レナード・ジェームス・ロジャース
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レナード・ジェームス・ロジャース(英: Leonard James Rogers、1862年3月30日 - 1933年9月12日)は、FRSに所属するイギリスの数学者[1]。ロジャースはロジャーズとも書く。ロジャース=ラマヌジャン恒等式やヘルダーの不等式を発見した。ロジャース・アスキー・イスマエル多項式やロジャース・セゲー多項式は彼から名づけられている。
生い立ちと教育
[編集]ロジャースは、ソルロド・ロジャースとアン・レイノルズの次男として、オックスフォードに生まれた。兄はアニー・ロジャースである。彼はベリオール・カレッジで学び、1884年に学士及び音楽学士として、1887年に文学修士として卒業した。
アカデミア
[編集]1885年からウォドム・カレッジ の講師として働き始める[2]。
1888年、リーズ大学の数学教授に抜擢されたが、1919年、体調不良を理由に退職した。
ロジャースは主に微分不変量理論における逆数の研究をした。その後、特殊関数論の道へ進み、ロジャース=ラマヌジャン恒等式を予想した。1920年の後は、幾何学にも興味を持ち、Mathematical Gazetteにフォイエルバッハの定理の拡張であるロジャースの定理や、マルファッティの問題など幾何学の問題を発表した[3][4]。
受賞
[編集]死没
[編集]1933年9月12日、オックスフォードで、71年の生涯を終えた[5]。
出版物
[編集]- Rogers, L. J. (February 1888), “An extension of a certain theorem in inequalities”, Messenger of Mathematics, New Series XVII (10): 145–150, JFM 20.0254.02, オリジナルのAugust 21, 2007時点におけるアーカイブ。. The first paper containing Hölder's inequality.
- Rogers, L. J. (April 12, 1894), “Second Memoir on the Expansion of certain Infinite Products”, Proceedings of the London Mathematical Society, s1 25 (1): 318–343, doi:10.1112/plms/s1-25.1.318, JFM 25.0432.01[リンク切れ] Alt URL. The first paper containing the Rogers–Ramanujan identities.
出典
[編集]- ^ D., A. L. (1934). “Leonard James Rogers. 1862-1933”. Obituary Notices of Fellows of the Royal Society 1 (3): 299–301. doi:10.1098/rsbm.1934.0013. JSTOR 768830.
- ^ Foster, Joseph (1888–1892). . Alumni Oxonienses: the Members of the University of Oxford, 1715–1886 (英語). Oxford: Parker and Co. ウィキソースより。
- ^ 『初等幾何学特選問題』共立社書店、1932年、105,108頁。doi:10.11501/1211458。
- ^ 『近世幾何学』岩波書店、1947年、62,134頁。doi:10.11501/1063410。
- ^ a b “Rogers, Leonard James (1862–1933), mathematician” (英語). Oxford Dictionary of National Biography. doi:10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-35815. 2024年7月17日閲覧。
外部リンク
[編集]O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., “Leonard James Rogers”, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews.