レックス・グロスマン
Rex Grossman | |||||||||||||
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基本情報 | |||||||||||||
ポジション | クォーターバック | ||||||||||||
生年月日 | 1980年8月23日(44歳) | ||||||||||||
出身地 | インディアナ州ブルーミントン | ||||||||||||
身長: | 6' 1" =約185.4cm | ||||||||||||
体重: | 217 lb =約98.4kg | ||||||||||||
経歴 | |||||||||||||
大学 | フロリダ大学 | ||||||||||||
NFLドラフト | 2003年 / 1巡目全体22位 | ||||||||||||
初出場年 | 2003年 | ||||||||||||
初出場チーム | シカゴ・ベアーズ | ||||||||||||
所属歴 | |||||||||||||
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NFL 通算成績 | |||||||||||||
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Player stats at PFR |
レックス・グロスマン(Rex Daniel Grossman III 1980年8月23日-)はインディアナ州ブルーミントン出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはQB。現在フリーエージェント。シカゴ・ベアーズに所属していた2006年シーズンにはチームを第41回スーパーボウルに導いている。
経歴
[編集]プロ入りまで
[編集]ブルーミントン・サウス・ハイスクール時代はチームを2回州のチャンピオンに導いた[1]。
1999年にフロリダ大学に入団後、2年次より先発QBとなり23勝9敗の成績で3年ともチームをボウルゲームに出場させた。2001年のハイズマン賞の投票では61ポイントという史上最少ポイント差でエリック・クラウチに次ぐ2位[2]、AP通信が選ぶ年間最優秀選手となった[3][4]。パス獲得9164ヤードは大学歴代3位、サウスイースタン・カンファレンス歴代5位、77タッチダウンパス成功は大学歴代2位、カンファレンス歴代3位[4]。
シカゴ・ベアーズ
[編集]2003年のNFLドラフトの1巡目22位でシカゴ・ベアーズに指名されて入団した。最初のシーズンは最後の3試合に先発出場し、ベアーズの新人QBとしては22年ぶりのデビュー戦での勝利を記録した[4]。
2004年も開幕から先発QBを任されたが第3週に走り込んでタッチダウンをあげた際に負傷し、残りのシーズンを棒に振った[3][4]。
2005年、プレシーズンゲームでかかとを負傷し長期戦線離脱することとなり、レギュラーシーズンは2試合に出場したのみであったがディビジョナルプレーオフにも先発出場した[3][4]。
2006年、1978年にNFLのレギュラーシーズンの試合数が16に増えて以来チームとしては4人目、キャリア初の16試合先発出場を果たし、1995年のエリック・クレイマーに次ぐチーム歴代2位となる3193ヤードを獲得、23タッチダウン、20インターセプトの成績を残し、チームを第41回スーパーボウルまで導き[3]、ムーシン・ムハマドへのタッチダウンパスをあげるなど、一時リードしたものの、ケルビン・ヘイデンにインターセプトされるなど、インディアナポリス・コルツに敗れた[5]。
2007年も開幕から先発出場したが、第4週から一時控えQBとされ8試合出場に留まった。2008年はカイル・オートンの控えQBとなり、4試合の出場(先発出場は1試合)に留まった。
ヒューストン・テキサンズ
[編集]2008年シーズン終了と共にフリーエージェントとなったが、なかなか去就が決まらず、2009年6月、ヒューストン・テキサンズと契約しマット・ショーブ、ダン・オーロフスキー、アレックス・ブリンクと先発QBの座を争った[6]。この年テキサンズでは1試合、マット・ショーブをリリーフした。
ワシントン・レッドスキンズ
[編集]その後フリーエージェントとなり、2010年3月、テキサンズ時代にも指導を受けたカイル・シャナハンがオフェンスコーディネーターを務めるワシントン・レッドスキンズ[7]と契約した[8]。
この年、ドノバン・マクナブの控えを務め、第15週のダラス・カウボーイズ戦から先発QBに昇格し[9]、最後の3試合では先発QBに昇格した[10]。10月31日のデトロイト・ライオンズ戦では6点差の第4Q残り2分でマクナブと交代したが、カイル・バンデンボッシュにサックされてファンブル、リカバータッチダウンを決められて試合に敗れた[11]。
2011年8月2日、チームと1年契約を結び[12]。ジョン・ベックと先発QBを争うこととなった[13]。開幕戦から先発QBを務めた彼はニューヨーク・ジャイアンツとの開幕戦でパス34回中21回成功、305ヤード、2タッチダウンの活躍を見せた[14]。開幕から連勝[15]、最初の4試合で3勝1敗とチームを前評判以上の成績に導いたが[16]、第6週のフィラデルフィア・イーグルス戦で4インターセプトを喫し[17]、第7週からジョン・ベックに先発の座を渡すこととなった[18][19]。その後第11週のダラス・カウボーイズ戦より先発に復帰[20]、第4Q終盤同点TDを決めたがオーバータイムの末敗れ、連敗を止めることができなかった[21]。この年13試合に出場し、3,151ヤードを獲得、16TD、リーグで3番目に多い20INTを許した[22]。2012年3月、レッドスキンズと契約を1年延長した[23]。2013年4月3日にもレッドスキンズと1年契約を結んだ[24]。この年彼は、ロバート・グリフィン3世、カーク・カズンズに続く第3QBとしてロースターに残った[25]。
クリーブランド・ブラウンズ
[編集]2014年8月12日にクリーブランド・ブラウンズと契約を結んだが、8月31日に解雇された[26]。その後、ブラウンズは、ジョニー・マンジール、ブライアン・ホイヤーが負傷したブラウンズと12月22日にベテラン最低保証額となる1週間53,529ドルのオファーを受けたが家族とともにパームビーチでクリスマス休暇を過ごすことを選んだ[27]。
アトランタ・ファルコンズ
[編集]2015年8月26日、アトランタ・ファルコンズと1年契約を結んだ[28]。プレシーズンゲーム第4週に出場し、パス9回中4回成功41ヤードに終わり、9月4日に解雇された[29]。
年度別成績
[編集]レギュラーシーズン
[編集]年度 | チーム | 試合 | パス | ラン | ファンブル | |||||||||||||
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出場 | 先発 | 先発出場 試合勝敗 |
成功 回数 |
試投 回数 |
成功 確率 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
TD | Int | レイテ ィング |
試行 回数 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
TD | ファンブル | ロスト | ||
2003 | CHI | 3 | 3 | 2-1-0 | 38 | 72 | 52.8 | 437 | 6.1 | 2 | 1 | 74.8 | 3 | −1 | −0.3 | 0 | 3 | 0 |
2004 | CHI | 3 | 3 | 1-2-0 | 47 | 84 | 56.0 | 607 | 7.2 | 1 | 3 | 67.9 | 11 | 48 | 4.4 | 1 | 2 | 2 |
2005 | CHI | 2 | 1 | 1-0-0 | 20 | 39 | 51.3 | 259 | 6.6 | 1 | 2 | 59.7 | 0 | 0 | 0.0 | 0 | 0 | 0 |
2006 | CHI | 16 | 16 | 13-3-0 | 262 | 480 | 54.6 | 3,193 | 6.6 | 23 | 20 | 73.9 | 24 | 2 | 0.1 | 0 | 8 | 5 |
2007 | CHI | 8 | 7 | 2-5-0 | 122 | 225 | 54.2 | 1,411 | 6.3 | 4 | 7 | 66.4 | 14 | 27 | 1.9 | 0 | 6 | 3 |
2008 | CHI | 4 | 1 | 0-1-0 | 32 | 62 | 51.6 | 257 | 4.1 | 2 | 2 | 59.7 | 3 | 4 | 1.3 | 2 | 0 | 0 |
2009 | HOU | 1 | 0 | 3 | 9 | 33.3 | 33 | 3.7 | 0 | 1 | 5.6 | 3 | 9 | 3.0 | 0 | 1 | 0 | |
2010 | WAS | 4 | 3 | 1-2-0 | 74 | 133 | 55.6 | 884 | 6.6 | 7 | 4 | 81.2 | 3 | 6 | 2.0 | 0 | 4 | 4 |
2011 | WAS | 13 | 13 | 5-8-0 | 265 | 458 | 57.9 | 3,151 | 6.9 | 16 | 20 | 72.4 | 20 | 11 | 0.6 | 1 | 8 | 6 |
Career | 54 | 47 | 25-22-0 | 863 | 1,562 | 55.2 | 10,654 | 6.5 | 56 | 60 | 71.4 | 81 | 106 | 1.3 | 4 | 32 | 25 |
ポストシーズン
[編集]年度 | チーム | 試合 | パス | |||||||
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成功 回数 |
試投 回数 |
成功 確率 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
TD | Int | レイテ ィング | |||
2005 | CHI | 1 | 17 | 41 | 41.5 | 192 | 4.7 | 1 | 1 | 54.1 |
2006 | CHI | 3 | 52 | 92 | 56.5 | 591 | 6.4 | 3 | 3 | 73.2 |
Total | 4 | 69 | 133 | 51.9 | 783 | 5.9 | 4 | 4 | 67.3 |
人物
[編集]- グロスマンは好不調の波が激しいことがこれまで指摘されており、2006年シーズンはマーク・バルジャーに次いで先発した7試合でQBレーティングが100を越えた試合があった[3]。
- ベアーズ史上プレーオフでのパス獲得783ヤードはジム・マクマーンに次ぐ歴代2位。
- 祖父のレックス・グロスマン・シニア、叔父のテリー・コールは共にボルチモア・コルツでプレーした[1]。
脚注
[編集]- ^ a b 渡辺史敏 (2007年1月30日). “同郷対決? ファンにジレンマ”. 朝日新聞. 2012年7月14日閲覧。
- ^ JOSEPH DUARTE (2008年12月13日). “Oklahoma QB Bradford wins Heisman Trophy”. ヒューストン・クロニクル. 2012年2月25日閲覧。
- ^ a b c d e Rex Grossman シカゴ・ベアーズHP
- ^ a b c d e Rex Grossman - Biography ヒューストン・テキサンズHP
- ^ “第41回スーパーボウル”. NFL JPAAN. 2011年8月3日閲覧。
- ^ “QBグロスマン、新天地テキサンズで先発復帰に意欲”. NFL JAPAN (2009年6月16日). 2011年8月29日閲覧。
- ^ “レッドスキンズのTEクーリー、「攻撃陣を率いるのはシャナハンOC」”. NFL JAPAN (2011年6月2日). 2011年8月3日閲覧。
- ^ “レッドスキンズ、ベテランQBグロスマンを獲得”. NFL JAPAN (2010年3月18日). 2010年3月18日閲覧。
- ^ “レッドスキンズ、QBマクナブを控えに降格”. NFL JAPAN (2010年12月18日). 2011年8月3日閲覧。
- ^ “代役探しは困難? 引き留めるべきFAたち”. NFL JAPAN (2011年6月15日). 2011年8月3日閲覧。
- ^ 近藤祐司 (2010年11月5日). “波紋を呼んだ交代劇、レッドスキンズの命運はいかに!?”. NFL JAPAN. 2011年8月3日閲覧。
- ^ “QBグロスマンがレッドスキンズ残留、先発QBに意欲”. NFL JAPAN (2011年8月3日). 2011年8月3日閲覧。
- ^ “先発争いで成長、レッドスキンズQB陣に相乗効果”. NFL JAPAN (2011年6月19日). 2011年8月3日閲覧。
- ^ “レッドスキンズ好発進、攻守まとまり同地区ジャイアンツに快勝”. NFL JAPAN (2011年9月12日). 2011年11月27日閲覧。
- ^ “好調レッドスキンズ、「WR陣はリーグ最高」とQBグロスマン”. NFL JAPAN (2011年9月23日). 2011年11月27日閲覧。
- ^ “【第6週プレビュー】4連敗イーグルス、正念場の同地区対決”. NFL JAPAN (2011年10月13日). 2011年10月21日閲覧。
- ^ “イーグルス連敗ストップ、レッドスキンズは4INTで自滅”. NFL JAPAN (2011年10月17日). 2011年10月21日閲覧。
- ^ “レッドスキンズ、先発QBをベックへ交代”. NFL JAPAN (2011年10月20日). 2011年10月21日閲覧。
- ^ “QBグロスマン、パンサーズ戦は点滴受けながらTV観戦”. NFL JAPAN (2011年10月26日). 2011年11月27日閲覧。
- ^ “【第11週プレビュー】上り調子のカウボーイズ、必勝期す同地区対決”. NFL JAPAN (2011年11月17日). 2011年11月27日閲覧。
- ^ “カウボーイズがOT制して3連勝、レッドスキンズ6連敗”. NFL JAPAN (2011年11月21日). 2011年11月27日閲覧。
- ^ “レッドスキンズ、マニング争奪戦に参加か”. NFL JAPAN (2012年1月31日). 2012年2月6日閲覧。
- ^ “QBグロスマン、1年契約でレッドスキンズ残留”. NFL JAPAN (2012年3月18日). 2012年3月20日閲覧。
- ^ “Rex Grossman, Pat White have deals”. ESPN (2013年4月3日). 2013年4月14日閲覧。
- ^ David Haugh (2013年10月16日). “Grossman embraces elder statesman role with Redskins”. シカゴ・トリビューン. 2015年10月8日閲覧。
- ^ Josh Alper (2014年8月31日). “Browns cut Rex Grossman”. NBCスポーツ. 2015年10月8日閲覧。
- ^ “ベテランQBグロスマン、ブラウンズからの緊急オファーを拒否”. NFL JAPAN (2014年12月23日). 2015年10月8日閲覧。
- ^ Conor Orr (2015年8月26日). “Rex Grossman signs with Atlanta Falcons”. nfl.com. 2015年10月8日閲覧。
- ^ Darin Gantt (2015年9月4日). “Falcons clearing the decks at QB, cutting Rex Grossman and T.J. Yates”. NBCスポーツ. 2015年10月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference
- レックス・グロスマン - IMDb
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