビュー)は、都市の街並みを全周囲画像で撮影し、デジタルデータ化したものである。従来の3Dマップ、衛星画像、航空写真などと異なり、実際の歩行者の目線で前後・左右・上下あらゆる方向の映像がインターネット(同社サイト)で見ることができる。2008年9月現在の対象地域は以下のとおりとなっている。

アド・アドレス広告とは、ロケーションビュー上の位置情報に連動した広告サービスで、ロケーションビュー上にあらかじめ設定された場所にユーザーが到達した際に文字情報を表示させることができる。エリア広告とストリート広告の2種類があり一定金額以上で広告掲載をすることができる。

デューディリジェンスデータベース(土地診断サービス)は、GISを応用した不動産調査用のデータベースである。土壌汚染等のリスク診断、地震PML推定などが行えるデータベースとされる。会員制のサイトとして公開されている。

沿革

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  • 2006年4月 - 開発開始(株式会社アイディーユーとアジア航測株式会社による共同開発)。
  • 2006年6月 - 販売開始。
  • 2007年5月 - 土地診断サービス開始。
  • 2007年10月 - 現在のサービスサイトオープン。
  • 2007年12月18日 - 会社設立。
  • 2008年4月 - 資本金を5,000万円から4億9,000万円に増資。
  • 2008年10月 - アド・アドレス広告出稿サイトオープン。
  • 2009年4月 - サービスサイト一般公開中止。
  • 2009年4月15日 - アジア航測株式会社の保有する株式が株式会社アイディーユーに譲渡。それに伴い、アイディーユーの完全子会社となる。
  • 2009年7月31日 - サービスサイトを有料ASPサービスとして再開。
  • 2011年 - 事業停止。
  • 2012年8月29日 - 株式会社ジアース(アイディーユーを社名変更)が全株式を個人に譲渡[1]

提供サービスサイト

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類似サービスとその周辺

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GoogleGoogle ストリートビューと比較されることが多い[2][3][4]ため、ロケーションビュー社のサイトで比較表が用意されている。

公開されているプレゼンテーションによると、サイトで公開されているものはサービスの一部であり、多くは官公庁・地方自治体向けのサービスとして提供されていることが分かる。

プライバシー問題に関しては、ユーザーからの公開質問状とそれらに対する回答がユーザーのサイトで公開されている。

海外に記載されている記事のコメントによれば、記載時点でストリートビューが公開されてからの問い合わせは10件で、クレームの電話はなく、ロケーションビューでプライバシー上の問題により画像が削除されている例はないという。

脚注・出典

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  1. ^ 当社連結子会社の異動(株式譲渡)及び特別利益の計上に関するお知らせ
  2. ^ 週刊プレイボーイ9月1日号「発掘!「ストリートビュー」を先取りした国産ネット地図があった!」、ゲームラボ8月号特集「ロケーションビュー潜入調査」
  3. ^ 第2回ジオメディアサミット
    プレゼン2:「Geo Evolution」:グーグル株式会社
    プレゼン3:「教えて!ロケーションビュー」:株式会社ロケーションビュー
  4. ^ 「Googleストリートビュー」は何が問題か――MIAUがシンポ

外部リンク

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